おすすめ度：100点（推しドラマ）
夫のカノジョは2013年秋、TBS系、毎週木曜夜9時に放送。主演は川口春奈さんと鈴木砂羽さんです。
妻の勘違いから、39才の主婦と20才のOLのカラダが入れ替わる！笑って、泣いて、ハラハラ、ドキドキの連続の痛快ホームコメディ！
内容と感想
内容
夫・小松原麦太郎（田辺誠一）の浮気を疑った小松原菱子（鈴木砂羽）は、とある公園で家族を守るために浮気相手？の山岸星見（川口春奈）にお金を手渡して、夫と別れるように頼みますが、星見には何のことかわからない。
麦太郎は派遣社員の星見が正社員試験を合格するように星見の家で試験勉強を手伝っていた。麦太郎が星見の家に行くときはいつも石黒（古川雄輝）も一緒だったが、菱子が麦太郎を尾行した時には玄関先で麦太郎と星見がいるのを見ただけで、家の中に石黒がいることに気付かず、麦太郎が浮気をしていると勘違いしていた。
そんな時、謎の老婆（渡辺えり）が現れて、菱子と星見の中身を入れ替えてしまう。元に戻るには「お互い大事なものが見えるようにならなければならない。」ただし、入れ替わっていることが誰かに知られると元には戻らない。
さて、菱子の体に入った星見は菱子＜星見＞、星見の体に入った菱子を星見＜菱子＞としておこう。
菱子＜星見＞は麦太郎の家族と一緒に暮らし、星見＜菱子＞は麦太郎と職場で会う。お互い違う世界で起きる出来事を乗り越えていく。星見は子供の頃に父親を亡くして、仕事ばかりしている母親を嫌っていた。
そんな、菱子＜星見＞は息子の真人（鈴木福）や娘の実花（大友花恋）と接しながら家族の温かさを知り、麦太郎がどれだけ家族を大切にしているかを知る。また、これまで専業主婦をしていた菱子は星見＜菱子＞になって、麦太郎の仕事の大変さを知る。
星見＜菱子＞は主婦としてこれまで培ってきた経験を活かして活躍もする。特に、大東製粉の美味しくないレトルトパスタソースの美味しい食べ方を披露した時には頑固な考えの開発部の人たちの胃袋もつかんだ。
一方、菱子＜星見＞は菱子が苦手にしていたママ友の会を仕切っていたPTA会長の相川さん（山村紅葉）にも言いたいことを言って喧嘩をする。しかし、それが功を奏して、距離を縮めいていく。
2人の仲が急接近したのは親子ハイキングで、菱子＜星見＞が相川の息子・佑生が川に落ちた時に助けたことが大きい。
菱子が星見が麦太郎の浮気相手だと勘違いしていた誤解も解けるが、まだ2人は元には戻らない。
星見＜菱子＞は子供の頃、仕事が忙しい母親・史子（片平なぎさ）が「子供がいなかったらよかったのに」と言っているのを聞いて、史子を嫌っていたが、星見＜菱子＞からそれは言ったことは事実だが、後日談があって、本心じゃないことを聞く。
星見＜菱子＞は理不尽で傲慢な新しい部長・立花が麦太郎を関西に左遷しようとしていることにみんながいる前で抵抗する。その頃、菱子＜里美＞は真人の小学校のクリスマス会の中止説明会に出席していた。
クリスマス会が中止になったのは真人と佑生が転入生の間宮さくら（原菜乃華）がクラスのみんなと早く友達になるために演劇シンデレラのシンデレラ役に推薦したことだった。
内気なさくらには荷が重く、学校に行くのが嫌になって、それがいじめと判断されたためでした。
いじめについてさくらの母・由香里（高岡早紀）はきつく話し始めますが、菱子＜星見＞は反論するために立ち上がった瞬間、菱子と星見が元に戻る。
突然元に戻った2人ですが、周りの人は誰も気づかない。
菱子はこれまでの菱子と違い自分が言いたいことをみんなの前で話す。子供たちの楽しみを奪ってはいけない、間違ったことに対してやり直すチャンスを与えるべきだとみんなの前で話す。
また、会社に戻った星見は立花部長に麦太郎の関西への異動の取り消しを強く要望します。
結果、営業部の人たちも「小松原課長と働けないなら退職する！」と言い出し、立花部長は麦太郎の異動を取り消す。
しかし、それと同時に、星見の正社員への辞令も白紙に戻るが、星見は再び、正社員試験を受ける決意をする。
元に戻った2人は小松原家でクリスマスパーティーをして物語は終わる。真人だけは2人が入れ替わっていたことに気づいていたようだ。
2人が見えていなかったのは「愛されていること」だった。
感想
他の人から見ると菱子は少しガサツになって、星見は落ち着いた大人になったように感じるはずですが、そこはあまり触れてはいけない。でも、この入れ替わりはなかなか面白い。
謎の老婆の魔法で入れ替わるというのが、安直な設定ですがそれもいい。入れ替わり方はあまり重要じゃない。入れ替わってからの過程や、元に戻るための試練をどうクリヤするのかが面白い。
このドラマでは元に戻るためにはお互いの見えないことが見えるようにならないといけない。ということなのだが、どういうこと？
