ダーレーアラビアンが残したエクリプス系 -33話-

競走馬の足跡~世界の競馬~
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ゴルドフィンアラビアンが残したマッチェム系 -32話-
マッチェム系はイギリス競馬の体制が勢いづく直前に繁栄した血統と言えるかもしれない。直後に勢力を増したヘロド系に塗り替えられてしまった感が否めない。しかし、現在の競走馬を支えた血脈であることは言うまでもない。

 エクリプスは1764年に生まれ、名前の由来は生まれた日に皆既月食(エクリプス)があったからと言われてきたが、グリニッジ天文台に調査を依頼したところ、その日に皆既月食はなかったという。このような本当か嘘かわからない話は過去の名馬にはあるものだが、エクリプスはいくつも逸話がある。例えば、骨格の標本が5体あり、本当は4個のハズの蹄が7個も残されている。どれが本物、いや全て偽物の可能性もある。

そして、これまで紹介してきたヘロド、マッチェムとは現役時代の成績が格段に違う。データが古過ぎて信憑性に欠ける部分もあるが、18戦18勝と言われている。実際はこれより勝っていた可能性もある。というのも、エクリプス登場以降、イギリスではエクリプスの再来を夢見て馬産が行われていた。それほど、インパクトのある強さだったということだ。

そして、エクリプスとヘロドの生産者がイギリス王族の軍人カンバーランド公であるということ。同じ人が生産したことに私は衝撃を覚えた。この人が現代の競走馬の血統に最も大きな影響を与えた人であると言っても過言ではない。

 現代の競走馬の血統の90%はエクリプス系だと言われている。エクリプスの血は「ポトエイトース」と「キングファーガス」という後継種牡馬によってその脅威を増していった。キングファーガス系からはセイントサイモンが誕生し、ポトエイトース系からはネアルコが誕生した。特にネアルコは、今の競走馬の血統に大きな影響を残した。その血は当然日本にも入ってきている。その馬の一例を紹介すると、「ノーザンテースト」や「サンデーサイレンス」、「ブライアンズタイム」である。

イギリス産馬へのこだわり -34話-
イギリスがイギリス産馬にこだわったから、サラブレッドは誕生したといってもいい。そのこだわりが弊害になった頃もあるが、このこだわりに敬意を表したい。

 

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