映画【ハケンアニメ】を手短にご紹介|土曜夕方5時のアニメ覇権争い!サウンドバックvsリデルライト!トウケイ動画vsスタジオえっじ!

おすすめ(80~89点)
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おすすめ度:90点(見てほしい)

 ハケンアニメは2022年5月に公開された映画です。主演は吉岡里穂さんです。

好きだから、頑張れる!目指すは頂点!新人監督とその仲間&ライバルたちの思いがぶつかり合う胸熱エンタテイメント。土曜日の夕方5時のアニメの覇権を握るのは!

内容と感想

内容

サウンドバック 奏の石

劇中に登場するトウケイ動画が制作しているアニメ。毎週土曜日5時に放送され、裏で放送されているリデルライトと視聴率争いをする。監督は新人監督の斎藤瞳(吉岡里穂)。

ある日突然巨大ロボットに襲われたのどかな田舎町。地球を守るため、少年少女たちはロボットに乗って戦う。サウンドバックとは、「奏(かなで)」と呼ばれる石が、現実の音を吸い込むことによって変形したロボットのこと。その形状は音によって変わり、1話ごとにノックや風鈴など異なる音が捧げられ、毎回違う形のロボットが登場する。「奏」は戦いを終えると力を失い、ただの石に戻るが、捧げた音とそれにまつわる記憶はヒロインのトワコから奪われていくという秘密があった……。

原作者である辻村が書いた全12話分のプロットと、それを元に吉野監督が執筆した脚本およびイメージボードを参考に、テレビアニメ「若おかみは小学生!」などの谷東が監督を務め、主人公たちのリアルで写実的なキャラクター原案は漫画家出身の窪之内英策、ロボットのメカデザインは「機動戦士ガンダム00」で知られる柳瀬敬之が手がけた。
果たしてトワコは失った音の記憶を取り戻せるのか? 瞳が最後までこだわり抜いたラストから目が離せない。

出典:ハケンアニメ サウンドトラック

運命戦線 リデルライト

劇中に登場するスタジオえっじが制作しているアニメ。毎週土曜日5時に放送され、裏で放送されているサウンドトラックと視聴率争いをする。天才監督は実績があるが、儲かれているのでは?ささやかれている天才で言われているの王子千晴(中村倫也)。

行方不明の妹を探す魔法少女の充莉は、自らの魂の力で乗るバイクを変形させ、ライバルたちとレースで競い合う。「リデルライト」とは少女たちが駆るバイクの総称。第1話に6歳で登場する充莉は、年に1度のバイクレースでのバトルを通して、仲間や敵対する魔法少女の清良たちとともに1話1歳ずつ年を重ね、いわゆる「成長するヒロイン」の姿が描かれる。
『サウンドバック 奏の石』(通称:『サバク』)とは対照的に、アニメならではのデフォルメされたキャラクターはポップで色遣いもユニーク。

演出を担当した「プリキュア」シリーズの大塚隆史監督いわく「正攻法のサバクに対して奇想天外な表現で攻める天才・王子監督らしく、あまり普通では見られない表現を心がけた」とのこと。
デビュー作でヒロインを殺せなかったことを悔やむ王子は今度こそ雪辱を遂げるのか?充莉が最後に死ぬか生きるか、最終回に込められた想いを見届けたい。

出典:ハケンアニメ リデルライト

 

内容

土曜の夕方5時のアニメ番組を制することがアニメの覇権を握ること。この覇権を争うのは、大抜擢された新人監督で、王子にあこがれて県庁をやめてアニメ業界に身を投じた斎藤瞳の「サウンドバック」と再浮上をかけた王子の「リデルライト」。

アニメは監督の指示で多くの人たちが作業して完成するのだが、新人の瞳はスタッフの扱いに悪戦苦闘する。瞳とは対照的に実績のある王子は自分の考えを貫き通すことばかり考えてしまい、スタッフは徐々に疲弊していく。

そんな王子をフォローするのがチーフプロデューサーの有科香屋子(尾野真千子)。王子は突然姿を消すなど、有科をヤキモキさせることが多いですが、有科はプロ根性で王子のわがままに付き合う。

一方、瞳も厳しいことを言いながらも、自分の事を考えてくれている行城(柄本佑)の存在に気付く。

第1話の視聴率は同率1位だったが、2話以降サウンドバックはリデルライトに引き離されていく。すると、瞳はスタッフからも陰口をたたかれるようになるが、逆に自分の仕事を全うしようと努力するスタッフにも気づき始める。

悩む瞳は7年前に見た王子が作った『光のヨスガ』に力をもらったことを思い出す。『光のヨスガ』は瞳がアニメ業界に入る大きな後押しになっていた。そして、子供の頃にアニメの魔法のスティックを友達がくれようとしたのですが、「この世に魔法はない」と、受け取らなかったことを今でも気にかけている。

瞳が今の悪い状況を打破するために奮起すると、物語の内容も人の心に刺さるようになり、リデルライトとの視聴率差が最大3%あったが、その差が徐々に詰まっていく。そして、第11話ではその差は僅差になっていた。

