おすすめ度：79点（まあまあ）
金田一少年の事件簿は2022年春、日テレ系、毎週日曜夜10時に放送。主演は道枝駿佑さんです。
道枝駿佑さんは5代目の金田一少年。呪い、祟り、怪奇…その影にうごめく”人間”を暴き出せ。新旧の傑作エピソードが終結！シリーズ史上最大のスケールで贈る、これぞ金田一少年の決定版。
感想
第1話
七瀬美雪（上白石萌歌）が所属する不動高校のミステリー研究会が不動高校学園七不思議の7つ目の不思議を探す。七不思議は旧校舎にまつわり、6つ目までは解明されているが、7つ目はいまだに謎。7つ目を探し出すと”放課後の魔術師”に殺されると言われている。
一方、校長たちによって旧校舎取り壊しが進められる。
ある夜、桜樹るい子（大友花恋）に部室に呼び出された美雪が金田一一（道枝駿佑）と学校に行くと、るい子はいない。尾ノ上（前田航基）と佐木（岩崎大昇）も呼ばれていた。
そこへ、警備員の立花（杉本哲太）もやってきて、美雪と一は立花とともに新校舎の廊下を歩くと、窓越しに見える旧校舎にある”開かずの生物室”の扉が開いて、るい子が首をつって、そばには仮面をかぶったなぞの人物？がいた。
そして、扉が閉まると、一たちは慌てて旧校舎に走り、生物室の扉をこじ開けるがそこにはるい子の姿がない。すると、あまりの騒動に尾ノ上や佐木、試験の採点で、学校に残っていた的場先生（光石研）もやってきて、遅れてやってきた真壁（細田佳央太）もやってくる。
次の日の朝、生物室でるい子が首をつって死んでいた。剣持警部（沢村一樹）たち、警察がやってきて、昨夜、学校にいた7人に事情聴取するが、手掛かりが見つからない。
美雪はるい子が自分に見せたかったものが何か考えるが、何も思いつかない。
尾ノ上は真壁が犯人ではないかと疑うが、夜、尾ノ上は七不思議のひとつ、手首が這う印刷室で殺される。
一が事件を解こうとするが、立花からこれ以上は危ないから首を突っ込むなと忠告を受ける
真壁はるい子、尾ノ上殺害の疑いをかけられ、剣持によって警察に連れていかれます。真壁は佐木にゴーストライターをさせて、自身の小説として発表して賞を取っていた。その事をるい子と尾ノ上にバレての犯行かと剣持はにらむが、一は真壁が犯人じゃないと考える。
美雪はるい子が殺される前に作ったファイルを見つけるが、その時誰かに頭をハンマーで叩かれて倒れる。一が美雪を探しに行くと廊下に血が…。
3つ目の七不思議は血に染まった井戸。一が井戸に行くと美雪が血を流して倒れていた。病院で手当てを受けた美雪でしたが意識が戻らない。
剣持は旧校舎の取り壊しについて学校に脅迫文が来ていたことを一に話す。一は放課後の魔術師はいない、犯人がいるだけだと剣持に「この謎を解いて見せる、じっちゃんの名にかけて」と事件を調べ始める。
一は10年前にも七不思議を調べて行方不明になった生徒がいたことを調べます。いなくなったのは青山ちひろ、10年前の会報を立花の宿直室で見つけると、そこには六不思議となっていた。
古くからいる的場先生に七不思議の事を聞くと血の音楽室と話すが、その音楽室はすでにない。一は部室にあるパソコンに美雪の血が付いていることに気付くが、特に不審なデータはない。しかし、ここに何かあったはず…。
佐木は常に動画をとる習慣があって、るい子に呼び出されたときの動画を見返すと、パソコンの画面が映っていて、そこには数字の羅列があった。
一がその羅列を解き明かすと、犯人の動機が分かる。一は剣持がいる生物室に行き、密室の謎を解く。
また、25年前、鷹畠建設の真言によって、旧校舎は保存されていた。
一は3時間後にるい子が殺された夜のメンバーを集めるように頼む。
すると、新校舎に集まった剣持たちから生物室で首をつっている一が見える。剣持たちは慌てて生物室に走るがそこには誰もいない。剣持たちが後ろを振り返ると魔術師がいて、全員驚く。
魔術師の正体は一。
一がつるされていたのは物理室。犯人は大鏡を使って密室のトリックを完成させていた。
一は「あんたが放課後の魔術師だ！」と的場を指さす。
ミステリー研究会の部室は元音楽室。7つ目の不思議は的場によって作られ、その不思議をるい子が解明していた。数字の羅列を解明すると「カベノナカニホネ」となる。
剣持が一が示した壁を壊すと中に人骨があり、この骨は10年前に行方不明になった生徒・青山ちひろだった。
25年前、新校舎を建設した鷹畠建設の社員6名も行方不明となって未解決となっていた。剣持が的場に詰め寄ると、的場は教師になる前、鷹畠建設の社員だったと話し始める。
当時の建設業界は納期優先で、有毒ガスによる死亡事故を会社ぐるみで隠ぺいしていた。旧校舎の下には6人の遺体が埋まっていて、的場は会社に言われて学校に入り込んでそれを隠し続けていた。
