第39回 篠山ABCマラソン|絶品!焼き栗森本の”焼き栗ぜんざい”!今年も野々村真現る!おはよう朝日ですロケと遭遇。

マラソンの感動を教えます
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2019年3月3日(日)、第39回篠山ABCマラソンに参加。天気予報では「曇りのち雨」と天気が気になる1日となった。

今年で、4年連続参加となるこの大会。自己ベスト(4時間26分)は2年前の第37回大会で出しているので、私にとって相性は良いコース。

さて、今大会ではどんなドラマが待っているのか楽しみ。

(コース)

スタート前

はじまりは、焼き栗ぜんざい

車で篠山市に向かう。駐車場は毎回、大会と提携しているホームセンターコーナン屋上を利用する。

そこから大会会場の篠山城址までは、1.5kmほどあるが、城下町を楽しみながらテクテク歩く。

今回、初めて気づいたのだが、会場に行く途中の「焼き栗森本」で、焼き栗ぜんざいを、会場に向かうランナーに振舞っていた。

写真では焼き栗が沈んでしまっているが、結構たくさん入っていて、味も甘さと香ばしさで美味しかった。朝寒かったので、体が温まった。

(焼き栗ぜんざい)

焼き栗ぜんざいを食べ、大会会場へ向かう。5分ほど歩くと大会会場に到着した。

大会受付

 いつもなら、前日受付をしているのだが、今回は当日受付を行うため、会場内の受付テントに行き、参加賞のTシャツ、大会パンフレットを頂いた。

(参加賞のTシャツ)

(受付会場の様子)

おはよう朝日です 収録

受付が終了したので、場内散歩を始めた。

スタート付近の様子を見ようと思ったので、スタート地点に行くと何やら人だかり、すると、毎朝、朝日放送テレビ(ABC)が放送している「おはよう朝日です」の収録がされていた。

そこには、岩本計介アナウンサー、月曜ゲストの野々村真、などいつもテレビで見ている人たちがいた。

(収録の様子)

 この時、時刻は8:30頃、マラソンスタートは10:50分なのでまだまだ時間はある。20分ほど収録を見て、その場を去った。

仲間たち

私の会社の同僚が今年から、会場近くに住んでいるので、その人に電話し、会うことになった。その人を同僚Yとしよう。同僚Yはマラソンには無縁の人だが、私が走るということで大会会場まで来てくれた。

さらに、今回は私の学生時代の友人も参加するということで、会場に来ているだろう友人と連絡をとり、出会うことにした。その友人を友人Hとしよう。

実は友人Hはこの大会の常連で、私よりも多くこの大会に参加している。

今まではお互いがマラソンをしていることを知らず、この前の学生時代メンバーの飲み会の場で、お互いマラソンをして、篠山ABCマラソンに出場することを知ったのだ。

さらに、コース途中では同僚Yとは別の会社の同僚が応援に来ることになっている。この同僚は毎年応援に来てくれていて、36km付近で私を待っているはずだ。沿道応援の同僚を同僚Uとしよう。

てなことで、この大会では、多くの大会関係者やボランティア、沿道の応援の方々だけでなく、同僚Y、同僚U、友人Hが私の心を支えてくれる。

野外ステージ

友人Hは会社の人たち来ているということで、友人Hとは一旦分かれて、私と同僚Yは開会式が行われる野外ステージへと行った。

9:50からステージでは先ほど収録していた「おはよう朝日です」のメンバーが会場を賑やかしていた。

(ステージ)

ステージを見ながら徐々に時間はスタート時刻に近づいてくる。ステージが終わって、荷物預かり場に私の荷物を預けると、時刻は10:20、マラソンスタートまで30分となっていた。

スタートブロックはD

私は同僚Yとともにスタートブロックへと向かった。私のスタートブロックは最後方のDブロック。私はその中でも最後尾からスタートする作戦を選んだ。

何故なら、最後尾の人は、他の人を抜くことはあっても、抜かれることはないからだ。そして、ちょうど友人Hもその場にいた。

10:40に陸連登録者のスタートが行われた。私のスタートまであと10分。徐々に気持ちが上がっていく。友人Hと話をしながら、お互いソワソワしながらスタートを待つ。

レース

スタート

スタートの号砲がなるものの

時刻10:50となり、花火(昼間だから見えない)とともにスタートの号砲が鳴った。といっても、私はまだまだ、スタート地点から遠いところ。ぞろぞろ歩きながらスタート地点を目指す。

(スタート地点へ向かって歩く)

折角なので、スタート地点につく途中で、石垣の撮影もした。

(篠山城址の石垣)

