おすすめ度:80点(おすすめ)
緊急取調室 season4は2021年夏、テレ朝系、毎週木曜夜9時に放送。主演は天海祐希さんです。キントリ・チーム、100日後には解散! “衝撃の幕開け”と共に始まる“壮絶な戦い”。一筋縄ではいかない被疑者たちの“裏の顔”を“マル裸”にしていく。

感想
第1話
9月末に緊急事案対応取調班は解体されることが決定します。
そんな中、真壁を嫌う北斗刑事部長の女性蔑視の発言に幻滅、腹が立つほどだ。そこまで真壁にイラ立つのは最低男、いや最低人間だ!
ハイジャックに遭遇した真壁は警察がもみ消したい重要な何かを見てしまった。キントリ解体どころか、真壁の進退があぶない!
真壁が遭遇したのは単なるハイジャックじゃなかったということだ。飛行機に同乗していた国土交通副大臣・宮越肇(大谷亮平)の汚職疑惑が絡んでいることは間違いない。
危機迫る状況に立たされても怯(ひる)まない真壁の逞(たくま)しさを分けてほしいぐらいだ。
緊急事案対応取調班 解散まで あと82日。真壁さん大暴れしてください!
全話見終えて
真壁の辞表を梶山が預かったまま。真壁と梶山の男女としての微妙な関係は平行線?度重なる北斗刑事部長の女性蔑視の暴言。キントリ解散を前提にドラマが展開していきますが、キントリはキントリのスタイルを突き進みます。
ちょっと気になるのが、キントリの高齢化。梶山、真壁、菱本、小石川・・・って、解散させられなくても定年解散の危険が年々迫ってきているような気がするな。
今回は大國塔子のハイジャックから始まって、宮越副大臣の波島パーク疑惑による東秘書の死、宮越と北斗刑事部長の政治と警察のつながりなど、多くの事件を解決していきながらも、この辺りがウロチョロ顔を出す展開でした。
キントリ解散が回避できるのか!と期待していたのですが、最後はあっさり解散となりました。でも、また来年復活するんだろうな。みんな1才年とって・・・。そろそろ若手を入れましょう!
次回に追加メンバーがあるのかどうかも楽しみです。
相関図
登場人物
真壁有希子 – 天海祐希
真壁有希子(まかべ・ゆきこ)は警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の刑事。女性初の捜査一課特殊班(SIT)の長として活躍するも、ある事件で犯人との交渉に失敗。
キントリに配属された。以前は一匹狼タイプだったが、事件の捜査を通してキントリ・チームに連帯感を覚え、チームの一員としての役割を大切にするように。犯罪を強く憎み、被疑者を「マル裸にする」を信条に、取り調べに臨む。
梶山勝利 – 田中哲司
梶山勝利(かじやま・かつとし)は警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の管理官。警察組織の階級主義や、縄張り争いのしがらみに苦慮する一方、出世も目論む中間管理職。冷徹な判断力と要領の良さで出世を重ねてきた。
決断力で部下を引っ張る男。昔からよく知る有希子の交渉能力に目を付け、キントリ・メンバーに抜擢した。キントリ・メンバーには絶大な信頼を寄せる。
小石川春夫 – 小日向文世
小石川春夫(こいしかわ・はるお)は警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の刑事。公安部出身で、キントリ・チームきっての頭脳派。被疑者にはソフトに対応するが、その実、徹底した洞察力を発揮して追い込んでいく。
普段はいつも笑顔。だが、誰も彼が本当に笑っているとは思っていない。有希子をからかったり、皮肉を言ったりすることもあるが、有能な同僚として認めている。
菱本進 – でんでん
菱本進(ひしもと・すすむ)は警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の刑事。刑事人生の大半がマル暴一筋で、見た目も物言いもまるでヤクザ。犯罪の生き字引。
おだてたり、脅しや取引をもちかけたり…と、海千山千の経験で被疑者を落とす。以前は、女性警察官など邪魔だと思っていた。現在も、有希子のことを「おばはん」と揶揄したりもするが、有希子の能力は十分認めている。
内容
第1話
北海道警察へ出張することになった「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の取調官・真壁有希子(天海祐希)は羽田空港へ。保安検査場で、提示しなければならない持病の薬の処方箋が見つからず、オロオロしている白髪の老女と出会う。とっさに手助けをした有希子は、同じ便に乗るという老女と共に搭乗口へ。別れ際、老女が発した「いい旅を」という言葉に、何とも言えない引っかかりを覚えながらも、自分の座席へと向かう。ところが…出発時刻になっても、飛行機は一向に離陸しない! そんな中、安全確認のため離陸が遅れる旨を告げるCAの機内アナウンスを聞いた有希子は、その声から異変を察知。様子を探るため、CAたちがいるギャレーに駆けつけると、CAのひとりが「ハイジャック」と走り書きしたメモを見せ…!
