評価:95点(見てほしい)
ズバッと内容:バトルファイト!苦悩のジョーカーとライダーたち!
仮面ライダー剣(ブレイド)は2004年1月~2005年1月に全49話で放送された平成仮面ライダー4作目となる仮面ライダーです。トランプをモチーフに、カードバトルを展開!怪人・アンデッドをカードに封印!4人の仮面ライダーの運命が描かれ、最後に主人公の剣崎一真(椿隆之)がとった驚きの行動に注目!
仮面ライダー剣はこれだ!
仮面ライダー剣は主人公の剣崎一真(椿隆之)が変身します。剣のようなマスクにも見えますが、トランプのスペードにも似ています。この物語ではトランプ要素も含まれていて、両方のイメージの仮面ライダーになっています。
フォームについて
<ジャックフォーム>
怪人・アンデッドをカードに封印していくとこんな派手なジャックフォームにもなる。このフォームでは空を飛ぶことが出来ます。
<キングフォーム>
さらに怪人・アンデッドを封印したカードを集めると、最強のキングフォームになります。しかし、このキングフォームは両刃の刃!長い間変身していると、自分もアンデットになってしまう。アンデッドになると、人間の姿になる事はできますが、血が緑色になります。
変身シーン
ベルトのバックルをお腹に当てると、トランプ模様のベルトが腰に巻かれ、カード(カテゴリーエース)をバックルに入れてると、目の前に光の壁が出来ます。その壁を通ると変身します。バイクに乗ったままでも変身できるのでとても便利でカッコいい!
仲間?敵?の仮面ライダー
この物語では剣以外の仮面ライダーも登場するのでご紹介します。これから紹介する仮面ライダーは基本的には味方なのですが、物語の途中で剣や仲間たちの間で戦うことがあります。それぞれ考え方が異なるライダーです。
仮面ライダーギャレン
こちらの画像は仮面ライダーギャレンのジャックフォームです。トランプのダイヤがモチーフです。仮面ライダーギャレンは橘朔也が変身します。橘は剣と同じBOARD(人類基盤史研究所)に所属していて、剣の先輩です。
仮面ライダーカリス
トランプのハートがモチーフです。仮面ライダーカリスは相川始が変身します。相川始はアンデッドの1人で、トランプのジョーカーです。アンデッドの中でも特別な位置づけですがカテゴリーエースを持つことで仮面ライダーに変身します。人間の敵?味方?どっちだろう。キングフォームもカッコいいのでご紹介します。
どことなく、元祖戦隊もののゴレンジャーの赤レンジャーとももレンジャーを足した感じに目るのは私だけでしょうか。
仮面ライダーリンゲル
トランプのクローバーがモチーフです。仮面ライダーリンゲルは上城睦月が変身します。睦月は普通の高校生でしたが、カテゴリーエースのクローバーから睦月に近づき仮面ライダーになりました。睦月はカテゴリーエースに操られながらも、仮面ライダーとして成長していきます。リンゲルだけはこのフォームで最後まで戦いました。普通の人が仮面ライダーになったもそう簡単にはいかないのでしょう。
怪人の紹介
仮面ライダー剣では怪人がいくつか登場しますので、ご紹介します。
アンデッド(一般)
ごく一般のアンデッドで自分以外のものを敵とみなす。お互いが戦い合い、人も襲うが、戦闘能力は高くない。
上級アンデッド
トランプでいうJ、Q,Kに属するアンデッドで人間の姿になれる。戦闘能力が高く、仮面ライダーがカードに封印すると大きな戦力アップになる。上級アンデッドは人間のような思考を持ち、戦いについて自分の意志を持つ者もいる。
ジョーカー
仮面ライダーカリスの変身者の相川始の本来の姿。バトルファイトでジョーカーが生き残ると世界が破滅すると言われており、実際、物語では一旦ジョーカーが勝者となったために、ダークローチという、ジョーカーの戦闘員が大量に発生していて人々を恐怖に落とし込んだ。
トライアルシリーズ
天王寺や広瀬によって作り出された人造アンデッド。複数のアンデッドを合成させた合成アンデッドや、合成アンデッドの上級としてすべてのアンデッドのデータと細胞を人工的に融合させて作り出された人造アンデッドがいる。
ストーリー
