前回の岡山マラソンから1ヶ月半、昨年に続き、2回目の加古川マラソンだ。昨年は強風にやられて、ダメだった。
しかも、今回は明らかな練習不足。この状態でどう走るのか、思案のしどころだ。第一目標は歩かず最後まで走り切ること。
第二目標は4時間30分、第三目標は自己新記録4時間25分と、目標だけはいつも以上に立てた。
会場入り
2回目なので、着替え、荷物の預け場所とかも迷わず行けた。昨年いた知り合いの屋台にも行って、鍋も食べた。
練習不足は今更どうにもならないので、過去の経験を活かして、どこまで走れるかが焦点となる。
コース
当然ですが、昨年と同じ。
レース
スタート
12月23日、天気は良好だが、風あり。防寒として、案内所でもらったポンチョを着て走る。今年も寒いが、風以外はいいコンディションだ。
そして、後方に並び、スタートの号砲が鳴る。ゆっくり、ゆっくりを意識してスタート。限り少ないスタミナを温存することを最優先して走る。
練習不足には訳がある。1ヶ月半前の岡山マラソンでひざを痛めてしまった。それで、完治もせず、中途半端な練習で、この大会に挑んだ。
10km通過
だからかもしれないが、焦らず、開き直りの精神で走っていた。昨年同様、10キロまでは追い風、そのあと折り返して、向かい風となった。
この時点ではスタミナ、ひざに問題なし。去年の経験を上手く使えている。
24km通過 キティちゃんおじさん登場
24キロまでの逆風の中走る。スタミナはどんどん消耗するが、昨年より風は弱く、まだ走れている。そして、折り返して追い風になり、楽になるはずだった。
【参加賞のTシャツ】
しかし、ここでハプニングが発生。近くで走っているピンク系の色の服装で走っている年配(60才は超えている)の男性が話しかけてくる。
その男性を見ると、なんとキティちゃんのようなピンクの仮装をしていた。その男性が言うには、キティちゃんの仮装を着て走るつもりが、暑くなりそうなのでやめたということだった。
私にとってそんな話は興味ないのだが、無視もできないので軽く返答すると、さらに話かけてくる。
こちらが、ペースを上げて離れようとしても、スタミナがなく、ペースをあげれない。苦しい展開となった。
結果、3キロほど並走することとなり、精神的疲労が大きく蓄積した。それでも、今回はまだ走り続けている。
33km通過
33キロ地点手前から上り坂、ひざも少しずつ傷んできた、足の筋肉もつりそうになるが、何とか踏ん張る。
ペースは遅いが走り続けている。35キロ地点からゴールまで逆風になる。前回はこの時点で歩いてしまったが、今回は心が折れるそうなところを何とか踏ん張る。
苦しい、苦しいの状態だが、どれだけペースを落としても走り続けたい。そして、残りの距離と残りのスタミナとの駆け引きが始まる。
ゴールに向かって
残りが5キロ、4キロ、とカウントダウンが始まる。何とか、走り続けて、40キロ地点まで来た。
何とか、最後まで走れるかと自分に問いかけながら走る。残り、2キロ、1キロ。ここまで来ると、これまでの努力が無になるので、歩くわけにいかない。
そして、残り200m付近で今回も小学生がゴールまでエスコートするイベントがあったが、私はそれどころではない。
苦し過ぎて小学生の相手もできない。何とか、最後まで走りたいの一心で、ゴールを目指す。そして、ようやくゴールしたが、時間は4時間59分と惨敗だった。
【フィニッシャーズタオル】
レースを終えて
遅くても最後まで走り続けたのは、初めてだった。私のマラソンの最大の目標は走りきることだったので、大感激!タイムは遅かったが感無量だった。
ちなみに、途中、話しかけられた年配キティちゃんは私を抜いて走っていったので、先にゴールしていたはず。恐るべき、年配キティちゃん。年配キティちゃんに負けたのは悔しい。
マラソンは心の鍛錬である。今回もまたそれを経験した。いつか気楽に走れいるレベルになりたいなと思いつつ、次につなげる。マラソンよ、ありがとう。
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