【競争の番人】を手短にご紹介|ブライダルカルテル、談合、不当廉売…立場が弱い公正取引委員会の武器は独占禁止法!最後は愛媛のみかんパン?

おすすめ(80~89点)
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おすすめ度:86点(おすすめ)

 競争の番人は2022年夏、フジ系、毎週月曜夜9時に放送。主演はさんと坂口健太郎さんです。今まで描かれることがなかった公正取引委員会を舞台に、凸凹バディが不正の数々を暴く!

感想

第1話

公正取引委員会、略して公取はかなり権力が弱いということをこのドラマを見て初めて知った。自由な競争社会なのですが、そんな社会で弱者をいじめるのルールがある。談合や納入業者いじめ…。

時には不正を暴露して、その結果、命を投げ出してしまう人も。そうだ、この世の中不公平が横行していた!

第1話では豊島さん(長谷川朝晴)が命を投げた。正しいことをしたはずの豊島さんが自ら命を絶つ。こんなことがあっていいのか。不正を暴いても、弱者を助けられるとは限らない公取の捜査。

それでも、公取は公正な世の中を作るために独占禁止法にのっとって不正をただす。こんな言い方で合ってるかな。私はあまり公取の事を知らないのでこのドラマで勉強しよう!

さて、公取の第六審査会のメンバーも個性派ぞろいで面白そうだ。凸凹コンビの小勝負(坂口健太郎)と白熊(杏)。六角(加藤清史郎)、桃園(小池栄子)、風見(大倉孝二)もいい味出してる。

ここ一番の大見えの後の心配面は笑えた!

特に第一話では天沢雲海(山本耕史)のホテルのホテル長・長澤(濱津隆之)がまんまと小勝負の策にハマって天沢のボロが出そうになる。私が推す俳優の濱津さんがまたもややってくれました。

天沢はかろうじて助かったけど、長澤はクビだな。濱津さんをもっと見たかったけど、おしまいだろうな(笑)。

小勝負と国土交通省事務次官・藤堂(小日向文世)との間にも何やら因縁があるようだ。このドラマは面白そう!

全話見終えて

雲海と長澤…、いや、山本耕史さんと濱津隆之さんと言えばこちらのドラマ。

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全然違うドラマですが、なんか思い出しちゃって…。結構好きなドラマなので、2人をつい応援してしまう。

やっぱり、濱津隆之さんは面白い。このドラマでは優柔不断なホテル長で笑わせてもらいましたが、雲海の不正を暴くキーマンでした。

さて、ドラマの内容ですが、公正な取引(商売)が行われていない会社や店を公正取引委員会(公取)の目線で解決?していきます。公取にはあまり権力がないんですよね。このドラマを見て初めて知りました。

ドラマを見ていると、たまに勉強にもなる。そして、小勝負が公取に来たのは15年前の父親(高橋努)の自殺の原因となった藤堂(小日向文世)の不正(談合)を暴くこと。

小勝負は虎視眈々と藤堂の不正を暴こうとしていた本庄(寺島しのぶ)とともに藤堂の建設業界の談合の証拠をつきとめ父の無念を晴らす。

不正な取引って結構あるんだな。独占禁止法違反ってよく言ってた。公正な自由市場を守るために小勝負たちは頑張っていた。しかし、藤堂の談合を暴くときに上司の指示を聞かなかったことで、最終回では愛媛県の四国支所に飛ばされる。

その愛媛県で小勝負はスーパー・エースマートの立てこもり事件に巻き込まれる。犯人はエースマートの安い価格に負けた地元の元ケーキ屋の店主。小勝負もちょうどスーパーに”みかんパン”を買い物に来て異常な値段の安さ(他店が128円だが、エース―マートは50円)が気になっていた。

店員たちとともに人質になった小勝負はこのエースマートで不当廉売が行われていると考えその証拠を探す。不当廉売とは原価割れの安さで販売してライバル店をつぶし、その後値段を上げる独占禁止法違反の手口である。

犯人は店に入ってくる警察官の前で、小勝負に銃を突きつける。その様子がテレビで放送されると東京でテレビを見ていた第六審査のメンバーは唖然とする。しかし、白熊(杏)たちは小勝負のことより、不当廉売が気になって仕方がない。

このスーパーの社長は袴田吉彦さん。

また、こんな役やってる~。と笑うしかない。社長が店に入ってくると警察官や報道陣の前で小勝負は不当廉売の状況証拠を披露する。ああ、袴田さん、こんなところで~、また、中途半端な汚れ役…。

状況証拠だけでは社長を捕まえることができないので、テレビ放送を見ていた第六審査のメンバーが東京にあるエースマートの本社に立ち入り検査に入り、不当廉売が立証される。

やっぱり、袴田さんは捕まったようだ…。名前もなかったよな…。散々な扱いに笑いが止まらない。

あー、面白かった。

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相関図

登場人物

白熊楓 – 杏

白熊楓(しろくま・かえで)は第六審査・新人職員。

男勝りな性格で、警察官の父に憧れ、自らも警察官に。しかし、ある事件で犯人を目前で取り逃がしてしまい、そのことが問題視され公取委への異動を命じられる。

実直で感情のままに行動し、頭で考えるよりも先に、気持ちと身体で体当たりしていく。

企業への立ち入り検査のほかにも、事情聴取や、張り込み・尾行など真実を突き止めるために、警察のようなことも行う一方、警察のような強力な権力を持たない公取委の調査には、さまざまな障壁があることを知り、公取委の実情に驚く。