1万年前、地上では52種の生き物の種族とジョーカーが種の繁栄をかけて闘いました(バトルファイト)。戦いに負けた種族はカードに封印されます。そして、最後に生き残った種族が自分たちのやりたいように地球を支配します。
この戦いで勝ち残ったのがヒューマンアンデッドでした。今人間が繁栄しているのはこの戦いに勝ったからである。戦ったのは各種族のアンデッドで、アンデッドは死なないのでカードに封印されてカード使用者の力となります。
そして、現代、人類基盤史研究所(通称:BOARD)が不死の力を手に入れようとアンデッドの研究をします。BOARDの広瀬義人によって封印されたカードからアンデッドが出現してバトルファイトが始まります。
BOARDではアンデッドを封印するシステムとして、ライダーシステムを開発します。BOARDに所属する橘朔也(仮面ライダーギャレン)と剣崎一真(仮面ライダー剣)は仮面ライダーとなってアンデッドを封印します。
<序盤>
BOARDがアンデッドに襲われて破壊されます。そこで、研究員の広瀬栞はBOARDの機材を運び出して、白井虎太郎の家に本拠地を構えます。そこにはアパートから追い出されて行き場をなくした剣崎も居候していました。
一方、虎太郎の姉の栗原遥香と娘の天音が暮らす喫茶店・JACARANDAに相川始が居候しています。遥香の夫である栗原晋は雪山で亡くなっています。相川始は晋からもらった遥香や天音が写っている家族写真を持っています。そして、虎太郎で繋がり、剣崎は相川と出会います。しかし、間もなく、剣崎は相川が仮面ライダーカリスであるとともにアンデッドであることを知ります。
そして、高校生の上城睦月の元へクローバーのカテゴリーエースが近づきます。睦月は仮面ライダーリンゲルとなりますが、カードの中に封印されたアンデッドに支配されていきます。普通の高校生だった睦月が凶暴になっていきます。
<中盤>
4人のライダーがそれぞれの思惑を持って、現れるアンデッドを封印していきます。時にはライダー同士の戦いになる事もあります。そして、アンデッドも徐々に強力なものになります。上級アンデッドの封印委は手こずりますが、封印は進行していきます。
そして、すべてのアンデッドを封印するとどうなるのか?最後に53体目のアンデッドであるジョーカーが勝ち残ると世界が破滅すると言われています。1万年前の戦いではヒューマンアンデッドがジョーカーに勝ったために世界は滅びず、人間が繁栄しました。
しかし、今回はすでにヒューマンアンデッドはジョーカー(相川)に封印されており、そのヒューマンアンデッドの力で人間になろうとしているジョーカーが相川の姿になっています。
剣崎、橘、睦月は相川をどうするのか考えながら、相川を仲間として受け入れていきます。しかし、アンデッドの中でジョーカー(相川)が最後に残れば世界が破滅するジレンマに駆られていきます。
さらに、死んだと思われていた広瀬義人が生きて、研究を続けていました。広瀬は人造アンデッドであるトライアルシリーズを作っています。さらに、広瀬の背後には世界を自分のものにしようとする天王寺博史もいます。この戦いは天王寺のたくらみで始まったことが分かります。
<終盤>
剣崎達は相川を封印するかどうかを迷いながら広瀬や天王寺が作り出した人造アンデッドを倒していきます。天王寺は最後に人造アンデッドと同化して最後に生き残り、世界を手に入れようとしますが、仮面ライダー剣(剣崎)に倒されます。
最後に残った上級アンデッドも倒し、ジョーカーが勝者となります。
すると、封印の石から大量のダークローチが現れ、世界を破滅へと導きます。人々は家から出られなくなりますが、それでも、生き残った剣崎と睦月はライダーとなって無限増殖するダークローチを倒します。ダークローチは強くはないが数が多すぎます。剣崎は仮面ライダー剣のキングフォームとなって戦い続けます。
これには剣崎の考えがありました。キングフォームで戦い続けると剣崎もアンデッドになります。そして、期が熟したところでジョーカーとの戦いに臨みます。ジョーカーの周りにも数えきれないダークローチがいますが、剣崎は戦い続けジョーカーとの戦いになります。
街中ではダークローチが暴れまわり、天音たちも襲われますが、突然、ダークローチが消滅します。その時、剣崎がアンデッドになっていました。相川との戦いの最中にアンデッド(新しいジョーカー)になった剣崎は戦いを止め、相川の前から去っていきます。