スタート:今年も野々村真氏と走る

ようやくスタート地点を通過したのは、スタートの号砲が鳴ってから約12分後だった。私は友人Hとともにスタート地点を通過し、お互いのペースで走るため、友人Hと別れた。友人Hは、私の先に行った。

最後尾でスタートしたので、スローペース(キロ7分程度)になるのは覚悟していたが、6分17秒で1km地点を通過した。

これは、私が目指していた平均ペースなので、いいスタートが切れた。この大会はコースは走りやすいが、関門の時間が厳しい。

みんなそれを理解しているのだろう、最後尾と言えども、それなりのペースで走っていた。3km付近で、前を走っていた野々村真を捕らえた。

(野々村真氏、左の緑の服)

その後、7km付近で彼がトイレに行くまで、並走することとなった。去年と全く同じパターンである。芸能人は大変である。

報道カメラマンがいる前では元気に振る舞い、沿道の声援にも元気に応える。途中、あまりにも派手に応えていたので、「大変ですね」と私が言うと、「ははは」と笑って応えてくれた。

そして、とうとう小雨が降り始めた。

10km地点通過

沿道では、太鼓の演奏もあり、応援の方々の声援もあり、楽しく走り始めることが出来た。10km地点では気温表示があったが、10℃となっていた。

徐々に気温が上がってきている。しかし、小雨が降ったりやんだりとなっていた。雨が降る前にゴールしたいと思いながら走り続ける。

初めの10kmはキロ平均6分16秒で安定して刻むことが出来た。気になるのが、前回の加古川マラソンで痛めた膝がもつのかどうか。

常に膝を気にしていた。最後尾からスタートしたので、各関所では10分も余裕がない。ペースを維持することを心掛けて走り続ける。

太鼓とrunner

17km付近の篠山産業高校の手前では太鼓の応援があり、高校の門前では毎年、高校生が名曲「runner」を演奏している。

4年前初めてこの演奏を聴いた時の感動は今でも忘れられない。私は毎年、このrunnerの演奏を楽しみにしている。

今回は「ありがとう!!」と叫んでみたが、スルーされた。楽器ひいてますから当然ですね。でも私は気持ちを伝えることができて満足。

(太鼓の応援)

(runnerの演奏)

再び同僚Y

18.2km地点関所もクリアし、同僚Yが待つ、黒岡交差点へと近づいてきた。私は走りながら同僚Yを探す。なかなか見つからないなと思っていると、突然見つけた。

私は思わず叫んだ。そして、同僚Yが走る私を撮影。そして、友人Hは先を走っていると情報をもらい、私は同僚Yの前を通過した。

さて、友人Hがどのくらい先を走っているのか気にしながら走り続ける。持ちタイム的には私と友人Hは互角。そんなに離れていないはずだ。

上手くいけば、いつか追いつくはずだ。まずは自分のペースを守ろうと、いろいろ思いを巡らしながら走り続けた。

ハーフ通過

坂道を上りながら徐々にハーフ地点へとたどり着く、時間は2時間13分5秒で、10キロ以降は6分21秒とややペースダウン。

しかし、スタミナ、足の状態は悪くない。このペースを守ることが出来れば、目標の4時間30分をクリアできる。

ペースを保ちながら24.1km地点の関門を10分の余裕をもって通過する。関門の時間制限と差に余裕が少しずつだが増えてきた。

しかし、問題はこの先の泉交差点を左に折れてから、左に折れると30.6km地点の折り返しを目指す。

すでに折り返してきたランナーとすれ違いながら私は走り続ける。今度、泉交差点に戻ってきた時(36.3km地点)の自分の状態がこのレースの結果を左右する。

友人Hの位置確認

ハーフを過ぎてから30km地点までが平均キロ6分20秒と上り坂の割にはペースが落ちなかった。そして、30.6km地点の折り返しの手前で、先に折り返してきた友人Hとすれ違い、声をかける。

この時点での友人Hとの距離の差が約400mだと分かる。追いつく可能性は十分にあると確信するが、焦らず、折り返してからは、焦らず自分のペースを守る事を心掛ける。

30km通過

すでに体力の消耗は始まっていた。ここからは、心が折れないようにすることが大切。ペースを落とさないようにすることを考えて走る。

徐々に苦しくなるが、少しでも粘る。1キロ1キロが勝負だ。と心の中でつぶやきながら走る。

同僚Uの補給

何とか粘って36.3km地点の関門まで来た。そこでは同僚Uがミカンやジュース、ミニアンパンを持って、私を待ってくれていた。

思わず、走りを止めて、食事タイムとなった。雑談をしながら食べて、飲んで、2分程いたかな。せっかく応援に来てくれている人の行為には必ず答えるのが私のマラソンルール。

