評価:95点(おすすめ)
仮面ライダーリバイスは2021年9月から放送、令和仮面ライダー3作目。悪魔と契約するヒーロー!。主人公は前田拳太郎さんです。
人間が勝つか、悪魔が勝つか、それとも共存か…?どうなるかわからない壮大な物語、しっかりと見届けてくれ。
俺っちかい?お前の中に棲む悪魔だよ、俺っちと契約しねえか?
仮面ライダーリバイスはこれだ!
仮面ライダーリバイスは仮面ライダーリバイ(写真左)と仮面ライダーバイス(写真右)の2人の事。これは明らかに合体するぞ~、と思わせる。
リバイは主人公の五十嵐一輝が変身し、バイスは一輝の中にある悪の心から生まれる悪魔。人は自分の心に潜む悪魔をコントロールできるのか?
一輝は科学者ジョージ・狩崎が開発したベルトとスタンプで悪魔をコントロールします。
バイスはこんな奴(悪魔)
陽気で正直な夢魔です。思ったことはストレートに言葉にする。第6話では古畑任三郎の真似もしたことがあり、かなり陽気な悪魔です。また、一輝が死ぬとバイスも消滅する。
一輝の父・元太のボケに対する突っ込み役でもあるが、みんなには見えていないはず。見えない突っ込み役でもあるが、自らもかなりのボケをかまし、視聴者にも声をかけるメガマルチプレーヤー。
フォームについて
バイスタンプを開発する狩崎が仮面ライダー好きのため、フォームは香平成ライダーをモチーフにしたデザインばかり。
メガロドンゲノム
これはディケイドだな。
イーグルゲノム
これはW(ダブル)だな。
コングゲノム
これはフォーゼだな。
バリッドレックスゲノム
バリッドレックスバイスタンプで変身するリバイの強化形態。これはビルドか?
変身シーン
スタンプで変身!
その他の仮面ライダー
仮面ライダーデモンズ
門田ヒロミがデモンズドライバーで変身する仮面ライダー。決め台詞は「我が命をかけて、世界を守る!」。一輝たちとは異なり悪魔を伴わずに変身する。
これまで怪人のモチーフに多かった蜘蛛がモチーフ。
仮面ライダーエビル
五十嵐大二の二面性から生まれた悪魔のカゲロウがツーサイドライバーで変身する仮面ライダー。
仮面ライダーライブ
五十嵐大二がツーサイドライバーで変身する仮面ライダー。決め台詞は「大事に決めようか!」
仮面ライダージャンヌ
五十嵐さくらがリベラドライバーで変身する仮面ライダー。決め台詞は「サクッと倒すよ!」。
しあわせ湯
五十嵐家が経営する銭湯。一輝がフェニックスの一員となった事でフェニックス公認で一般市民の相談会も行っている。
一輝か崇拝するサッカー界のレジェンド・カズ(三浦知良)のポスターもある。
ストーリー
デッドマンとは
バイスタンプを人間に直接押印することによって、人間が宿している生物の遺伝子と悪魔を引き出し、実体化させて生み出す悪魔獣。一般の人間は下級怪人のギフジュニアが関の山で、デッドマンを生み出せば上出来とされている。
また、上級契約をノーマルのデッドマンと結ぶことで、一体化した人間がギフの生贄になる資格を得る。これをフェーズ2と呼称し、ギフによって選別されると生贄の一角となるフェーズ3であるギフテクスに進化する。
デッドマンズとは
デッドマンズを生み出し、人間社会の秩序を壊そうと企む悪魔崇拝組織。拠点としているデッドマンズベースの奥に奉られている中南米で発掘されたギフの棺の中にある悪魔の始祖であるギフの復活のためにバイスタンプを使用してデッドマンを生み出し、その生贄を揃えることを目的とする。
フェニックスとは
政府直属の特務機関で、デッドマンズに対抗する。空に浮かぶ要塞のような基地「スカイベース」を本拠地とする。
物語の内容
序盤の内容
デッドマンズに対抗する組織・フェニックスによって開発された仮面ライダーリバイスに変身するドライバーとバイスタンプで五十嵐一輝は仮面ライダーリバイスへと覚醒します。