アンデッドが2体になったことで封印の石はバトルファイトが再会したと判断していました。バトルファイトが終わらない限り世界の破滅にはならない。これが剣崎の狙いでした。剣崎の姿はありませんが、街には平穏がおとずれて物語は終了します。
登場人物の紹介
剣崎一真 – 椿隆之
椿隆之さんは仮面ライダー剣に変身する主人公・剣崎一真を演じます。剣崎は人類基盤史研究所(BOARD)に所属するライダーです。始めは頼りなさそうでしたが戦いを通じて強くなり、強い意志も持ちます。最後には自分を犠牲にして人類と仲間を救います。
相川始 – 森本亮治
森本亮治さんは仮面ライダーカリスに変身し、アンデッドのジョーカーにもなる相川始を演じます。相川は無口な男ですが、栗原天音から物凄く好かれています。自分の中のジョーカーを目覚めさせないためにヒューマンアンデッドをカードに封印しました。しかし、最後は定に勝てなくてジョーカーになりますが、剣崎が救ってくれます。
橘朔也 – 天野浩成
天野浩成さんは仮面ライダーギャレンに変身する橘朔也を演じます。橘はBOARDに所属するライダーで、剣崎の先輩となります。始めは剣より強かったのですが、物語前半では戦う気力を失い戦いから遠ざかります。しかし、烏丸が研究をしていた植物の力によって闘争本能が復活して戦いにカムバックします。睦月の指導役にもなった時期がある。
上城睦月 – 北条隆博
北条隆博さんは仮面ライダーリンゲルに変身する上城睦月を演じます。ごく普通の高校生でしたがカテゴリーエースに取り込まれて激しい性格に変貌しますが、弱い自分と向き合うことが出来てからは謙虚な青年になります。ジョーカーが勝ち残り世界中にダークローチが出現した時には剣崎とともに街を守りました。
白井虎太郎 – 竹財輝之助
竹財輝之助さんはアパートを追い出された剣崎一真やBOARDを失った広瀬栞たち、新しい拠点として居候をする白井農場の主です。白井農場は虎太郎の叔父が遺した農場で広大な土地です。白井虎太郎は仮面ライダーの変身者ではなく、仮面ライダーの記事を書こうとするフリーのライターです。栞とともに剣崎たち仮面ライダーを後方支援します。アンデットの相川始をかなり嫌っていましたが、始めに対しても徐々に仲間意識が芽生えていきます。
その他のレギュラー・準レギュラーはこちら
烏丸啓 – 山路和弘
BOARDの所長です。BOARD崩壊の後も独自でアンデッド対策を進めていた。
こんなところにも、ちょっと出演
蛸三郎 – 諏訪太朗
第29話、30話で登場するたこ焼き屋・いろは組の親分です。記憶喪失になった始を後継者に選ぼうとしますが・・・。
まとめ
黒幕が次から次へと変わっていく展開には驚きます。始めは単にアンデッドが人類の敵であることから始まり、烏丸所長、広瀬義人、天王寺博史とBOARD関係者が次々と悪人として登場してくる。
さらに、ジョーカーである相川が最後まで封印されなくていいのか?相川を信用しつつもどこか不安な橘や栞(江川有未)、アンデッドを嫌う白井虎太郎(竹財輝之助)と相川の絡み、相川がアンデッドであることを知らない栗原親子、相川のことを信じてるがどうしていいのか分からない剣崎と、相川を中心に考えただけでもいろんな人間模様があります。
さらに怪人にも普通のアンデッドから、人造アンデッドまでいろんな要素が広く深く広がるドラマでした。
また、記憶を失った相川がたこ焼き屋とタイ焼き屋の戦いに巻き込まれて、おまけに結婚する笑い話まで忘れずに入っています。
意外にシンプルだったのはこちらの”封印の石”。物語の最重要物の割に地味です。黒いですがピカピカです。
これはかなりのレベルの内容だ!ドラマ好きなら一見の価値あり!
主な出演者
主な出演者(敬称略)は椿隆之、森本亮治、天野浩成、北条隆博、江川有未、竹財輝之助、山口香緒里、梶原ひかり、宮澤亜里沙、山路和弘、春田純一、森次晃嗣、栗田麗、本宮泰風、肘井美佳、相澤一成、上條誠、浜崎茜、窪寺昭です。
劇場版
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