評価:88点(おすすめ)
ズバッと内容:マリア(杉本彩)の誘惑に負けそうなフィリップ(菅田将暉)
『劇場版 仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』は2010年8月に東映系で公開されました。W主演の桐山漣さんと菅田将暉さんに加え、杉本彩さん、総合格闘家の須藤元気さんが出演しています。
仮面ライダーWの本編はこれだ!
ストーリー
物語の舞台となる風都では風都タワー30完成周年で、近々花火大会が行われます。
ある日、風都上空では26個の次世代T2ガイアメモリを輸送する財団Xのヘリが傭兵集団NEVER(ネバー)の大道克己(松岡充)に襲われ、克己はエターナルのT2メモリを奪いますが、他の25個のT2メモリは風都の街中にバラまかれます。
NEVERには5人の傭兵たちがいますが、克己以外の4人は自分に合ったT2ガイアメモリを探します。
街中では以前、仮面ライダーWに倒された怪人ドーパントが現れて、左翔太郎(桐山漣)とフィリップ(菅田将暉)は仮面ライダーW、照井竜(木ノ本嶺浩)は仮面ライダーアクセルとなって戦います。
そこでフィリップはマリア(杉本彩)と出会い、フィリップにはマリアが母のシュラウドに重なります。マリアは鳴海探偵事務所に行くと、T2ガイアメモリやNEVERの事を話すと、翔太郎たちは街中に落ちたT2メモリを集めます。
皮肉なことに傭兵4人は翔太郎たちと同じ種類の、ヒート、ルナ、トリガー、メタルのT2メモリを手に入れて翔太郎たちと戦います。
マリアは翔太郎とフィリップをある所に呼び出すとそこには克己もいて、マリアは翔太郎達を利用してT2ガイアメモリを集めさせていたことが分かります。
マリアはNEVERの一員で克己の母親であり、研究者でした。マリアは子供の頃に死んだ克己の遺体に薬を注入して生かせています。
克己は自分が普通の体でないことは分かっていて、エクスビッカーを使って人々を自分と同じ”生ける死者”にしようと企んでいます。フィリップは克己に捕らえられ、翔太郎は一人で仮面ライダージョーカーとなって克己がいる風都タワーに行きます。
克己は仮面ライダーエターナルとなって仮面ライダージョーカーと戦うと、圧倒的な強さで26個すべてのT2ガイアメモリを手に入れます。克己がエクスビッカーを作動させようとすると装置の一部となっていたフィリップがエクスビッカーのプログラムを変えて発動を阻止します。
そんな壮絶な場面を見ていたマリアは自分の過ちを正すために克己に細胞分解酵素を注射します。克己は苦しみ外に行くとジョーカーも追いかけます。そこには、克己の仲間がルナ・ドーパントとなってジョーカーを襲いますが、仮面ライダーオーズが助けに来ます。
仮面ライダーオーズがルナ・ドーパントを倒し、仮面ライダーアクセルがリガー・ドーパントを倒します。ヒート・ドーパント、メタルドーパントもすでにジョーカーに倒されていたので、残るはエターナルだけになります。
ジョーカーは解放されたフィリップと仮面ライダーWエクストリームとなって、細胞維持酵素で延命したエターナル(克己)と風都タワー頂上で最終決戦となります。
Wはエターナルの強さに頂上から落ちますが、その時、街の人々の応援と、風都の風が応援してくれて最後の力を振り絞りエターナルを倒します。克己は死を思い出すことが出来て幸せそうに消滅します。
戦い終わった風都の街では盛大に花火大会が開催されました。
特別ゲスト
マリア・S・クランベリー – 杉本彩
杉本彩(すぎもと・あや)さんは大道克己の母親であり、ネバーの開発研究者であるマリア・S・クランベリーを演じます。マリアは元遺伝子工学の権威だった研究者で息子・克己の死をきっかけに死者蘇生研究を成功させた。翔太郎とフィリップを騙してT2ガイアメモリーを集めさせます。
本人自身サイクロン・ドーパントで、フィリップ達を助ける事もあります。
泉京水 – 須藤元気
須藤元気(すどう・げんき)さんはNEVERの一員であるルナ・ドーパントに変身する泉京水を演じます。ちょっと、おかまチックなおじさんで、仮面ライダーWの映画に出演しておきながら、最後は仮面ライダーオーズに倒されます。
まとめ
内容的にはちょっと寂しかったかな。もう少し頼りになるフィリップが見たかったです。フィリップはマリアの誘惑に飲まれてましたね。
しかし、最後に風都の人たちが仮面ライダーWを勇気づけ、風都の風もWを後押しした時は感動しました。
これぞ、みんなのヒーロー仮面ライダーって感じです。
主な出演者
主な出演者(敬称略)は桐山漣、菅田将暉、山本ひかる、木ノ本嶺浩、なだぎ武(ザ・プラン9)、中川真五、なすび、腹筋善之助、板野友美(AKB48)、河西智美(AKB48)、寺田農、生井亜美、飛鳥凜、杉本彩、須藤元気、八代みなせ、出合正幸、中村浩二、小野友紀、佐藤詩音、松岡充です。
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