【あなたには渡さない】を手短にご紹介

おすすめ度：70点（まあまあ）

　あなたには渡さないは2018年秋、テレ朝系、毎週土曜夜11時15分に放送されました。主演は木村佳乃さんです。「割烹花ずみ」を舞台に、だらしない旦那と店を立て直す。

他の主な出演者（敬称略）は、水野美紀、萩原直人、青柳翔、荻野目慶子、田中哲司、山本直寛、井本彩花です。

内容
登場人物
1. 上島道子 – 木村佳乃
2. 矢萩多衣 – 水野美紀
相関図
ドラマを見終えて
【あなたには渡さない】を見るならアマゾンプライムがおすすめ！
【あなたには渡さない】を見るならU-NEXTもおすすめ

内容

料亭花ずみを舞台に、上島通子（木村佳乃）と矢野多衣（水野美紀）が女の戦いを繰り広げます。しかし、そこには人の気持ちの動きが絡み合います。通子の夫の上島旬平（萩原聖人）が多衣と不倫し、花ずみの女将の母親が亡くなった事から物語は展開します。

通子は先代の女将からは花ずみへの立ち入りを禁止されていました。先代の女将が亡くなり、多衣が現れたことから、通子は旬平と別れ、花ずみの女将になることを決意します。しかし、その時すでに、花ずみは経営不振で店をたたむしかない状況になっていました。

そこで、道子は旬平を板前として雇い、新たに店を移転して、花ずみの立て直しから始めることとなりました。そこには、子供の頃から兄として慕う笠井総合建設社長の笠井芯太郎（田中哲司）の助けと多衣の思惑がありました。

話が進むにつれて、道子の経営センスが表面化します。ここ一番でのストレート勝負が勝利を導きます。そして、多衣の旬平への思いと笠井の通子への思いが交錯します。

最終回では、横領で捕まった笠井が保釈され、自殺をほのめかして、道子に電話しますが、道子は全く気が付きません。

翌朝、電話の事を旬平に話し、旬平に言われ通子が笠井のところに走っていくところでドラマは終了となる。笠井の気持ちや多衣の本当の考えが明確にならないまま、ドラマは終わります。

登場人物

上島道子 – 木村佳乃

上島通子（かみしま・みちこ）は有名料亭「花ずみ」の板長・旬平の妻ですが、姑からは店に一切、関わらせてもらえませんでした。姑の死から一年が経った頃、突然現れた矢萩多衣から夫との愛人関係の事実を告げられ、離婚を余儀なくされます。窮地に立たされた通子は後ろを振り返らない元来の勝ち気で前向きな性格から、自らが「花ずみ」の女将になることを決意します。多衣から奪い取った6000万円を元手に新生「花ずみ」を興し、数々の困難や苦境に立ち向かっていきます。「花ずみ」以外の事では、結構鈍感な女性です。

矢萩多衣 – 水野美紀

矢萩多衣（やはぎ・たえ）は金沢にある酒造会社の女社長です。仕事上で旬平と出会い、旬平の母公認で旬平と不倫していました。旬平の母の死後、通子に旬平との離婚を迫って女の戦いを挑みます。“ある方法”で6000万円を一夜にして作り、通子に貸すことになります。その陰には笠井の思惑が潜みます。単なる「男の取り合い」ではない不思議な関係性で通子と対峙していきます。

相関図

ドラマを見終えて

最後までマイペースだったのは旬平でした。このドラマで最も悪いのが旬平でなちがいなしです。母親が亡くなるまでは母親の陰に隠れ、多衣と不倫し、母親が亡くなってからは道子と多絵の間で心が行き来する。挙句の果てには、店から逃げてしまう。所々で、旬平が通子に、”道子のきっちりした性格が自分を追いつめる”と言いますが、私は、全く賛同できなかった。旬平がしっかりしていれば、問題はなかったはずです。

とは言え、このドラマでは常に旬平は許されます。通子も多衣も、先輩料理人の前田（柴俊夫）も、息子の上島一希（山本直寛）、娘の上島優美（井本彩花）も、みんな旬平を許すします。
何と恵まれた旬平だ。そして、最後には通子とよりを戻して、花ずみにも帰ってくる。これだから、旬平はだめになるんだろうなと思いましたね。見ている人の想像に任せる場面が多いドラマでした。