前話の復習
ダービーとオークス -9話-
オークスは1779年にイギリスの第12代ダービー伯爵エドワード・スミス・スタンリーが自身と友人が所有する牝馬同士のレースを行ったのがレースの始まりである。
領地の名にちなんでオークスと名付けられた。そして翌年の1780年に牡馬によるダービーが開催された。現在、イギリスのダービーとオークスは6月にエプソム競馬場にて開催される。
日本ではダービーは1932年から目黒競馬場で開催され、オークス(優駿牝馬)は鳴尾浜競馬場(阪神競馬場)にて1938年から開催され、(1865年からオークスとも呼ばれる)、現在は両レースとも5月に東京競馬場で開催される。
特に、ダービーについては、世界においても、日本においてもホースマンにとって特別なレースである。
日本の第1回ダービー馬はワカタカである。ちなみに、ワカタカはサラブレッドではなくサラブレッド系(サラ系)であった。
サラ系とは純粋なサラブレッドではなく、アラブ血統が25%未満含まれる馬である。
そして、牡馬においては、皐月賞、ダービー、菊花賞を制する3冠、牝馬においては桜花賞、オークス、秋華賞を制する3冠が3冠馬としての称号が与えられる。
過去に3冠馬とを制した牡馬が、セントライト(1941年)、シンザン(1964年)、ミスターシービー(1983年)、シンボリルドルフ(1984年)、ナリタブライアン(1994年)、ディープインパクト(2005年)、オルフェーブル(2011年)、コントレイル(2020年)の8頭である。
牝馬3冠馬はメジロラモーヌ(1986年、当時秋華賞はなく、エリザベス女王杯を制する)、スティルインラブ(2003年)、アパパネ(2010年)、ジェンティルドンナ(2012年)、アーモンドアイ(2018年)、デアリングタクト(2020年)の6頭である。
この中でも、私の記憶に残っている馬は、1994年のナリタブライアン以降である。
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