おすすめ度:78点(まあまあ)
新・信長公記は2022年夏、日テレ系、毎週日曜夜10時30分に放送。主演は永瀬廉さんです。とある戦国オタクの博士が次々と戦国武将のクローンを作り出し、よに放った。それから15年…舞台は2122年。かの有名な戦国武将のクローン高校生たちが大集結!!
新・戦国時代が幕を開ける!
感想
第1話
時は2122年、名だたる武将の名前がそろう銀杏高校特進クラス。みんなは戦国武将のクローンのようだ。このころの日本では明治以前の歴史は習わないようで、歴女の日下部みやび(山田杏奈)だけが歴史を知っている。
こんな有名な武将たちの中に黒田官兵衛(濱田岳)がいる。官兵衛はそんなに有名だったのか?やっぱ、大河ドラマで有名になったからなのか…。
まあ、それはさておき、官兵衛ファンのみなさんおめでとうございます。官兵衛を応援しましょう!
信長以外は学校を牛耳る総長になること。信長(永瀬廉)は総長に興味がない。
入学式翌日、旗印戦がはじまる。
一般生徒の大沢一郎が「2時間以内に武田信玄を倒す」とモニターに表示されるが、武田信玄(満島慎之介)を狙う者は計205本の旗が上がる。205人vs武田信玄の戦いが始まる。
他の武将たちは高みの見物。
205人の生徒が武田信玄を探すと、信玄はトイレに籠城する。もし、武田が勝てば205ポイントが武田に入り総長戦リードできる。
みやびは戦を止めるために信長を頼る。
残り20分でトイレの扉が破壊されるが、信玄の強さに生徒たちは圧倒される。信玄は屋上に走る。階段での戦いでは大人数に攻められることはないが、屋上に着いた進言に逃げ場はない。
すると信玄は風林火山が書かれたタオルを広げて屋上から飛び降りて逃げる。すると、他校のヤンキーが待ち構えて、信玄危機一髪!というところでみやびが助太刀に入る。
すると、信長もやってきてみやびが歌うと、信長が全員を相手に立ち振る舞い、次々と倒していく。今回、武田を陥れようと企てたのは頭脳派の井伊直弼(駿河太郎)だった。
この勝負、武田の勝ちで、205ポイント獲得して、1話が終わる。
さて、武将たちがそろった特進クラスですが、俳優さんで見ると最後にバイクで登場した徳川家康を演じる小澤征悦さんが年齢差ありすぎ。小沢さんは48才。高校生役に奮闘してくれるに違いない。
信長の舞にちょっとひいてしまましたが、なんといっても黒田官兵衛が出ている。私は官兵衛ファン。このドラマでは天下を取ってもらいたいが、やっぱわき役だろうな。
分かっていても官兵衛を応援します!
全話見終えて
武将のクローンたちが大集結!家康(小澤征悦)をやっつけろ!!と秀吉(大畑大吾)や官兵衛(濱田岳)が織田信長(永瀬廉)の元に集まる。しかし、圧倒的な強さを誇った家康も力尽きていく。ペリー、ジャンヌダルク、始皇帝らいる黒百合高校と戦いでは家康が人質になり、信長たちが助けに行く。
戦いを繰り返しながら、孤独だった家康が信長たちを受け入れはじめる。
武将たちは自分たちが生まれた理由も知らずに戦い続けていたが、最後の理事長との戦いで自分たちが武将のクローンであること、18歳までしか生きられないことを知る。
しかし、武将たちは人生は長さではないと、家康を含め全員で理事長に戦いを挑む。
理事長は戦闘型クローンを使って武将たちを追い詰めます。理事長は徳川家の末裔で、徳川家康のクローンによる江戸幕府の復活が狙いだった。
家康は明智をかばって倒され、他の武将たちも戦闘型クローンに力尽きていく。みやびがピンチになると、信長の血管が脈動し、目が赤くなる。信長は「是非に及ばず」と覇気をまとって戦闘型クローンを圧倒する。
覇王信長が蘇り、信長は戦闘型クローンを従える。怒りに任せて覇王になりかけた信長だったがみやびの声でもとの信長に戻る。
信長は覇王の道を選ばなかったが、一撃で理事長を倒す。
倒された武将たちもかろうじて生きていたが、信長だけは力尽きてしまう。武将たちの戦いはこれにて終わる。
7年後、みやびは銀杏高校の先生になります。みやびは武将たちの短命を伸ばす研究に成功していた。そして、武将たちや信長も特進クラスの8年生になっていた。
と、ここで物語は終わる。
みんな留年かい!みやびも言ってたが、黒田は卒業できるやろ!なんて面白い武将たちだ。
さて、この物語では信長、家康がキーマンになっていたが、3番手は間違いなく秀吉ではなく黒田官兵衛。
全国的に見てもそれほど有名じゃない黒田官兵衛がこんなに注目されるとは思わなかった。この点だけは官兵衛ひいきの私にとってはかなり評価が高い。しかし、それ以外は…、「もうちょっと、どうにかならなかったのかな。」と思うほど残念な内容だった。
もっと面白くできたような気もするな~。名前負けしたかな。