有希子はすぐさまキントリに連絡を入れ、そのままギャレーへ突入。すると、そこにはCAにインスリンポンプを突き付ける、先ほどの老女の姿があった! しかも、老女は人が変わったかのような殺気をはらみながら、「私は国民青年派の大國塔子(桃井かおり)だ」と名乗り、ハイジャックを宣言。駆け込んできた警乗警察官・山上善春(工藤阿須加)が人質解放と投降を促すも、塔子は一切ひるむことなく、爆弾を機内に持ち込んでいることを明かし、同じ便に乗っている国土交通副大臣・宮越肇(大谷亮平)を呼ぶよう要求! 宮越の汚職疑惑の真相を本人に語らせ、現政権の責任を問うと息巻き…!?
実は、塔子は50年前に国会議事堂前で“7分間の演説”を行い、活動家集団である国民青年派と機動隊の衝突を止めた活動家。黒い鉢巻をしていたことから、「黒い女神」と呼ばれたカリスマだった。しかし、その後は潜伏を続け、今やその存在を知る人間も少ない。そんな塔子がなぜ、50年の沈黙を破り、ハイジャック事件を起こしたのか――。謎が謎を呼ぶ中、有希子は事態を収束させるため、自分が人質になると申し出る。だが、塔子はこれを拒否。一方、宮越も塔子の要求を拒絶し…!
そんな中、“あってはならない事態”が発生してしまう。宮越の代わりに塔子のもとへやって来た第一秘書・東修ニ(今井朋彦)が、揉み合いになった挙げ句、命を落としてしまったのだ! その結果、現場にいた有希子に、世間から非難の声が浴びせられ…!?出典:緊急取調室 season4 公式HP
第9話(最終回)
真壁有希子(天海祐希)ら「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の仲間たちには何も告げず、単独で国土交通副大臣・宮越肇(大谷亮平)のもとを訪れた菱本進(でんでん)が、宮越の秘書・須田(尾上寛之)に切りつけた罪で逮捕された! その直後、公判中に急死したハイジャック犯・大國塔子(桃井かおり)の国選弁護人・羽屋田空見子(大塚寧々)が、有希子の前に出現。菱本を救うため、力になりたいと申し出る。菱本は意味もなく人を傷つける人間ではない――そう信じる有希子らキントリ・メンバーに、空見子は「適任の弁護士を紹介したい」と切り出し、すぐさま所轄に留置されている菱本と面会。逮捕以来ずっと黙秘を続けていた菱本だが、なぜか空見子が担当弁護士になってくれるなら、事件について話すと言い…!
まもなく空見子は、弁護を引き受けることを決意する。そんな中、宮越と須田の供述内容を精査したキントリ・メンバーたちは、菱本の無実を確信! 捜査協力という名目で宮越をキントリで取り調べられないか、空見子に相談する。その一方で、有希子は救世主であるはずの空見子に対して抱いた“違和感”を、拭い去ることができず…!?
キントリにとって、空見子は本当に“救世主”なのか? そして…ハイジャック事件、塔子の急死、菱本逮捕――すべてのカギを握る宮越を、有希子らは“マル裸”にできるのか!? キントリ解散まであと7日。壮絶を極める“最後の戦い”が幕を開ける――。出典:緊急取調室 season4 公式HP
主な出演者
主な出演者(敬称略)は天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、塚地武雅、でんでん、小日向文世、池田成志、生島勇輝、中村静香、工藤阿須賀です。