馬の生い立ち その2 -3話-

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馬の生い立ち その2 -3話-

 馬の歴史がわかったので、馬について生物学的にもう少し調べてみよう。馬は奇蹄目と聞いたことがある。そういえば、偶蹄目という言葉も聞いたことがある。

少し調べてみると、字の通り、蹄が奇数か偶数かである。馬は、もともと5本指だった。人間でいう親指と小指は消滅して、人差し指と薬指は小さく退化している。だから残った人間でいう中指で立っている。でも、この中指が進化したともいえる。

もしかしたら、早く走るためなら、一本の指を頑丈に進化させるのが、いいのかな。同じ哺乳類でも、いろんな進化があると改めて思った。

 ちょっと、違う見方をしてみよう、生物を構成するのに重要なゲノム、遺伝子である。簡単に言うと、ゲノムは全塩基対、遺伝子はたんぱく質を作る塩基対の数である。

人間のゲノム(ヒトゲノム)は約30億個、遺伝子は2万5000個と言われている。これに対して、馬のゲノムは約27億個、遺伝子は2万1000個である。

人間の方が多かった。この内、共通する約1万5000個の遺伝子は、人と馬で同じである。

 遺伝子が気になったのは、サラブレットは親からの遺伝が重要なポイントになるからだ。現在のように、科学が進化すると、もうすぐ、多くの疑問や謎に答えが出るかもしれない。

サラブレットの生産に大きな変動が起きるのかも、と思うことがある。人は未知に挑戦することに、ロマンを感じたが、科学がそのロマンを無にするのか。

しかし、ゲノム解析は科学のロマンであり、欲しいものを最短で手に入れる手法の一つともなる。

もし、さらに科学が進み、合成遺伝子から優秀な馬を作り出す時代が来たら、馬産関係者はどう思うのだろう。それでも、その時代としてのロマンを追い求めるのだろうか。

科学と競馬は共存できるのか。非常に興味深い。私は共存してもらいたいと願っている。

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