小勝負勉 – 坂口健太郎

小勝負勉(こしょうぶ・つとむ)は第六審査・審査官。20歳で司法試験に合格。

東大法学部を首席で卒業後、どの会社・官庁にでも就職できたのに、あえて公取委に就職したことで、まわりからは「もっといいところに入れたはずでは?」と度々疑問を投げかけられる。

小勝負自身は公取委で働くことにこだわりがあるようで、「弱くても、戦わなきゃいけない」と使命感を燃やす様はどこか狂気じみている。その理由は小勝負の過去に関係が?他の審査官とは違う独特の視点や洞察力がある一方、人とは違う調査の仕方で周囲からは変わり者と思われている。

桃園千代子 – 小池栄子

桃園千代子(ももぞの・ちよこ)は第六審査の主査。ひょうひょうとしつつも、常に明るく、人付き合いが上手。

公取委にとって重要な聴取も、人心掌握術に長ける桃園にはお手の物で、特に中年男性にはウケが良い。

公取委が国民にあまり知られておらず、利権も人材も予算もないという現状を憂いている。

内容

第1話

刑事の白熊楓(杏)はミスをして異動させられてしまう。異動先は公正取引委員会審査局第六審査。勢いよく挨拶して第六審査の部屋に入った白熊だが、出迎えたのは桃園千代子(小池栄子)だけだった。桃園によると、他のメンバーは入札談合の疑いがある大手建設会社に立入検査中。白熊は桃園と一緒に、現場の建設会社へと向かう。

現場に着くと、桃園は第六審査のメンバーを白熊に紹介する。キャップの風見慎一(大倉孝二)を皮切りに、六角洸介(加藤清史郎)、紺野守里(石川萌香)が挨拶するが、桃園はもう一人、小勝負勉(坂口健太郎)がいると白熊に教える。メンバーたちが次々に公取の立場の弱さを愚痴る中、白熊は不審な社員を見つけた。

白熊の視線に気づいた社員、豊島浩平(長谷川朝晴)はファイルを持って部屋から逃げ出す。白熊が追うと豊島は資料室に入り、そこにいた男にファイルを渡そうとする。白熊は豊島と男を確保するのだが…。白熊にあらがう豊島に、男が証拠隠滅は『検査妨害』だと解く。疑問を感じる白熊に、男は小勝負だと名乗った。

第六審査に戻ったメンバーは留置した資料を調べ始める。地味な作業に辟易している白熊に、桃園や風見は小勝負は東大法学部を主席で卒業した優秀な人物だと教えた。そんな時、本庄聡子審査長(寺島しのぶ)が現れる。本庄は白熊に小勝負を頼むと謎の言葉をかけた。

第六審査は新たな案件に着手。栃木県のホテル間で行われるウエディング費用のカルテルの疑いだ。風見は現地での調査をするよう小勝負と白熊に命じる。

出典:競争の番人 公式HP

第11話(最終回)

小勝負勉(坂口健太郎)、白熊楓(杏)、桃園千代子(小池栄子)、風見慎一(大倉孝二)、六角洸介(加藤清史郎)、そして本庄聡子(寺島しのぶ)たちダイロクは、藤堂清正(小日向文世)を頂点とする談合疑惑を解明した。しかし、強引な調査が問題となった小勝負は、四国支所に異動させられてしまう。

故郷でもある四国に帰った小勝負は、父の墓前に藤堂の件などを報告。その足で、懐かしいご当地パンを買おうと商店街へ行くが、閉店した店が多い。そのため、大手スーパー『エースマート』で店員の北川亜沙子(若月佑美)からパンを買うが、その安さに疑問を持ち店内を見て回る。そんな小勝負は店長の松尾優(迫田孝也)に万引きと間違われてしまう。バックヤードで小勝負が説明していると店内から悲鳴が…。松尾が様子を見に行くと銃声が響いた。

小勝負も店内に向かうと、猟銃を持った男が従業員たちを脅している。男に見つかった小勝負も従業員たちのもとへ。駆けつけた警察官に、男は近づいたら人質を殺すと叫ぶ。警察からの電話に男は『エースマート』の社長、大谷正和(袴田吉彦)を連れてくるよう要求した。北川は男が潰れたケーキ屋の店主、田嶋忠信(加藤虎ノ介)だと小勝負に教える。

マスコミの中継も始まる中、小勝負は田嶋と話し始める。大型スーパー出店で次々と地元の商店が潰れたことを知った小勝負は不当廉売に思いあたり、ダイロクに電話をかけた。小勝負から連絡を受けた白熊は、頼まれごとをされて…。

出典:競争の番人 公式HP

 

主な出演者

主な出演者(敬称略)は坂口健太郎、杏、小池栄子、大倉孝二、加藤清史郎、小日向文世、黒羽麻璃央、大西礼芳、石川萌香、寺島しのぶです。

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