【ミステリと言う勿れ】を手短にご紹介|めんどくさい男・久能整が刑事を手玉に取る?

見てほしい(90点以上)
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おすすめ度:90点(見てほしい)

 ミステリと言う勿れは2022年冬、フジ系、毎週月曜夜9時に放送。主演は菅田将暉さんです。

ミステリーと会話劇を融合させた意欲作。「僕は常々思ってるんですけど…」という語り出しで始まる整の言葉の数々。きっとその言葉は、コロナ禍の閉塞感の中、さまざまな問題を抱えて生きる現代の人々の胸に響き、大きな共感を呼ぶことでしょう。

感想

第1話

「うん、カレー日和だ」から始まり、くるみ割り人形が流れた。整(菅田将暉)は預言者か?殺人容疑をかけられて、事情聴取を受けに警察に来たのに、警察官の私生活を見抜いて、アドバイス。

正直言って、整は面倒くさい奴だ。でも、笑える。

証拠がそろい過ぎている…。整は徐々に追い込まれるが、落ち着いて「やってない」と淡々と答えていた。

やってないのだから疑われても焦る必要はない。私にできるだろうか…。

整は友達も家族もいないが快適に過ごしている。

「風呂光(伊藤沙莉)さん調べてください」と、いつの間に新米刑事の風呂光を手なずける整。

ネタバレ

殺された寒河江(藤枝喜輝)が3年前の夏に藪(遠藤憲一)の妻と息子をひき逃げした相手だったとは…。チョー驚きの展開!藪が復讐のために殺していたなんて…。きっかけは1年前に整のカギを拾っていたのは藪だった。

でも、妻と娘を殺したのが寒河江じゃないことが判明!えらいこっちゃ!藪刑事全然ダメじゃん。勘違いかよ!勘違いで人殺しちゃった。

整が藪にかなりきついことを言ったが、整の言うことに納得。藪刑事は全然ダメ。遠藤憲一さんのとんでもないダメオヤジ役を演じたドラマ『それぞれの断崖』を思い出した!

この件をきっかけに池本刑事(尾上松也)は整をかなり頼りにしてしまう。池本は私生活について相談すると、「出産に立ち会うのは義務か権利かで大きく違う」と答える整の話が深すぎる。

こんな切り口や展開は初めて見た!これまでにないドラマが始まった。今度はバスジャックに!?

全話見終えて

謎を解くというより、謎によく出会う整(菅田将暉)。本人はその気がなくても、謎から整に近づいてくる。刑事の風呂光(伊藤紗莉)や池本(尾上松也)も整の謎解き力を頼りにする。

頼まれると断り切れない…というわけではないのですが、整は巻き込まれて事件を解決する。

友達になると面倒くさい整ですが、謎ときには整の力が借りたい。でも、日ごろから謎解きってないよね。でも、整は日ごろから謎解きの場面が多い。まさに謎を呼ぶ男、そして解く。

整のモジャモジャ頭もはじめは抵抗があったけど、いつしか見慣れてしまった。毎週月曜日はモジャモジャ頭を見ないとスッキリしなくなる。ヘアスタイルは整わなくても謎解きは整えていく。

ちょっと、月9のイメージが変わってきたかな。ネットでもこのドラマは話題になってフジの低迷脱出につながるかも!

さすが菅田将暉!って思いました。

整は謎解きだけじゃなく、本質を突いた意見も言います。そんな中、どこか心が通じるところがある犬堂我路(永山瑛太)と出会う。整と我路の出会いは妹・愛樹(白石麻衣)を殺した犯人を見つけるために我路が企てたバスジャック。

さて、ここからが最終回の話。

我路は愛樹が自分を殺すように頼んでいた十斗(じゅーと、北村匠)にたどり着く。十斗は辻十岐子のように名前に「十」が付く女性を殺し続けていた。この殺人衝動は父親譲りで、辻十岐子は十斗の母親だった。

愛樹と顔見知りだった十斗は愛樹の望み通り愛樹を殺そうとしたが、その前に愛樹はバスの運転手の煙草森誠(森下能幸)に殺された。愛樹はカウンセリングを受けるほど不安に駆られていた。我路は十斗からそのことを聞くと、十斗はその場で倒れる。十斗は弟の甲矢(久保田悠来)に薬を飲まされていた。

少なくとも、愛樹がバスに乗ったのは十斗に殺してもらうためだったが、十斗はそもそも無差別殺人犯。十斗は海辺に縛られて放置され、警察に捕まる。

我路は甲矢たちを連れて、愛樹が心惹かれた寄木細工師の月岡に会いに行く。月岡は「愛樹さんはきれいでいい人」でと、我路たちが知らない愛樹の事を行く。

しかし、月岡が告白した後に愛樹は工房に来なくなった。我路は不幸せな人生を送っていると思い続けていた愛樹に幸せな時を与えてくれたと、月岡に「ありがとう」と涙を流しながら感謝をする。

我路は愛樹の寄木箱を月岡に渡すと、月岡は箱を開けて、中には指輪が入っていた。その指輪は「先生」(=カウンセラー)にもらっていた。十斗もカウンセラーから指輪をもらっていて、我路は十斗がカウンセラーからもらった指輪を整に送る。

そして後日、我路は整と会い、愛樹がカウンセラーからもらった指輪も見せる。

なんと!最後が整ってない!と驚いてドラマを見終えた。しかも、最後は我路が主役にみえる。普通なら不完全燃焼な気分になるが、なぜか今回はそう思わなかった。私自身、これは続編があるに違いないと、確信してしまったからだろうか。