デッドマンズもギフを復活させるための6人の生贄を探すため人々をデッドマンに変えていきます。
デッドマンズから人々を守るために一輝はフェニックスの一員となって戦い続けますが、デッドマンの発生が多発し、強力化していきます。
そんな中、フェニックスに所属していた弟・大二は正義感が強いあまり、自分の心に棲みつく悪魔に飲み込まれて、一輝に敵対する仮面ライダーエビルとなってしまう。しかし、一輝の活躍で大二は自分を取り戻して、仮面ライダーライブとなり、一輝とともにデッドマンズと戦います。
また、妹のさくらも、大切な人を守るため、謎の者から送られてきたドライバーとバイスタンプによって自分の弱さを知ることで、強さを身に着けた仮面ライダージャンヌへ覚醒します。
そして、分隊長の門田ヒロミもフェニックスの科学者・狩崎が開発したドライバーとバイスタンプで仮面ライダーデモンズとなります。人々を守るライダーが着実に増えていきますが、デッドマンズも強さを増し、ギフ復活に向けて生贄をそろえ始めていた。
アギレラを含めて6人のギフテクスが揃うとデッドマンズのアジトでギフ復活の儀式が始まるが、そこへ一輝たちが乗り込んできて、戦いが始まる。お互い総力戦となった戦いは一輝がデッドマンベースを破壊して、ギフの復活は阻止される。そして、デッドマンズは仲間割れをして、姿を隠す。
ギフの像はフェニックスのスカイベースで保管され、狩野の興味をそそる。アギレラはギフ奪還をフリオと狙っている。
中盤の内容
ギフスタンプを巡って、牛島太助とジョージ狩崎の父・狩崎真澄たちで構成される第三勢力・ウイークエンドが出現。ギフスタンプや五十嵐元太の過去も明らかになっていく。
ギフスタンプは50年前、中南米の遺跡でギフの棺とともに発見されたが、地球の科学では証明できないオーパーツだった。世界を平和にという大義名分から、あらゆる解析や研究がおこなわれたが、人を悪魔にするギフスタンプは次第に軍事目的に利用された。
そして、30年前、狩崎真澄がその研究の責任者となった。真澄はギフスタンプの力を応用し、悪魔を戦力化するバイスタンプと、それを制御するドライバーを開発した。
だが、そのドライバーには変身の代償として寿命を悪魔に奪われるデメリットがあった。解決方法はギフの遺伝子を体内に宿すこと。
ある日、一人の少年が瀕死状態で真澄のもとに訪れた。真澄はその少年にギフの修復機能を利用して、ギフの細胞を少年の心臓に移植した。すると、少年の心臓は動き出したが、少年はあらゆる実験台にされた。
その少年が五十嵐元太。五十嵐兄弟はギフの末裔となる。元太は昔、仮面ライダーベイルとして政府軍ノアが作り出す不完全な悪魔の処理をさせられていた。そんな毎日に元太の心は折れ、そんな元太を救ってくれたのが、一輝たちの母・幸実だった。
元太は幸実との人生を選んでノアから激闘の末、脱出したがその途中で記憶を失った。そして顔と名前を替え五十嵐元太となった。元太の本当の名前は白波純平。真澄はその脱出に全面的に協力して多くのドライバーやアイテムを作っていた。
その後ノアは腐敗し、一部の人間がギフの棺を奪い神格化し、悪魔崇拝組織となり、それが今のデッドマンズである。
一輝たちが悪魔を倒せば倒すほど、そのエネルギーがギフの復活につながる。そして、オルテガの企てによってギフ復活が近づくとバイスが狂いだし、制御不能となる。
その時、狩崎が作った新たなるバイスタンプで、一時停止。その間にオルテガはギフと一つになり、大二たちを圧倒するが、心の中で自分と戦っていた一輝が目覚めると、バイスを制御して、パワーアップしたリバイスがオルテガを圧倒して、ギフは棺に戻り、棺はオルテガを飲み込んで飛んでいく。
