今シーズンの初レースは岡山マラソン。都市マラソン初参加でもある。仕事が忙しくて練習不足なのは分かっている。
それでも、前回フルの篠山マラソンでは自己ベストを出したので、何とか完走したいものだ。
前日受付
岡山県総合グランドで受付。前泊も考えたが、朝一の電車で姫路から出発しても間に合うので、受付を終えるといったん姫路に戻る。
岡山駅ではいろんなお土産(食べ物)が売店に並んでいた。岡山と言えば、桃、マスカット、きび団子、は有名だが、それを使ったお菓子がたくさんある。
当日の会場入り
会場に向かう
次の日、約半年ぶりのレースに不安と期待を抱きながらも、電車で岡山に行く。新幹線で行けば早いのですが、お金をかけずに在来線で行くことにした。
岡山駅に近づくほど、マラソンランナーが増えてくる。7時30分ごろ岡山駅についたが、駅にはマラソンランナーが沢山いた。
みんな、総合グランドに向かって歩く。係りの人たちも選手を誘導する。
今回のレースはなんとA~Eブロックのうち、Cブロックスタートとなり、たまたまCブロック前よりに並んだので、中団前気味のスタートとなった。
これまでとは違った位置取りが気になる…。
コース
岡山県総合グランドがスタート&ゴール。いつものように下見をしていないので、不安はあるがどうにかなるだろう。と根拠のない自信だけはある。
レース
スタート
そして、主催者の話が終わり、どうやら岡山県出身のお笑いタレントの千鳥の大吾は10kmを走るようだ。
スタートの号砲が鳴った。
11月12日、気温は20℃以下、天気は良好。いいコンディションだったが、なんと、周りのペースが速く、いきなりペースが掴めない状況。
やはりこの位置に並ぶ人はペースが速い。どんどん抜かれていくが、自然と自分のペースが上がる。わかっていても、ペースが落とせない。
5km地点までハイペースで来てしまった。初めの5キロはJR岡山駅周辺の都市部を走る。路面電車も走っていた。
大きな道を自分の足で走るのは気持ちがいい。そんな、気持ちも重なって、ペースが上がる。こんなハイペースでは最後まで持たない。
そこから、何とかペースを落とせたが、このペースの乱れが、後半の悲劇を生むことになる。
5キロ過ぎからは、徐々にビルと少なくなり、田舎の風景が見えてくる。この付近では、沿道で沢山の応援やエイドがある。で
きるだけエイドの物を食べるのが自分ルール。きび団子、バナナ、チョコレート、珍しいのはイチジクのお饅頭(おいしかった)、お菓子、などなどひたすら食べた。
過去最高に食べ物が多い。沿道で演奏している人もいる。
【参加賞のTシャツ】
16km通過
16キロ付近だったか、沿道の演奏に拍手したとたん、こけてしまった。マラソンでこけたのは初めての経験。
周りの人が声をかけてくれて、みんな優しい。私は周りの人を巻き込まず良かったと一安心。
18キロ付近で折り返し、ハーフ地点まで来た。この時点で、ペースは落ちていたが、食べ過ぎて、胃もたれして、前半のハイペースによる体力消耗がここにきて一気にでる。
ハーフ通過
かなりきつい。すでに最後まで走り切ることは難しいだろうと感じていた。しかし、走れるところまで走らなければと、一気にペースを落として何とか30キロ地点を目指す。
30km通過
膝が痛くなっていた。ここから先に大きな橋がある。長さ約500m、高低差20mの橋だった。これを見て心が折れる。
あっさりあきらめて、歩いてしまった。そこから走り歩く。橋を越え少し行くと、名物のラーメンのエイドがあったが、食べている場合ではない。と食べずに次へ進む。
そこから旭川を北上し、岡山後楽園、岡山城まで行き、旭川を渡る。遠くに岡山城を見ることができたが、自分に悔しくて楽しめる状態ではない。
情けない、こんなはずじゃなかったのに…。
40km通過
残り2キロまで来た。高校の前で、少し前に流行った星野源の「恋」の演奏があった。励みになったが、自分の情けなさに、がっくり状態。
情けなくて涙が出るのを我慢しながらほぼ歩いていた。久しぶりに心が滅入ってしまった。マラソンは心のスポーツである。そこまで追い込まれるのが、マラソンの怖さでもある。
総合グランドに入る手前の道では、完全に歩いていた。そして、グランドに入って、ゴール直前で走り出して、4時間47分でゴール。
【フィニッシャーズタオル】
【完走メダル】
レースを終えて
エイドの食べ物はおいしかったが、いいことなしのマラソンだった。あらゆる失敗が盛り込まれたレースだったので、今後のレースにこの反省を活かしたい。
クッソ~。
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