【後妻業】を手短にご紹介 | 海に落ちたドラマノート

おすすめ度：77点（まあまあ）

　後妻業は2019年冬、フジ系、毎週火曜夜9時に放送されました。主演は木村佳乃さんと木村多江さんです。後妻業が悪いかどうかドラマの最後にはどうでもよくなってました。関西弁を演技する木村佳乃さんに話題が集まりました。

後妻業とは

後妻業がやるべきことは、遺書を書かせてそれを公正証書にする事です。公正証書とは公証人法に基づいて、法務大臣に任命された公証人が作成する公文書です。このドラマでは、新井欽司（河本純一）行政書士がブライダル微祥から多額の依頼金を受けて、公証人となっています。「公正証書」には証明力があり、執行力を有しており、安全性や信頼性に優れています。

後妻業は詐欺とは違って、合法的に進められるので、なかなか法で裁けません。ですが、大事なことは、結婚相手に早く亡くなってもらわなければならい事。亡くならない事にはお金は手に入りません。早くお金を手に入れて次のカモを探さなければ商売にならない。そこで、犯罪が起きる可能性が高まります。拾った正義と平和　より引用

他の主な出演者（敬称略）は、高橋克典、葉山奨之、長谷川朝晴、篠田麻里子、平山祐介、田中道子、河本準一、浜田マリ、とよた真帆、泉谷しげる、伊原剛志です。

内容
登場人物
相関図
ドラマを見終えて
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内容

中瀬朋美（木村多江）の父親の中瀬耕造（泉谷しげる）が武内小夜子（木村佳乃）と結婚式を挙げところから始まりました。耕造が結婚相談所の「ブライダル微祥」に余生を共に過ごす伴侶を求めに登録してきたところで、後妻業の元締めである柏木亨（高橋克典）の目に留まり、小夜子が耕造に近づき結婚しました。

そして、しばらくして耕造は亡くなり、朋美は父親が小夜子と結婚し公正証書も書かれていたことに不審に思い、興信所に相談しようとインターネットで調べると見覚えのある名前がありました。依頼してみると、学生時代に同級生だった元大阪府警の本多芳則（伊原剛志）でした。ここから「朋美＆本多」vs「小夜子&柏木」の駆引き、バトルが始まりますが、様相はどんどん変わっていきます。

最初は父親の財産を小夜子に奪われた朋美が、財産を返してもらうことが目的でしたが、物語が進むにつれて状況が変化していきます。物語の途中では朋美にとってお金なんかどうでもいい、小夜子に負けたくない。と心境が変わります。後半になると朋美は小夜子の生い立ちを知り、小夜子も朋美の状況を知り、お互いの心が近づいていきます。

本多は大阪府警時代の後輩である橋口刑事（平山祐介）の助けを借りて、柏木＆小夜子を追いつめます。その間に柏木&小夜子は次々と後妻業を営んでいきます。柏木、小夜子、朋美、本多の4人の関係はどんどん近づいていきます。

物語終盤では暴力団・船山組が登場します。この船山組の登場によって、4人の関係は同盟に代わりました。この4人に本田の警官時代の後輩である橋口刑事が加わって5人で船山組から大金を奪います。最後のどんでん返しは見事な作戦でした。気が付けばみんなで仲良くぼろもうけで話は終わりました。

登場人物

武内小夜子 – 木村佳乃

武内小夜子（たけうち・さよこ）は高齢男性を狙った後妻業として、表向きは結婚相談所のブライダル微祥で働いています。バリバリの関西弁です。これまでに、3人の男との入籍・除籍を繰り返す後妻業のプロだが、小夜子は身寄りがない高齢男性の気持ちを理解している。弟の博司（葉山奨之）がいるが本当は自分の子供である。表向きは派手好で、高価な宝石やブランドものに目がない女性だが、素直なところもあり憎めない性格です。根はやさしく、不幸な生い立ちを持ちます。

中瀬朋美 – 木村多江

中瀬朋美（なかせ・ともみ）は小夜子が後妻業として結婚した中瀬耕造（泉谷しげる）の次女です。内縁のパートナーである佐藤司郎（長谷川朝晴）と東京で建設設計事務所を共同経営しています。耕造が入院したことで、小夜子と耕造が結婚したことを知り、明らかに怪しい小夜子の調査をします。子供のころから負けん気が強く、知的な女性です。仕事が忙しくなり、実家の大阪に戻ることが少なくなっちたので、耕造の結婚のことも気づきませんでした。