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相関図

登場人物

久能整 – 菅田将暉

久能整(くのう・ととのう)はカレーをこよなく愛する大学生。天然パーマにコンプレックスを持っている。友だちや彼女はひとりもいないが、何とも思っていない。

社会では“当たり前のこと”とされている常識にも常に疑う視点を持ち、普通は見逃してしまうようなわずかな違和感にも気づく。とことん考え抜く性格で、膨大な知識と独自の価値観による持論をあざやかに展開する。

たとえ周囲で何が起きていようとも思いついたら喋らずにはいられないため、「うざい、面倒くさい」と言われ続けて生きてきた青年。

風呂光聖子 – 伊藤沙莉

風呂光聖子(ふろみつ・せいこ)は新人刑事。もともとは強い信念を持って警察官になったが、男社会の警察組織の中でいつまで経っても刑事として独り立ちできず、心が折れそうな日々を送っている。

一時は退職も考えたが、とある事件をきっかけに整と出会い、その鋭い洞察力と観察力に強い感銘を受ける。整との出会いによって、警察官を夢見た頃の初心を取り戻し、刑事として成長を始める。

藪鑑造 – 遠藤憲一

藪鑑造(やぶ・かんぞう)は家族やプライベートよりも仕事を第一優先に生きてきた。署内では仕事の鬼、刑事の鑑と呼ばれている。

妻と一人息子を事故で亡くしたが、その際も捜査現場を離れられず、みとることができなかったという悲しい過去を持つ。

刑事の勘から整が事件の犯人であると信じて疑わず、厳しく追及する。

内容

第1話

大学生の久能整(菅田将暉)は、朝から自宅アパートでカレーを作っていた。そこに、アパートの大家が大隣警察署の刑事、薮鑑造(遠藤憲一)と池本優人(尾上松也)を連れて現れる。昨夜10時の行動を薮に問われた整は1人でカレーを作っていたと答えた。すると、薮は付近の公園で寒河江健(藤枝喜輝)の遺体が発見されたことを整に伝え、警察署へ任意同行を求めた。

ミステリと言う勿れミステリと言う勿れ
整は薮、そして青砥成昭(筒井道隆)の聴取を受ける。公園で殺害された寒河江は整と同じ高校の出身で同じ大学に通っていた。さらに、寒河江が殺害された時刻に整と争っているのを見た目撃者もいる。そのため、整は容疑者となっていたのだ。だが、薮たちの追求に整は淡々と無実を訴える。目撃情報もはっきりと自分だと言えるのかと理屈を並べて返して行く。
夜になると、整は明日も取調べに応じるという条件で解放された。刑事の風呂光聖子(伊藤沙莉)に預けていた携帯電話を返してもらいに行った整は、彼女がペットロスであることを知る。また、池本が間もなく父親になるという話も整の耳に入った。

ミステリと言う勿れミステリと言う勿れ
翌日、整が警察署に行くと、薮から指紋を採るよう命じられた風呂光と池本が取調室にいる。整は風呂光のペットロスを言葉で癒し、池本にも間もなく出産を迎える妻への労りをアドバイスした。薮はそんな整が犯人に違いないと青砥に告げる。
取調べ三日目、整は署内での立ち位置に悩む風呂光に希望を与えた。そこに藪が来て、寒河江を殺害した果物ナイフが見つかり、整の指紋が検出されたと伝える。

出典:ミステリと言う勿れ 公式HP

第12話(最終回)

美術展を見終わった久能整(菅田将暉)は東京へ帰る新幹線に乗車。弁当を食べようとした時、隣席に美樹谷紘子(関めぐみ)が座った。何となく気恥ずかしい整は、早々に弁当を食べて寝てしまう。
うたた寝から目覚めた整がふと隣席を見ると紘子が手紙を読んでいた。便箋を見た整は思わず“な、ご、や、に、は、く、る、な”と口にする。驚く紘子に整は謝罪。だが、手紙にそんなことは書いていないので、紘子には意味がわからない。整は文章ではなく、イラストの頭文字を並び替えたのだと教える。すると、紘子は他の手紙も整に見せた。

紘子は整に手紙は父からのものだと話す。両親を幼い頃に亡くした紘子は、亡き母の親友が引き取って育ててくれた。しかし、最近になり紘子は育ててくれた母のクローゼットに古い手紙が隠してあるのを見つける。それが、今読んでいた手紙で父が今の母に宛てたもの。今の母から両親は亡くなったと聞いていたが、父の手紙は紘子を返して欲しいと訴えていた。手紙に書いてあった住所に、紘子が手紙を出してみると返事が来た。結婚を控えた紘子は、父にバージンロードを一緒に歩いて欲しいと頼むため、そこに向かうところだと言う。

しかし、手紙のイラストは解くほどに危ういメッセージが連なる。そんな二人の様子を見ながら徐々に席を移り近づいて来る人物がいた。ついに後ろの席まで来た時、整が声をかける。それはサキ(高畑淳子)という女性だった。
その頃、犬堂我路(永山瑛太)たちは風呂光聖子(伊藤沙莉)らを助け、辻浩増(北村匠海)から愛珠(白石麻衣)の死の真相を聞いていた。だが、そこには新たな謎が…。

出典:ミステリと言う勿れ 公式HP

主な出演者

主な出演者(敬称略)は菅田将暉、伊藤沙莉、尾上松也、門脇麦、白石麻衣、鈴木浩介、筒井道隆、遠藤憲一です。

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