【今ここにある危機とぼくの好感度について】を手短にご紹介|正論はダメ!世界は単純じゃない!サハライエ蚊で仮想オリンピック開催問題?

おすすめ(80~89点)
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おすすめ度:80点(見てほしい)

 今ここにある危機とぼくの好感度については2021年春、NHK、毎週土曜夜9時に放送。主演は松坂桃季さんです。何も言わないアナウンサーとして、好感度だけでやってきた神崎ですが、アナウンサー人生に見切りをつけて、母校の広報課に転職。

次々に巻き起こる不祥事に振り回され、その場しのぎで逃げ切ろうとして追い込まれていく神崎真の姿をブラックな笑いで描きながら、現代社会が抱える矛盾と、そこに生きる人々の悲哀に迫る。最後は仮想オリンピック開催問題?

感想

第1話

何も主張せず、7年間もアナウンサーができたものだ、真は見た目だけのプラスを維持することだけを考えて、何も言わず、問題発言をしない様にしてきた。

真にとって、問題を巻き起こす原因となる正論は必要ない。何も言わず、ただ地雷を踏まないようにすることが真の危機管理です。

そんな、真も年を取ると、若手が出てきて、とうとう自分の限界を感じたのだろう、あっさりアナウンサーを引退して母校の帝都大学の広報課に転職。

これだけでも真がノラリクラリ人生を歩んできていることが分かる。でも、ここから真の人生に荒波がやってくるのかな。

大学教授の不正論文疑惑が発覚して、真はその火消し役に!

しかし、その火消しも上手く?いったように見えますが、結局、大学側が不正を認め、告発者の名前が公表され、真の保身は成功したが・・・。

最後はみのりが新聞部の部長に食事をおごっていた。やっぱり世界は複雑です。

真の願いは世界が単純であることです。

全話見終えて

好感度しか取り柄がない神崎真(松坂桃季)が失敗しながらもかろうじて大学のトラブルを対応していきます。上手く対応できたとは言えませんが、結果的には優良可で判定するなら”可”で乗り越えていきます。

複雑に考えることが苦手な真ですが、少しずつ変化していきます。最終回では帝都大学から流出したサハライエ蚊のボウフラが成虫となり在来種の蚊と交配して繁殖して、人々に害を及ぼす事態が発生し、次世代博覧会を開催するのかどうかが焦点となります。

まるで、新型コロナウイルスと東京オリンピックの関係です。ドラマでは重病者への薬が出来て、会場の蚊の駆除が間に合って、次世代博は開催されましたが、2か月後のオリンピックはどうなるのでしょうか。

好感度ばかり気にしていてはだめだ。真実をしっかりとらえて判断してください。と菅総理大臣に言っているような締めくくりでした。

さあ、オリンピックはどうなる?とドラマを見ながらオリンピックが気になりました!

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登場人物

神崎真 – 松坂桃季

神崎真(かんざき・まこと)は帝都大学の広報課に中途採用された元イケメンアナウンサー。学生時代の恩師・三芳総長からじきじきに呼ばれた。好感度維持を第一に考え、意味のあることを何一つ言わず決して炎上させないという処世術に長けている。

木嶋みのり – 鈴木杏

木嶋みのり(きじま・みのり)は帝都大学生命科学センターで働くポスドク(非正規の研究員)。真の大学時代の元カノだが、真は彼女のことをほとんど覚えていない。 スター教授・岸谷の論文不正を見過ごせず、内部告発する。

三芳総長 – 松重豊

三芳総長(みよし・そうちょう)は帝都大学の総長。就任後まもなく、かつての教え子・真を広報課にスカウトした。優柔不断で、学者に大学経営は向かないとこぼすが、考古学者としては超一流。学問の自由を何よりも大切だと考えている。

内容

第1話

イケメンアナウンサー・真(松坂桃李)は当たり障りのない発言だけを心掛けて来たが人気が低迷。恩師・三芳(松重豊)の誘いで大学の広報マンに転身する。石田(渡辺いっけい)率いる広報課に着任早々、須田(國村隼)、鬼頭(岩松了)ら理事たちに呼び出された真は、スター教授・岸谷(辰巳琢郎)の論文不正を告発した非正規研究者・みのり(鈴木杏)に接触するよう命じられる。彼女は大学でほんの一時期付き合った元カノだった。

出典:今ここにある危機とぼくの好感度について 公式HP

ネタバレ

大学側はみのりの告発はガセネタや論文作成時の勘違い(ミス)で済ませたい。須田理事の圧力には誰も逆らえなく、指示に従うしかない真ですが、真はどうしてもみのりの事を思い出せない。