大二はフェニックスの腐った部分を破壊するため、フェニックスに残り、さくらはギフを倒すためにウイークエンドに加担する。
終盤の内容
行く当てを失ったアギレラはさくらに戦いを挑むが、さくらの頼みで一輝がアギレラを悪魔から分離すると、これまでの行いの償いとして、アギレラは夏木花になって、ウィークエンドに加入して、さくらとともにギフと戦う。
赤石の策略によって人々はギフに従うものが増えてくる。大二はギフの圧倒的な強さを目の当たりにして、人類を助けるためにはギフに従うしかないと考えはじめ、ギフに戦いを挑もうとする一輝と考えを異にすることになる。
そんな中、大二が信頼するフェニックスの朱美はギフに身を乗っ取られ、赤石の企ての中で死んでしまう。
元太の細胞を使ったスタンプで一輝はさらに強くなり、ギフに対抗できる力を手に入れるが、仮面ライダーの強さを見て、世の人々はギフと戦うか従うのかで大きく二つに分かれる。
赤石&ギフvsウィークエンドの戦いの中で、犠牲者も増え、一輝は戦いを繰り返すたたびに記憶が消えていく。
そして、過去の因縁にも決着がついていく。
元太vsベイルでは激しい戦いの末、元太がベイルを取り込む形で終止符が打たれる。
ジョージと真澄の親子の因縁も元太がベイルに勝利したことで真澄はすべてをジョージにゆだねることにする。
赤石は一輝とバイスの前に倒れる。
そして、元太とベイルの戦いの結末を見た大二は自分の知らないことへの可能性を見出し、一輝と握手しようとするが、その時、ギフが姿を現す。
ギフは圧倒的な力を見せつける。一輝たちはかろうじて逃げのび、ギフは赤石を復活させる。大二は迷いをもったまま。
赤石は人間たちを諦め、自分が作った住居地アララトを破壊する。そして、ギフが現れ、大二も現れて最終決戦が始まる。
最終決戦(1回目)
大二は赤石では人類は救えないと、赤石を倒して、ギフと契約しようとするが、バイスが止める。しかし、バイスがギフに取り込まれ、バイスはギフの考えを聞く。
人間の悪を食べるギフにとって地球は楽園だったが、進化を続ける人間は破滅への道を進んでいた。そんな時、悪魔と共存できる五十嵐家が現れた。
ギフは五十嵐家と共存して、他の人間を破滅させて、新たな人間を作ることを考えた。
一輝と大二が戦っているところへギフはバイスを戻す。大二は現れたギフと契約しようとするが、それを阻止しようとして現れた川田との戦いによって踏みとどまる。
大二は自分の中に潜んでいたカゲロウと融合して、一輝とともにギフと戦うことを決意する。
一輝はバイスとギフの世界のゲートを開いて、大二がギフを蹴り飛ばしてゲートを閉ざしてギフを封印して、戦いが終わった…。
最終決戦(2回目)
封印したはずのギフが現れる。ギフは圧倒的な力で、五十嵐兄弟を追い詰めるが、ギフの狙いは五十嵐兄弟を新しい世界の始祖にすることだった。しかし、五十嵐兄弟はギフを倒して世界を救うことを決意する。
ギフとの熾烈な戦いの末、五十嵐兄弟とバイスの力でギフは倒れる。
戦いの後片づけ
狩崎が悪魔の力を必要としない、完璧な仮面ライダー・仮面ライダージュウガを完成させ、自ら仮面ライダーになって、ギフの細胞を持つ現存するライダーの全滅を狙う。手始めに玉城も花を狙うが、一輝が助けにくる。
玉城や花は助かるが、ライダーとして戦うたびに一輝の記憶も消えていく。とうとう、一輝の記憶から元太や幸実の記憶が消える。
一輝とさくらが狩崎に挑むが全く歯が立たない。
狩崎の本当の目的は最強の仮面ライダーを作って父・真澄を越えることだった。それを知ったおせっかいが信条の一輝は記憶がなくなることを覚悟して狩崎に戦いを挑む。
一輝は狩崎の説得に成功するが、大二と花の記憶がなくなる。
