みんなのために!とか、それ、どういうこと?
正義感が裏目に出ることもあるこのご時世。正義を表に出すのはちょっと恥ずかしいな。ここはひとまず静観すべき。
でも、正しいことがしたい。心の中でこんなジレンマを感じている人は多いのではないでしょうか。
そこで、平和な社会を作る”ちょうどいい正義”について考えてみましょう。
ちょうどいい、とは?
”ちょうどいい”とは熱くもならず、イライラもしない。こんな精神状態を維持すること、いや、意識してはダメ。自然とその状態をキープできることです。
簡単そうで、意外と難しい。冷たい人と思われるのもちょうどいいに反します。
ちょっと攻めて、ちょっと逃げる。HIT & AWAY(ヒット アンド アウェイ)ではダメ、プレHIT &プレAWAY・・・。って感じです。
なんなら、スイング(素振り)でもOK!当たっても擦る程度。相手に風を感じさせるのがベストです。
あなたの一振りで、みんなに爽やかな風を感じてもらいましょう。
正義のレーザービーム!あなたはイチロー!
ピッチャーなんてもってのほか、見つからないだろうとキャッチャーのポジションでもダメ。敵のすぐそばですからね。
内野でもいいのですが、やはりここは外野!なぜか?
あなたはイチローです。レーザービームでランナーを刺す!
ちょっと逸れても、仕方ないですね・・・。と解説者は言ってくれるはずだ。刺せばファインプレー!周りの人たちが絶賛してくれます。
10円拾っても警察には届けない
10円や100円、500円でも警察に届けてはいけません。さすがに、財布を拾ったときはカードなどが入っているので近くの交番に届けましょう。
お巡りさんの手間をかけるのは正義のようで正義ではない。忙しいお巡りさんにそんな小さな仕事をさせてはいけない。
お巡りさんにはもっと市民のための大切な仕事をしてもらわないといけません。
お金は単なる物です。物より者を大切にすることをルールにしましょう。
意外と身近にある正義!こんな時は?
よーく見てみると正義な行動するチャンスはたくさんあります。
道路に落ちているゴミを拾う。電車やバスでお年寄りに席をゆずる。隣の人が落とした荷物を拾う。
さて、ここで分岐点です。あなたはこんな場面でどんな行動をしますか?
道路に落ちているゴミを拾う
近くにゴミ箱があれば、ゴミを拾う。でも、ゴミ箱がなければ、拾ったごみを手に持ってゴミ箱探しになるので素通りも選択肢としてあり。
ゴミを拾う前にゴミ箱が近くにあるのかどうか確認しましょう!
一番格好いいのは、サッと拾って、サッとゴミ箱に入れる。これを目指しましょう!
お年寄りに席をゆずる
立ち上がって「替わりましょうか」と切り出せるかどうか。「別にいいよ」と言われて、もう一度、席に座る羽目になることも・・・。
でも大丈夫!必ず周りの人たちは心の中で「よくやった!」とあなたの正義を賞賛しています。
空振りしても堂々としていれば大丈夫!
落とした荷物を拾う
見知らぬ人が荷物を落としたら、あなたはどうしますか?
もし、落とした荷物が転がって行ったら、風に吹かれてどんどん遠くに行ってしまったら、どこまで追いかける?
自分ルールとしては止まっている物だけを拾うのもありです。でも、間の悪い時は手を伸ばしたときに風に吹かれて「あー!」ってなります。
ここは勝負です。
大事なことは手を伸ばすこと。足で拾いにいってはいけません。間違って踏んでしまったら、せっかくの正義が悪になることも・・・。
安全なのは自分の方に転がってくるものを手で拾う。でも、イレギュラーバウンドには注意してください。
ニュースを見て正義をつぶやく
世の中、犯罪、自然災害、スポーツなど、いろんなニュースが飛び交っています、犯罪なんて犯人に同情する余地なし。被害者がいれば、「かわいそうに」と同情する。
なぜか政治問題にはみんなきつい。ああだ、こうだと好き放題。
自然災害では不運な出来事に「大丈夫かな~」「大変だな~」と思うことも多いと思います。
スポーツではフェアプレーに称賛を讃え、ラフプレーに苦言を言いますが、なぜか、自分が応援するチームにはこれが当てはまらない。
ニュースを見ると、自然とちっぽけな正義感が湧いてくる。でも行動しなくても大丈夫。それぐらいがちょうどいい。SNSで誰も傷つけないようにつぶやく。このぐらいがちょうどいい。
まとめ
ちょうどいい正義と平和をというのは正義と悪の間で言うと、ちょっと悪ぐらいかな。罪悪感を持つぐらいがちょうどいい。
何でもかんでもルール縛りというのは息苦しいもの。人間は性善説か、性悪説かと言われますが、ちょっと性悪説と考えるのがちょうどいい。
悪は集中させずに、みんなで分散して平和でちょうどいい正義感の社会を作りましょう。
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