そして、10年前、青山ちひろにその秘密を知られてしまい、立花は青山を殺害して壁に埋めていた。
その話を聞いた立花は突然、的場を刺す。立花は10年前に殺された青山ちひろの父だった。的場の命は助かり、立花は情状酌量となるだろう。
事件が解決し、病室では美雪が目を覚ます。
一転二転した展開がよかった。謎解きもなるほど～。と納得。でもこの学校何人死んでんねん。生徒たちは怖くないのかな？昨日までいたるい子や尾ノ上も死んだとこやで。よう平気でいられるな～。
これが私にとって八つ目の謎ってとこかな。いや～、面白かった！次回も楽しみだ。
全話見終えて
いつもはボーっとしている一（道枝駿佑）ですが、事件が起きれば全くの別人になる。じっちゃんの名にかけて事件の謎を解く。この集中力が勉強で発揮できれば赤点でビクビクすることもないのにな～。
5作目にもなると内容より、キャスティング勝負となるが、道枝駿佑さんの金田一一は良かったと思う。剣持警部役の沢村一樹さんもいい。内容がちょっと使いまわしって感じでちょっと残念ですが、仕方ないのかな。
「犯人はこの中にいる！」そう、犯人は初めから登場している。そして、いつも一の近くにいる剣持警部は初めの推理力で検挙率が上がる…。
相関図
file1
登場人物
金田一一 – 道枝駿佑
金田一一（きんだいち・はじめ）は名探偵・金田一耕助を祖父に持ち、難解な謎に満ちた殺人事件をIQ180超えの頭脳で解き明かす天才高校生探偵。
普段はトホホな男子高生だが、事件が起こると幼馴染の七瀬美雪、警視庁捜査一課の剣持警部とともに、大胆で緻密なトリックを暴き出し、犯人達の哀しい動機に迫っていく。
七瀬美雪 – 上白石萌歌
七瀬美雪（ななせ・みゆき）は主人公、一の幼馴染。
成績優秀で生徒会長を務めるなど、学園きっての優等生。一と共に様々な事件に巻き込まれる。一に好意を抱いているが…
剣持勇 – 沢村一樹
剣持勇（けんもち・いさむ）は警視庁捜査一課の警部。一の能力を目の当たりにし、良き理解者になる。
内容
第1話
金田一一(道枝駿佑)が通う不動高等学校には、学園七不思議と呼ばれる謎があった。
中でも詳細不明の七つ目の謎について真相を知った者は、旧校舎に潜む怪人『放課後の魔術師』に呪い殺されるという。ミステリー研究会の七瀬美雪(上白石萌歌)は、部員達とその謎を探ることに。ある夜、美雪は部長の桜樹(大友花恋)から呼び出され、一と旧校舎に駆けつける。
しかしそこで目撃したのは、「開かずの生物室」で首を吊る桜樹の姿だった…！傍らに『放課後の魔術師』らしき影も見えたが、扉を壊し中へ踏み込むともぬけの殻。だが翌日になってから桜樹の死体が発見された。剣持警部(沢村一樹)は、当時旧校舎にいた佐木(岩﨑大昇)ら他の研究会メンバーや、現場に居合わせた宿直の立花(杉本哲太)、教師の的場(光石研)も立ち会わせて捜査を開始する。
「七不思議なんて調べなきゃ良かった」と後悔する美雪。しかしその後も犠牲者は続き、ついには美雪も…！さらには10年前にも同じ謎を追った生徒が行方不明になっていると判明して…。
「じっちゃんの名にかけて！」犯人に憤る一は、必ず謎を暴くと誓う。
奇怪な密室殺人事件の謎に隠された、壮絶かつ哀しい真実とは…!?出典：金田一少年の事件簿 公式HP
第10話（最終回）
怪人ファントムの仕業を匂わせる殺人が続く中、湖月レオナ(山本舞香)を襲った犯人が被っていた仮面と同じものが、劇団員の城(増田昇太)の部屋から見つかった。
犯人の疑いをかけられた城は、覚えがないと否定。しかし、身の潔白を証明するため、白神(戸塚純貴)の提案で、一人で鍵のかかった劇場にこもることになる。「城さんが襲われる危険はないし、もし城さんがファントムなら俺たちが安全だ」という白神。
そして劇場の鍵は、持ち出す人が現れぬよう、交代で鍵置き場を見張ることに。
しかし、一はじめ(道枝駿佑)と佐木(岩﨑大昇)が、レオナと一緒に食事を持って劇場の中へ入った時、すでに城は、何者かに殺されていて…。完全な密室殺人の謎が解けず、悔しい思いの一はじめ。しかし、生還した剣持警部(沢村一樹)がファントムに襲われた“離れの塔”を改めて歩いた時に、あることに気が付く。
「三人を殺した真犯人・ファントムの正体を必ず暴いてみせる。ジッチャンの名にかけて！」オペラ座の怪人をなぞるような一連の犯行。それらは全て、ファントムと呼ばれ、行方をくらましている俳優、霧生 (古川雄大)による復讐だったのか…？
愛に狂った殺人鬼ファントムの恐るべき真の正体が明らかになっていくが…。出典：金田一少年の事件簿 公式HP
主な出演者
主な出演者（敬称略）は道枝駿佑、上白石萌歌、沢村一樹、大友花恋、細田佳央太、前田航基、岩崎大昇、天野はな、杉本哲太、光石研です。