自分の完走タイムも大事だが、感謝の心はもっと大事。そして、「ありがとなー、行ってくるわー」の言葉を残して私は再スタートする。

異次元の走り

走り始めた私にこれまでではありえない、異変が起きる。なんと、先ほど休んだせいか、足が動くではないか。

と、そこで残り6kmであることを考え、走れるところまで、ペースを上げる作戦に出た。こ勝負どこである。

心の中で「うぉー」と叫びながら、ペースを上げた。キロ5分41秒、次の1キロは5分24秒と一気にペースが上がった。

気が付けば、残り4キロの地点で先を走っていた友人Hを発見。心の中では「ロックオン!」と叫んだ。

そして、左後方から友人に追い付き、ここでスピードを落とさず、私は駆け抜ける。

友人には「行けるとこまで行ってくるわー!」と叫び、その言葉を残して、走り続けた。その付近にいた人は一気にごぼう抜き、周りの人も驚いたんじゃないかな。

というか、ペースを上げてからは怒涛のように人を抜き去った。量産型ザクの中にいるシャア専用ザクとはこの事か。私は周りの人とは全くスピードが違っていた。

ゴールに向かって

残り3キロになって、少しペースが落ちたが、それでもキロ5分53秒。いつもなら、この地点ではキロ7分以上なのに、今回は全く違う。

しかし、ペースを上げて膝に負担がいったのか、徐々にひざが痛くなってきた。あと2キロ、走り始めてから4時間15分となっていた。

ここまで来ると、目標を達成したい、今自分は出来る位置にいる。と、心の勝負が始まる。

粘れ粘れと心の中で言いながら、と思っていたが、心の声は外に駄々洩(だだも)れ。独り言を言いながら走り続けていた。

残り1キロ、目標タイムまで残り8分となった。このまま行けば、目標達成できる。なんとか粘れ、そして、少しでも早くゴールするんやと、自分を鼓舞する。

ペースは上がったり下がったりしながらも、ゴール前の最後の直線、力を振り絞る。4時間28分1秒でゴールと、久しぶりの4時間30分の目標を達成した。

スマホアプリでは4時間26分00秒だが、たぶん、同僚Uの地点での停止時間は、アプリの計測の自動停止がかかっていたと思う。

雨は小雨が降ったりやんだりで、走る事には何も問題はなかった。逆に曇っていておかげで、気温もそれほど上がらず、走りやすかった。

レース終わって

過去最高の気分

ゴール後、初めに思ったのが、こんなレースは初めて、歩くことなく(同僚Uの地点は別)、走り続けて、目標タイムをクリア。

友人も、同僚も一緒になって、走り切った嬉しさで心がいっぱい。タイムは自己ベストには2分及ばなかったが、間違いなくフルマラソン12レース目にして私の中で史上最高のレースだった。

しばらくして、友人Hもゴールして、無事完走。同僚Yもゴール後、出迎えてくれた。

焼き栗ぜんざい 再び

レースが終わり、私たちは解散となった。私は車を置いてある駐車場に向かうため、テクテク歩き出す。

足のダメージも少なく、1月に新しくランニングシューズを買い替えて良かったな、今日のレースは最高やったな等々、いろんなことを回想しながら歩いていると、再び、「焼き栗森本」の前にいた。

そこでは、まだ、焼き栗ぜんざいを振舞っていた。店の人が「あと少しだからみんな食べていって」と元気に声を出して、私は遠慮せずに頂いた。

小雨で冷えた体には、温かく、おいしく、走り終わった体への糖分補給にピッタリの焼き栗ぜんざいでした。

(焼き栗森本)

(ペース)

全体を通して、いいペースで刻めたと言っていいでしょう。上り下りで微妙にペースは揺れたが、今後のマラソンのペースの指標としたいペース配分である。

距離km時間区間時間区間分/km
000:00:00
500:31:2100:31:216:16
1001:02:3900:31:186:16
2002:05:5701:03:186:20
ハーフ02:13:0500:07:086:30
3003:09:4500:56:406:22
4004:14:0001:04:156:26
42.19504:28:0100:14:016:23
平均6:21

(完走メダル)

今回のレースが4年連続なので第36回大会(2016年)からのメダル4個を並べて写真に撮ってみた。写真の一番左のメダル(オレンジ)が今回の完走メダル。これだけあると、いい飾りになる。自分でいうのも何だが、良い趣味に出会えたなと、マラソンに感謝して今回のマラソンは終了した。

(完走メダル)

【ガンプラコラボ】

いつもの、マラソンとガンプラのコラボ企画。今回はユニコーンガンダムとシュナンジが第39回ABC篠山マラソンとコラボ。

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