相関図
登場人物
織田信長 – 永瀬廉
織田信長(おだ・のぶなが)は銀杏高校の特進クラス1年。
制服に短パンという奇抜な格好で、常に干し柿を食べている。史実の織田信長とはイメージがかけ離れた、無気力な青年。皆から「うつけ(=バカ)」扱いされている。
日下部みやび – 山田杏奈
日下部みやび(くさかべ・みやび)は特進クラス1年。
この時代には珍しい戦国オタクの女子高生。戦国武将のクローン高校生たちに振り回されながらも、学校の平和のために奔走している。
豊臣秀吉 – 西畑大吾
豊臣秀吉(とよとみ・ひでよし)は特進クラス1年。
サル顔の小柄な高校生。戦力はなく少しチャラい一面もあるが、自分を大きく見せることや人間関係の立ち回りが得意で、人たらしの天賦の才を持っている。みやびの良き相談相手。
徳川家康 – 小澤征悦
徳川家康(とくがわ・いえやす)は転校生として特進クラスへ入学してくる。
史実の温厚なイメージとは違い、凶暴で非情。格違いの戦力で学校を支配しようとしている。
内容
第1話
ときは2122年4月。歴史学者を目指す歴史オタクの日下部みやび(山田杏奈)は、銀杏高校に入学する日を迎えていた。学校に向かう途中、いじめられている小学生を助けたみやびだったが、小学生は「あんなに大勢じゃ絶対に勝てない」と漏らす。みやびは、「絶対は、絶対にございません」と戦国武将・織田信長の言葉で諭すが、小学生は織田信長を知らなかった。この時代では、明治以前の歴史の授業は廃止されており、みやびのように歴史好きでない限り、信長の存在は知りようもないのだった。
学校に到着し、上級生たちに出会ったみやびは、特進クラスでお世話になります、と自己紹介する。しかし、「特進」と聞いて表情が変わった彼らは、みやびのカバンを奪い壁の外に放り投げてしまう。その後ろを、干し柿を手にした一人の男(永瀬廉)が通り過ぎる。
みやびが正門に戻ると、先ほどの上級生たちが倒れていた。その中にいた男は、「俺は織田信長」と言い、特進クラスであることを明かす。織田信長という名前に驚きを隠せないみやびだったが、思わずその姿に見惚れてしまい…。
そこへ、小柄で猿顔の学生がやってくる。豊臣秀吉だ。みやびの怪我の心配をしながらボディタッチし、女性に目がない様子。さらに、武田信玄、伊達政宗、上杉謙信、明智光秀、黒田官兵衛が次々とやってきて…。なんと彼らは名だたる戦国武将たちのクローン高校生だった!
そんな中、生徒たちがホールに集められる。最前列には特進クラスのメンバーが並び、他の生徒たちは、特進メンバーをにらんでいる。血気盛んな生徒たちに、理事長の別府ノ守与太郎は、銀杏高校で一番強い人物を決めると宣言し、「旗印戦」が開幕した! 旗印戦では、倒したい相手を記入した旗印を揚げ、勝てば相手のポイントを獲得。一番ポイントを獲得した者が、“てっぺん”である総長と戦う権利を取得できるという。翌日、「2時間以内に武田信玄を倒す」と書かれた旗印が出されて…!?
出典:新・信長公記 公式HP
第10話(最終回)
徳川家康(小澤征悦)との最終決戦に勝利した織田信長(永瀬廉)。信長は「本当の戦いはこれからだ」と語り、学園を支配する総長と対峙する。そして、総長の正体が学園の理事長・別府ノ守与太郎(柄本明)であることが分かる…!そんな理事長は武将たちを集めて戦わせてきた目的を語りだす。理事長が語る言葉を前に日下部みやび(山田杏奈)、家康は驚きを隠せない。そして、理事長は家康に「やはり失敗作か…」と言い放つのだった。
一方で、理事長から自分たちが実在した戦国武将のクローンであること、さらに18歳までしか生きられないという衝撃の事実を聞かされた黒田官兵衛(濱田岳)の葛藤は続く。そして、何も知らないクラスメイトたちに事実を明かすか思い悩む。
それぞれが思いを抱える中で、理事長は「戦を――本当の戦をしたくなった」と語り、いよいよ武将たちと理事長との最後の戦いが動き出す!戦いの直前、信長ら武将たちは野営をはって、宴に興じる。最後の敵である理事長を前にして、これまで戦いを続けてきた家康も交えて「和の心」をもって団結するクラスメイトたち。そして宴を追えると、いよいよ特進クラスと理事長との戦いが幕を開ける―――
理事長の真の狙いとは、クローンが抱える宿命の行きつく先は、そして武将たちと理事長の戦いの行方は!?今夜、物語が完結する――
出典:新・信長公記 公式HP
主な出演者
主な出演者(敬称略)は永瀬廉、山田杏奈、西畑大吾、萩原利久、犬飼貴丈、三浦翔平、満島真之介、濱田岳、小澤征悦、柄本明、駿河太郎、柳俊太郎、阿部亮平、須賀健太、長田成哉、内藤秀一郎、片岡久道、野村康太、田野倉雄太、松大航也、草野大成、林田岬優、佐々木春香、石田夢実です。