2014年11月30日。私の人生初のフルマラソン。軽く考えていた…。
意気込み
はるか前に、ハーフマラソンを走った事があったが、いつか挑戦にしてみたかったフルマラソンに初挑戦してみようと一念発起。
コースは地元の加古川の下流東河川敷を南から北に上がり、折り返して、南に戻る。1往復がハーフなので、2往復する。
加古川では陸連公式の加古川マラソンがあるが、このレースは非公式のマイナーレース。それなりに、練習して臨んだ。
この”それなり”が甘かった…。
レース
スタート
スタートから、ペースを控えめにして走る。10キロ超えたところで、折り返し、あと、これを4回繰り返せば、ゴールだなと、不安ながらに何とかなるだろうと、走り続ける。
16キロ付近から、急激なペースダウン。事もあろうか、ハーフ到達までに歩いてしまった。「なんやこれは」と、体力のなさを激しく痛感。
歩きながらもハーフ通過
でもゴールはしなければ、走り&歩いて、1往復終了。「まだ、半分。これから、どうしよう」と考えつつ、再び、走り&歩く。
【参加賞のシューズ入れ】
22キロ地点では、歩く方が多くなっていた。頭の中では、「これから、どうしよう」の不安だらけ。でも、歩き続けてでもゴールはしたい。
途中からは空腹との戦いも始まった。初めての、フルマラソンで、いろんな準備不足を痛感しながら歩き走り続けることになる。
30km通過 ドラマが始まる
何とか2往復目の折り返しを過ぎた。残り、1/4。気が付いたら、スタートの時は晴天だったのに、曇になり、小雨が降り始めた。
ここから、ドラマが待っていた。参加者が少ないレースだったが、気が付けば私も含めて30mぐらい離れて、歩いている人がいる。
誰かが走ると、誰かを抜くいて、また歩く。そして、抜かれた人も、また奮起して、走るが、また歩く。私も同じ。
ゴールに向かって
誰も棄権しようとしない。歩いてでも、ゴールを目指す。なんだか、仲間意識が出てくる。
【参加賞のウエストポーチ】
(このポーチが私の愛用マラソンポーチとなる)
みんなライバルだが、仲間、なんかスポーツをしている感がたっぷり、レベルは低いかもしれないが、そこに、大きく、大切なものを得た。
そして、ゴール前、最後の力で走って、5時間26分でゴール。
レース終えて
これが、フルマラソンか、オリンピック選手はこの距離を2時間少しで、走るのか。と次元の違いを感じた。この日から、無名でもマラソン選手へ敬意を持つようになる。
いい経験が出来た初のフルマラソン。歩かず、ゴールすることを目標に私のマラソン人生がはじまった。
コメント