結局、星見も菱子も愛されていることに気付いていなかった。菱子は家族を愛しているが、愛されていることに気付かなかった。星見は母親が自分を嫌っていると思っていたが、実は愛されていた。
愛することは自分でわかりますが、愛されるって気づきにくいものです。2人は愛されていることに気付いて元に戻ったようです。
なるほど～。
私は愛されているのかな？と身の回りを見渡してみしまたが、そもそも私が愛しているのか…。ちょっと私にも入れ替わり魔法をかけてもらえないでしょうか。いろんなことを確認したい。
相関図
登場人物
山岸星見 – 川口春奈
山岸星見（やまぎし・ほしみ）は大東製粉の営業部派遣社員、20才。早くに父親をなくし、母一人子一人の家庭で育つ。
営業部課長・麦太郎の部下で、同僚の石黒と3人で星見の正社員試験の勉強会をしているが、菱子に星見と麦太郎が浮気をしていると疑われてしまう。
思った事は本音ですぐに言ってしまうタイプ。菱子に麦太郎との浮気を誤解されて、言い合っているうちに突然現われた老婆に菱子とカラダを入れ替えられてしまう。
小松原菱子 – 鈴木砂羽
小松原菱子（こまつばら・ひしこ）は麦太郎の妻で専業主婦、39才。夫・麦太郎と息子の真人、娘の実花の４人家族で暮らしている。
真人の通う小学校のPTA役員の付き合いに苦労する。ものすごく心配性で妄想癖があり、
星見と麦太郎が浮気をしていると思い込んで星見に会いに行き、言い合っているうちに突然現われた老婆に星見とカラダを入れ替えられてしまう。
小松原麦太郎 – 田辺誠一
小松原麦太郎（こまつばら・むぎたろう）は菱子の夫で・大東製粉の営業部課長。星見や石黒の上司で、信頼も厚く仕事熱心。
星見の正社員試験のサポートのために星見のアパートに出入りしているが、そのことを菱子に伝えていないため、浮気を疑われてしまう。
内容
第1話
この物語は、小松原家に起きたとても不思議な出来事。しかも、それはすべて妻の勘違いから起こったのだ…。
大東製粉の営業部に勤める派遣社員の山岸星見（川口春奈）は、上司で営業部課長の小松原麦太郎（田辺誠一）や営業部社員の石黒靖（古川雄輝）に見守られながら“自由奔放”に働いていた。
ある日、仕事を終えた麦太郎が会社から出てくると、その後ろを全身黒ずくめの女がこっそりと付け始めた。その女は他でもない、麦太郎の妻・菱子（鈴木砂羽）だった。 菱子と麦太郎が結婚して15年。2人の子ども（鈴木福、大友花恋）にも恵まれ、幸せな家庭を築いてきたと思っていた菱子だったが、最近の麦太郎の行動から浮気を疑い、尾行するに至ったのだ。（写真）尾行の末、辿り着いたのは、とあるアパートだった。麦太郎が慣れた手つきでチャイムを鳴らすと、開いたドアから現れたのは、なんと若い女！！ 妄想癖がある菱子の頭の中は、あっという間に家族崩壊でいっぱいに。
実は、麦太郎は石黒と共に、星見が受ける正社員試験の勉強を見ていただけなのだが、そうとは知らない菱子は、家族を守るため星見を呼び出すことに。
星見を夫の浮気相手と思い込み、別れるように直談判する菱子だが、何を言っても平然としている星見にどうしようもない屈辱と敗北感を感じる。そんな中、星見と菱子の前に突然老婆（渡辺えり）が現れた。老婆が一喝すると、２人は意識を失ってしまう。そして２人が目を覚ますと、互いのカラダが入れ替わっていて…！？ 果たして星見と菱子の行く末は――！？出典：夫のカノジョ 公式HP
第8話（最終回）
久米（柳沢慎吾）に代わりやってきた営業部の部長、立花（橋本じゅん）は、星見（川口春奈）と麦太郎（田辺誠一）の関係を疑い、麦太郎を関西にある関連会社に転勤させようと画策。星見に想いを寄せている石黒（古川雄輝）も星見を麦太郎から引き離したい一心で、麦太郎が一人で星見のアパートに通っていたと嘘をついてしまう。
一方、菱子（鈴木砂羽）は息子の真人（鈴木福）が転校生のさくら（原菜乃華）をいじめているとさくらの母親、由香里（高岡早紀）から責められ憤慨。麦太郎に事の経緯を説明するが、肝心の真人が部屋にいないことに気付く。
慌てて真人を探しに家を飛び出す麦太郎と菱子だが、その頃、真人は一人でさくらの家を訪ねていた。どうしてもさくらに謝りたいと、たった一人でさくらの家を訪ねたのだった。ところが由香里はその思いを否定し、門前払いする。（写真）真人がさくらの家の前で立ち続けていると、そこに小松原家に向かおうとしていた星見が通りかかった。真人から話を聞いた中身は菱子の星見は思わず真人を抱きしめ…。 翌日、真人が通う小学校で臨時の保護者会が開かれることに。由香里がクリスマス会の中止を申し入れたため、その経緯について話し合う事になったのだが…。 星見と菱子はいったい、どのようにしてお互いの危機を乗り越えるのか！？ そして小松原家の未来はどうなる！？
出典：夫のカノジョ 公式HP
主な出演者
主な出演者（敬称略）は川口春奈、鈴木砂羽、鈴木福、古川雄輝、大友花恋、柳沢慎吾、山村紅葉、片平なぎさ、田辺誠一です。
