【10の秘密】を手短にご紹介｜山小屋火事の真相は？娘の誘拐事件で家族の秘密が明らかになっていく！

事務所を出た圭太は瞳が中学校にいるかもしれないと、学校に電話をするが、瞳は学校を休んでいた。

圭太は瞳が通うオリビア女学園に行き、担任と瞳の友人である泉崎真衣（河村花）と話す。そこで最近の瞳の生活ぶりを聞くのだが、

瞳が2ヶ月ほど前から部活に来ていなく、塾も辞めていたことに、圭太は何がどうなっているのかわからなくなる。

圭太の母親・純子（名取裕子）がなじみの蕎麦屋”いしかわ”で、石川菜七子（仲里依紗）と出会い、瞳が誘拐されたと話す。

圭太と菜七子は手掛かりを探すために、瞳の部屋にあるノートパソコンを開こうとするが、パスワードが分からない。圭太は思い当たる番号を入れ、最後に、由貴子の誕生日「0407」を入れると、パソコンが開いた。

圭太は瞳が嫌っている由貴子の誕生日をパスワードにしていることに驚く。瞳のSNSの投稿を見ると、相談相手がいないと書いてあり、ピアノを弾く男性と映る写真があった。

圭太とに犯人から電話が入り、圭太と菜七子が家の外に出ると、玄関先に瞳のスマホとバイオリンのケースを見つける。

次の日、圭太は会社を休んで、由貴子のタワーマンションにと、由貴子の恋人という宇都宮竜二（渡部篤郎）と会う。宇都宮は由貴子が顧問弁護士をしていた帝東建設の社員でもある。

圭太は宇都宮と一緒に由貴子の部屋に入る。宇都宮は由貴子の生活はすべて偽りで、セレブとの付き合いも単なる見栄だという。

収入はかなりあったはずなのに、テーブルには督促状の山があった。宇都宮は投資で大きな損失を出していたと話し、由貴子が10年前の件で誰かに脅されていたと話すと、圭太は10年前の小屋が燃えいる場面を思い出す。

圭太は由紀子が育った街に行き、由貴子が「恵まれた環境で育った人とはスタートが違うから100倍も、1000倍も頑張らないと。上に行きたい、もう誰にも馬鹿にされないぐら上に」と話していたことを思い出していた。

夜、圭太が家に帰ると、菜七子が瞳の友人・真衣を連れてきていた。菜七子が真衣にピアノの男の画像を見せるが真衣は誰か知らない。

しかし、真衣は瞳から”つばさ”という名前を聞いた事があり、「お父さんはすごく大事な秘密を隠している」と言っていたとことも話す。

圭太には心当たりがあるが、菜七子には話さない。昔、圭太には由貴子と墓場まで持っていくと約束をした件がある。

帝東建設株式会社では、長沼社長（佐野史郎）も由貴子の行方を宇都宮に探させていた。長沼は「由貴子は帝東建設のことを知りすぎた」とつぶやく。

宇都宮の部下である磐城（高島豪志）が死んだ矢吹のマンションの監視カメラに、3日前に映っていた由貴子の画像を宇都宮に見せると、宇都宮は由貴子はまだ近くにいると確信する。

帝東建設では社員が過労死を苦に自殺をしていた。

3日目。圭太が由貴子を探していると、スマホに着信が入り、犯人からだと思って圭太がであると、由貴子からの電話であった。

圭太が瞳の誘拐のことを話すと、由貴子は「犯人の心当たりがある、私が瞳を助けに行く」と圭太に話す。由貴子は圭太の近くから電話していて、2人の目が合う。

船の爆破で死んだと思われた仙台由貴子（仲間由紀恵）が生きていた。圭太は警察から由貴子が生きている事を聞いて、偽装パスポートを取りに来るために必ず接触してくると考えている。圭太は瞳を純子（名取裕子）に預けて、由貴子と最後の勝負にでる。

伊達翼（松村北斗）は母親を見殺しにした長沼（佐野史郎）を許さない。新聞記者の只見（長谷川朝晴）に長沼の自供を記録したボイスレコーダーを渡しているが、只見が長沼に確認すると、殺害を認めない。

また、帝東建設の偽装建築を告発しよう考えていた圭太が見つけた孫請け業者は帝東建設に買収されていた。

長沼の牙城を崩せない2人だが、宇都宮隆二（渡部篤郎）が長沼に切り札を出す。自殺した矢吹の手帳とUSBメモリーである。

この2つを宇都宮に提示された長沼は帝東建設を守るために自首することを決意。報道陣に囲まれて出頭する長沼は翼に謝る。

二本松（遠藤雄弥）が警察に捕まり、1人になった由貴子は圭太と工場跡地で2人で会うことになる。そこで圭太は10年前の火事の秘密を知る。

＜10年前の火事＞

10年前の別荘地の火事は4才の瞳のランタンが原因で起きた。その火事で翼の母・岩瀬夏子は亡くなった。

しかし、その時、夏子は別荘で不倫関係にあった長沼と別れ話で口論になって、口論の末、夏子は倒れて頭を打ち意識を失った。

長沼は火の手が別荘に迫っているのを見て逃げ出したが、倒れたままの夏子はそのまま火事で亡くなった。

由貴子は顔に血が付て逃げる長沼を偶然見つけていた。由貴子は長沼が帝東建設の次期社長候補であることを知っていた。

その後、火事で女性が1人亡くなったことを知った圭太は瞳のために火事の事は2人の秘密にしようと由貴子に持ち掛けると、由貴子は圭太の願いを聞き入れた。

そして、由貴子は長沼と会い、長沼が夏子の死亡に関わっていた事を秘密にする代わりに帝東建設の顧問弁護士になった。

圭太は由貴子と長沼の事は知らなかった。

こうして、2人の間に溝が出来て、上を目指す由貴子は圭太と別れることになる。

ある時長沼は由貴子がまた脅迫してくるかもしれないと考え、由貴子に契約の打ち切りを宣告した。

すると、由貴子は帝東建設の偽装建築を利用して大金を手に入れて別人となろうとして、圭太や瞳（河村花）を巻き込んだ。

圭太は由貴子の話を聞くと、由貴子がこの道を選んだのは自分の責任だと考える。圭太は由貴子に偽装パスポートを渡し由貴子を逃がす。由貴子は6億円手に入れる予定だったが、3億円しか手に入れる事しかできなかった。しかし、新しい人生を歩むには充分である。

圭太は警察に由貴子と会ったこと逃がしたことは話していない。新たなる2人の秘密が出来た。

圭太は瞳と元の暮らしに戻る。