そして最終回の制作に入る。

王子は最終回で主人公のヒロインを殺すことを考えていたが、夕方5時のアニメで主人公を殺すなんてありえないと反発を食らう。しかし、時間がない中での王子は自分の考えを通すことを決意して、有科に変更を頼む。

有科も王子の無茶ぶりに何とか答え、アニメは完成する。

一方、瞳も最終回の内容を急遽変更することを決意する。反対するスタッフもいたが、ここまで視聴率を上げてきた瞳についていこうとするスタッフもいて、行城のゴーサインも出たことでスタッフ全員で変更内容を仕上げる。

そして最終回が放送され、両アニメとも感動のクライマックスで幕を閉じる。

視聴率はリデルライトが1位で、サウンドトバックは2位となり、王子が覇権を奪ったことになるが、DVDの予約はサウンドバックが1位となった。

この結果に一番喜んだのはトウケイ動画のチーフプロデューサの行城。

自宅のベランダで洗濯物を干す瞳はサウンドバックの人形を手に持つ子供を見て、子供たちに何らかの影響を与えられたことを喜んで、物語は終わる。

感想

こんなにアニメが熱いとは思わなかった。土曜の夕方5時がアニメにとってそんなに重要なんだな。サウンドバックとリデルライトのスピンオフもそのうち放送されそう。

新人監督の斎藤と天才監督の王子の視聴率争いですが、見る側はどっちを見るのか毎回変わるの?

王子が勝ったのは番狂わせなしということで、アニメより平凡でした。この原作者の辻村深月さんは瞳や王子みたいに悩んだのかな。悩み過ぎて一周回って順当路線に落ち着いたのかな。

最後は行城が喜んでチャップリンジャンプしてましたが、映画の監督さんの悩んだ末の結果だったのだろう。

あのジャンプよかったです。喜びの表現はやっぱり、あのジャンプですよね。悩んだら悩んだだけいい結果が出るということです。

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相関図

登場人物

斎藤瞳 – 吉岡里帆

斎藤瞳(さいとう・ひとみ)は28歳の新人アニメ監督。

国立大を出て県庁で働いていたが、王子千晴監督のアニメ『光のヨスガ』と出会い、「見てる人に魔法をかけるような作品」を作りたくて業界大手のトウケイ動画に入社。

王子を超えるべく、背水の陣でデビュー作『サウンドバック 奏の石』に人生を懸けている。好物はコージーコーナーのチョコエクレア。

王子千晴 – 中村倫也

王子千晴(おうじ・ちはる)は伝説の天才アニメ監督。

弱冠28歳、今の瞳と同じ年齢で放ったデビュー作『光のヨスガ』が脚光を浴びるも、その後スランプに陥り沈黙。

8年ぶりとなる新作『運命戦線リデルライト』で復活をはかる。華やかな容姿と奇抜な言動で物議をかもすが、胸に秘めたアニメへの想いは人一倍熱く、アニメが「現実を生き抜く力」の一部になれることを信じている。

有科香屋子 – 尾野真千子

有科香屋子(ありしな・かやこ)はスタジオえっじのチーフプロデューサー。

制作進行時代から「彼女が行くと確実に原画があがる」という逸話を持つ。

デビュー作以降、再浮上できずにいた王子監督を口説き落とし、『運命戦線リデルライト』を企画、王子に発破をかけつつその才能を守るために手を尽くす。

行成理 – 柄本佑

行城理(ゆきしろ・さとし)はトウケイ動画のチーフプロデューサー。

制作現場と宣伝サイド、スポンサー陣などの間に立ち、総合ビジネスとしてのアニメプロジェクトを統括。

綺麗事では語れない業界の裏方を引き受け、作品を世に届けるためには自分が悪者になることも厭わない。

あらすじ

連続アニメ『サウンドバック 奏の石』で夢の監督デビューが決定した斎藤瞳。だが、気合いが空回りして制作現場には早くも暗雲が…。瞳を大抜擢してくれたはずのプロデューサー・行城理は、ビジネス最優先で瞳にとって最大のストレスメーカー。「なんで分かってくれないの!」だけど日本中に最高のアニメを届けたい! そんなワケで目下大奮闘中。最大のライバルは『運命戦線リデルライト』。瞳も憧れる天才・王子千晴監督の復帰作だ。王子復活に懸けるのはその才能に惚れ抜いたプロデューサーの有科香屋子…しかし、彼女も王子の超ワガママ、気まぐれに振り回され「お前、ほんっとーに、ふざけんな!」と、大大悪戦苦闘中だった。瞳は一筋縄じゃいかないスタッフや声優たちも巻き込んで、熱い“想い”をぶつけ合いながら “ハケン=覇権” を争う戦いを繰り広げる!!
その勝負の行方は!? アニメの仕事人たちを待つのは栄冠か? 果たして、瞳の想いは人々の胸に刺さるのか?

出典:ハケンアニメ 公式HP

主な出演者

主な出演者(敬称略)は吉岡里帆、中村倫也、柄本佑、尾野真千子、工藤阿須賀、古舘寛治、小野花梨、徳井優、高野麻里佳、六角精児、前野朋哉です。

出演者の出演作品

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