【結婚相手は抽選で】を手短にご紹介 | 海に落ちたドラマノート

おすすめ度：80点（おすすめ）

ズバッと内容：

　結婚相手は抽選では2018年秋、フジ系、毎週土曜夜11時40分「大人の土ドラ」枠に放送されました。主演は野村周平さんです。少子化対策との一環として政府が打ち出した結婚させる法律「抽選見合い結婚法」が施行されました。

他の主な出演者（敬称略）は、岩村麻由美、平山祐介、松本享恭、加藤雅人、大西礼芳、佐津川愛美、山口美也子、大谷亮平、高梨臨、富田恵子、久ヶ沢徹です。

内容
登場人物
1. 宮坂龍彦 – 野村周平
2. 冬村奈々 – 高梨臨
相関図
ドラマを見終えて
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内容

少子化対策として結婚相手を抽選で決める法律「抽選見合い結婚法」が施行されます。見合いを3回断ると、強制的にテロ対策支援部隊に行かされます。
主人公の宮坂龍彦（野村周平）は潔癖症で、人間不信で、お宅です。龍彦は見合いをしても断れ続け、この法案の犠牲者となります。そして、龍彦は他にも様々な理由でこの法案の犠牲者になっている人がいることに気づき、この法案に反対する団体「ASBE（アスビー）」を立ち上げます。一方、龍彦以外にも冬村奈々（高梨臨）、銀林嵐望（大谷亮平）、鈴掛好美（佐津川愛美）の悩み、問題がドラマの展開を重く彩ります。

最終回では、4人を含め、多くの人たちが、この法律で苦しめられ、逆に、救われることが出来たことを龍彦は語ります。でも、結婚を義務にすることはしてはいけないと断言しました。アズビーの活動が実り、「抽選見合い結婚法」は廃止となります。

このドラマでは多くの人が悩み、物語が進むほど不妊、ブス、ブ男、極悪性格などの沢山の人間模様が出てきます。そして、銀林嵐望（大谷亮平）と鈴掛好美（佐津川愛美）は結婚をします。いろいろあって、いきなり子供2人の4人家族となります。

法律を施行した大臣の小野寺友妃子（岩村麻由美）は娘のひかり（大西礼芳）のLGBTを受け入れます。そして、主人公の龍彦は冬村奈々と結ばれるのかというところで、物語終了します。龍彦と奈々は本音で話が出来る関係になっていたが、この後は想像にお任せです。

登場人物

宮坂龍彦 – 野村周平

宮坂龍彦（みやさか・たつひこ）はコンピューターソフト会社ＳＥで働いている26才です。オタク系で、女性に全くモテなく、極度の潔癖症で、東京でひとり暮らし、などなどの壁を持ちます。

中学生時代の生徒会長選で友人の裏切りに会い、人間不信になっています。正義の心を密かに隠しながら、ネットに書きをしています。そのサイトを見たフリージャーナリストのLGBTのひかりとも出会います。

女性とのコミュニケーションは大の苦手ですが、抽選見合い結婚法に対して不安を持ちながらも、どこかで期待を抱いています。恋愛願望も結婚願望も持っていますが、自分に自信がありません。

冬村奈々 – 高梨臨

冬村奈々（ふゆむら・なな）はお嬢様育ちで、親のコネでラジオ局社員として働いています。仕事内容はハガキ整理などの雑用係です。

母を幼いころに亡くし、母から習ったバイオリンを音大で専攻していましたが、祖母に命じられ断念するなど、祖母の言うことには絶対の家族の中で育ってきました。

そして今の恋人の銀林嵐望は、ようやく祖母にも紹介できるスペックを持った人だと思い、早くプロポーズしてもらいたいと願っていますが、嵐望にその気持ちはなく、結婚相手には見てもらえません。

相関図

ドラマを見終えて

強制的に結婚させる無茶な設定が面白かった。気の弱い人にとってはいい制度かもしれないですが、結婚できない理由を持っている人まで対象にしたのはちょっと問題だったかな。でも、それでこそドラマ性があるのかもしれないです。

このドラマではLGBTが焦点となります。勉強不足なので調べてみると、女性同性愛者（Lesbian）、男性同性愛者（Gay）、両性愛者（Bisexual）、生まれながらの性不一致のトランスジェンダー（Transgender）の頭文字をとって、LGBTと言うようです。ドラマの中では13人に1人の割合でLGBTの人がいると言っていました。私は結構いるんだなと勉強になりました。

私は龍彦と奈々は結婚に向かない人だと感じました。この2人は結婚しない方が幸せかも。ドラマは自分の知らない世界を教えてくれるので、これも、ドラマの楽しみの1つですね。