【イノセンス-冤罪弁護士】を手短にご紹介

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おすすめ度：80点（おすすめ）

　イノセンス-冤罪弁護士-は2019年冬、日テレ系、毎週土曜夜10時に放送されました。主演は坂口健太郎さんです。現場の再現実験を基に冤罪裁判を受け持つ弁護士の物語です。

他の主な出演者（敬称略）は、川口春奈、趣里、小市慢太郎、正名僕蔵、赤楚衛二、中島広稀、杉本哲太、志賀廣太郎、市川実日子、草刈正雄、藤木直人です。

内容
登場人物
1. 黒川拓 – 坂口健太郎
2. 和倉楓 – 川口春奈
相関図
ドラマを見終えて
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内容

11年前に起きた秋保彩香が殺害されました。その容疑者として黒川拓の幼馴染である彩香の恋人・浅間大介が犯人として逮捕されました。浅間はしばらくして拘置所で自殺をしました。黒川拓はこの事件は冤罪であると信じていました。

時は過ぎ、黒川拓は弁護士となって保駿堂法律事務所にいました。そこで黒川弁護士は多くの刑事事件を扱い、冤罪を立証していました。

11年前の秋保彩香殺害事件を機に、黒川拓の人生が変わりました。彩香の兄の東央大学理工学部准教授の秋保恭一郎、その事件のドキュメンタリーを作成したテレビ日本の有馬聡子とも出会います。

秋保准教授のサポートは強力で、科学的知見から、検察が提示する多くの証拠を覆します。メディア対応では有馬が全面的にサポート。そして、黒川弁護士の心を支えるのは、和倉弁護士をはじめとする事務所の仲間たち。これら強力なメンバーで黒川弁護士は冤罪阻止に立ち向かます。

多くの冤罪裁判を勝ちとる中、11年前と同様の女性殺害事件が発生します。検察は11年前の事件を冤罪と認めたくないため、黒川弁護士の父親である黒川次長検事の指示により、黒川弁護士の活動の邪魔をします。

黒川弁護士は今回の女性殺害事件（容疑者：富士田）、黒川を襲った傷害事件（容疑者：神津）、11年前の彩香殺害事件（容疑者：浅間）がすべて、神津が仕組んだ犯罪であったことを法廷で証言させようとした。

しかし、予想外にも、法廷に立った神津が、すべての事件は自分が起こしたとあっさり証言します。神津の狙いは警察や検察への挑戦でした。神津は冤罪を作り上げ、法廷ですべて暴露し、検察、警察の無能さを世間に示したかったのです。

神津の自供により、11年前の秋保彩香殺害事件の犯人とされた浅間大介が冤罪であったことが判明しました。しかし、神津もまた冤罪被害者でした。12年前、神津は痴漢の冤罪により人生が狂わされていました。冤罪が冤罪を生んだ事件となりました。

登場人物

黒川拓 – 坂口健太郎

黒川拓（くろかわ・たく）は冤罪弁護を引き受ける保駿堂法律事務所に所属する弁護士です。現場で起きた事象を秋保准教授の協力を得て、実験で再現して事件の真相解明を行います。実験は大掛かりになることもあり多額の費用が必要となります。そのため別府所長から嫌がられています。また、父親は黒川次長検事で、考えがぶつかることが多いです。なぜか基本的にいつも金欠状態で事務所に寝泊まりしています。

和倉楓 – 川口春奈

和倉楓（わくら・かえで）は保駿堂法律事務所に入ってきた新人弁護士です。別府所長の指示で黒川弁護士の監視役として黒川弁護士とともに行動します。しかし、話が進むにつれ、黒川弁護士に振り回されつつ、良きパートナーとなります。

相関図

ドラマを見終えて

最終回での思いもよらない、神津の自供に驚きました。まさか冤罪を作り上げていたとは予想外の展開でした。冤罪が犯罪を産むこともあるんだな。これは冤罪のせい？、冤罪被害者にならないと分からない心境だろうな。それにしても過去は変えられない。司法において冤罪は絶対にあってはならないと感じたドラマでした。すっきりしない終わり方は、スッキリしない冤罪と同じで、このドラマにはふさわしい終わり方でした。