夜、みのりが帰ろうとしているときに、真がみのりの横を歩くと、みのりは真の事を覚えていて、一緒に食事に行きます。

みのりは今月で契約が終わり解雇され、ポスドクの使い捨てぶりを真に嘆く。結局、みのりとの接触に成功する真だが、なぜ彼女と別れたのか思い出せない。

理事会では論文の調査をした結果、添付画像8カ所にミスがあっただけと話はまとまり、これはミスで公表の必要がないと決定します。

しかし、その時、学校新聞で不正が発信され、真は石田の指示ですべてを買い占めて、新聞部に乗り込みます。

新聞部ではこれは事実だと言い張り、言論の自由について真に問うと、真は何も言えなくなります。

真は石田に新聞部での事を報告すると、「正論はダメ!」と説得されます。

理事たちは真にみのりの雇用継続の交渉条件を提示します。それは真にとって渡りの船で、真はみのりをレストランに誘います。

真はみのりに雇用継続の話をすると、不正疑惑の隠ぺいだと見破られ、みのりは怒って帰ります。真はみのりの言い分を自分の落ち度がないことを証明するために録音していた。

今の日本の研究について大病だと言い張ったみのりの録音を聞いた総長は涙を流して、不正を認める記者会見を開きますが、新聞には内部告発をした木嶋みのりの名前も公表されていた。

テレビのワイドショーではコメンテーターが研究者たちが研究資金調達のため、改ざんに手を染めざるを得ないということを主張します。

複雑なことを理解できない真は物事は単純であって欲しいと願いながら、食事を終えた真が外に出ると、みのりが新聞部の部長に食事をおごっているところに出くわします。

世界は単純ではないということです。

第5話(最終回)

謎の虫刺されが命にも関わると知らされた真(松坂桃李)の元に、みのり(鈴木杏)が励ましの電話をかけてくる。勇気を得た真は、被害の原因が帝都大の施設から流出した蚊だということを三芳総長(松重豊)に報告し、理事たちによる隠ぺいの事実を暴こうとする。だが須田理事(國村隼)を始めとする次世代博覧会の関係者たちは、予定地周辺で謎の蚊による健康被害が起きている事実を認めようとしない。そこで真はある奇策に出る。

出典:今ここにある危機とぼくの好感度について 公式HP

ネタバレ
みのりの調べではサハライエ蚊での重傷者は甲殻類アレルギーを持っていた。エビやカニが好きな真は重症化しないことが分かって真は安心して涙を流します。
真はみのりのやさしさを愛と考え、愛を知った真は生まれ変わって好感度を気にしないように生きることにした・・・のだが、理事会で理事たちを納得させようと、サハライエ蚊が会議室に舞い込んでいると総長と演技をします。
総長が市長に事態を報告しますが、須田が根回しして、報告は隠ぺいされ次世代博は行られることになります。証拠になるはずだった研究室のサハライエ蚊は処分され、真実を暴こうとした真はガッカリします。
次世代博の会場では消毒がまかれて蚊の駆除が行われます。
さらに、澤田(池田成志)からサハライエ蚊の毒に対してある蟻の毒が効くことを知りますが、その情報源はみのりだった。
真は隠されていたサハライエ蚊を手に入れ、在来種と交配させて蟻毒で効果を確認して、帝都大学の研究室から逃げたサハライエ蚊のボウフラによる事態だったことを実証しようとします。
総長は真からの結果報告を聞いて、理事会で記者発表すること話すと、須田は知名度が地に落ち、研究費が削られて大学が大変なことになると猛反対します。
それでも総長の意思は変らず、「我々は組織として腐敗しきっている、今後大学が生き残るためにも現実を乗り越える力をつけなければならない」と理事たちを納得させます。
須田は記者発表を欠席します。理事たちも記者発表を中止しようとしますが、真が走って会場に入って司会をはじめ、総長が壇上へ上がります。
総長がすべてを話して頭を下げ今後の対応を記者たちに伝えます。その動画を見ていたみのりは涙を流して喜びます。真は会見での号泣動画が話題となり彼女にフラれます。
次世代博は何とか行われましたが、帝都大学の展示は取りやめられ、今回の騒動の対応に奔走します。三芳は総長選考会議で総長留任が決まり、他の知事が全員解任される中、三好の意向で須田は理事に留任した。
三芳は大学の立て直しに前向きに進んでいきます。

主な出演者

主な出演者(敬称略)は松坂桃李、鈴木杏、渡辺いっけい、高橋和也、池田成志、國村隼、古舘寛治 岩松了、松重豊、伊武雅刀(ナレーション)です。

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