バイスは一輝の記憶を取り戻すために、一輝の記憶から自分を消して、自分との契約を無効にすることを考える。バイスは一輝が自分に戦いを挑んでくるようにみんなに協力してもらう。一輝とバイスは戦うことになるが、一輝もバイスの考えに気付く。
2人はみんなが見守る中、戦い始めるが、しばらくするとバイスの姿が消え始め、一輝はバイスに最後の別れを告げる。バイスが消えた瞬間、一輝の記憶からバイスが消え、家族との思い出がよみがえる。
一輝以外の人にはバイスの記憶が残っている。そして、五十嵐家に平穏で、幸せな日常が戻る。
相関図
登場人物の紹介
五十嵐一輝 – 前田拳太郎
前田堅太郎さんは仮面ライダーリバイに変身する主人公・五十嵐一輝を演じます。
銭湯『しあわせ湯』を営む、五十嵐家の長男。正義感が強くて世話焼きで、熱い気持ちだけは誰にも負けない男。どんな無理難題でも、「兄ちゃんに任せとけ!」と笑顔で引き受けてしまう。以前から時折、《悪魔のささやき》が聞こえてはいたが、無欲な性格ゆえ、まったく興味を持たなかった。
しかし、デッドマンズの襲撃に遭遇したとき、家族を守りたい思いから自身に宿っていた悪魔のささやきに初めて耳を傾け、契約を交わし、仮面ライダーに変身する。
サッカーが得意で三浦知良を崇拝している。怪人が出現すると自転車で現場に急行する。
五十嵐大二 – 日向亘
日向亘さんは一輝の弟・大二を演じます。
シャイでプライドの高い性格。頭脳明晰で運動能力も高い優等生。政府直属の特務機関・フェニックスに志願してデッドマンズとの闘いに身を投じていく。
五十嵐さくら – 井本彩花
井本彩花さんは一輝の妹・さくらを演じます。
やさしい性格だが、クールなフリを装っている思春期真っ只中の現役高校生。空手が得意で心技体すべてにおいて優れており、実は兄2人よりも大きな可能性を秘めている。
ジョージ・狩崎 – 濱尾ノリタカ
濱尾ノリタカさんはフェニックスでベルトやスタンプを作る天才科学者。
仮面ライダーシリーズが大好きで、たまに、過去のライダーに登場する仕草などを真似たり、リバイスのフォームチェンジに平成ライダーを思わせるフォームを使う。
鎧武をイメージさせるリバイすカマキリフォーム(第8話)。そして、最後は自ら仮面ライダーに!
アギレラ – 浅倉唯
浅倉唯さんはデッドマンズを束ねる美しき悪のアギレラを演じます。
幼いころから天涯孤独の身だったため、愛というものを信じておらず、家族などまやかしの幸せにすぎないと考えている。
オルテカ – 関隼汰
関隼汰さんはアギレラの右腕のオルテカを演じます。
デッドマンズが崇拝する悪魔を蘇らせるため、強大な邪念を持つ人間をいけにえとして物色。彼らにバイスタンプを使うようそそのかし、怪人を生み出させる。
フリオ – 八条院蔵人
八条院蔵人さんはアギレラのボディーガードのフリオを演じます。
オルテカと同じく、いけにえに適した人間を探している。荒々しく戦闘的な性格。
門田ヒロミ – 小松準弥
小松準弥さんはフェニックスの分隊長の門田ヒロミを演じます。
リバイスシステムでの変身に失敗し降格させられるなど空回りしていたが、正義感の強さが認められ仮面ライダーデモンズに変身する。
変身時の「わが命をかけて…」という台詞に強い決意を感じさせる。
若林優次郎 – 田邊和也
田邊和也さんは若林優次郎を演じます。若林優次郎はフェニックスの司令官だったが、大二らが参加した任命式の日にカメレオン・デッドマン フェーズ2に襲われ命を奪われる。
以降はカメレオン・デッドマン フェーズ2が若林に擬態しフェニックスの指揮をとっていたが、正体を暴かれデッドマンズに合流する。
牛島太助 – 矢柴俊博
矢柴俊博さんは「しあわせの湯」の常連客・牛島太助を演じます。家族仲は良いようだが、妻に頭が上がらない?
牛島光 – 奥智哉
奥智哉さんは太助の息子・光を演じます。父や母とともに「しあわせ湯」に通っている。