おすすめ度:80点(おすすめ)
失恋めしは2022年冬、Amazonプライムビデオで先行配信して、読売テレビで2022年夏に放送予定。主演は広瀬アリスさんです。
恋のはじまり⽅は…いろいろ 恋のおわり⽅も…いろいろ でも、どんなおわり⽅をしても、おなかはすく。ひとつの恋がおわったとき、元気をくれたのは、あの味だった—。
感想
第1話
失恋ネタを探すため縁結びの新田神社に行ったミキ(広瀬アリス)は持っているお金をすべて賽銭箱に入れて、神頼みをするサバ子(門脇麦)を見つけます。失恋の匂いにつられてミキはサバ子を尾行します。
するとサバ子は和定食・麦めし『いとう』に入る。ミキは失恋と飯がそろったと店に入ると、少し離れた席に座る。サバ子はサバの味噌煮を注文して、ミキも同じものを注文する。
すると、サバ子は元カレ・ゆう君の話をミキに話しかけるように話し出す。ミキはサバ子のテーブルに移動して、さらに話を聞く。サバ子は結婚しようと思っている彼から「結婚おめでとう」と言われていた。
どういうこと?
ゆうくんはサバ子の家にも来たし、旅行も行った。しかし、旅行代はサバ子がだしたらしい。
ミキがサバ煮を食べると、おいしくて、サバ子も食べる。サバ子はあまりのおいしさにビックリする。みそ煮の味がサバ子の傷ついた心に染み渡る。あまりの驚きに食が進むサバ子。
サバ子はこれまでゆうくんが好きだったサバ煮を研究していたが、これまでで一番おいしいサバ煮に出会えたことに感激する。そして、新たなる恋の出会いに前向きになるサバ子。全財産を賽銭に使い切ったサバ子の代わりに食事代を払うミキ。その代わりこのネタを使わせてもらう。
実際、サバ子が神社で神様に何をお願いしたのかわかりませんが、そこはミキがうまく書く。
はじめ、サバ子はゆうくんを恨んで、ゆうくんが不幸になるように祈っていた。しかし、サバ子は失恋めし後、再び神社に行き、ゆうくんの不幸を取り消して、自分の幸せを神様に宣言します。
ミキもいい失恋めしに出会えたことを神様に感謝します。
と、1話は終わる。
失恋してもおなかはすく。その時食べたもので失恋が癒(いや)されることもあるようだ。女性の失恋ではよく聞く話。涙を流しながらでも食事をする。そうしながら次の恋に進めるのなら、それがいい。
世の男性も少しは見習ってはどうだろうか。恋を引きずる男性陣はこのドラマを見てみてはいかがでしょうか。
というわけで、私も2話を見ることにする。
そうそう、STO企画の社員が全員佐藤さんってのは笑えました。それで、1号、2号、3号さんなんですね。
2号さんって、昔ならちょっとイメージ悪いかな。確か、二号さんって、2番目の妻の事を言っていた。今でいうなら不倫相手に近い。これもドラマで覚えた豆知識。
全話見終えて
失恋とメシを組み合わせた漫画『失恋めし』を描くキミマルミキ(広瀬アリス)。食べ物屋に入ってはほかの客の話に耳を傾け、失恋めしがどこかに落ちていないか探す。
失恋めしを見つけると、聞いた話をキミマルさんも妄想を加えて漫画が完成します。たまにはこの3号さんのように自らの失恋をネタにするように持ち掛けてくる人もいます。
ドラマの展開の軸はこの失恋めしなのですが、その軸の周りに小ネタがたくさん落ちていて、小ネタが笑えます。
では、小ネタをネタバレ込みでご紹介しましょう。
一つ目は失恋めしのフリーペーパーを作っているSTO企画には佐藤さんが3人います。そして、よく弁当を注文して配達してくれる弁当屋の”ハラハチ“の配達員も佐藤さんで、4号さんとあだ名が付きます。
そして、最終回では社長も佐藤さんだと判明。社長さんは0号さんです。何となくエヴァの初号機みたい。とりえあず、佐藤さんだらけのSTO企画です。
二つ目は3話ぐらいから登場する着ぐるみのクリーン星人。箒(ほうき)を持って掃除します。片から掛けている襷(たすき)には『まちをキレイに』と書いている。そして、人間は面倒くさいと思っている。
クリーン星人は何のために登場したのか?はじめは単なる小ネタの一つだと見ていたのですが、9話でその正体が明らかになる!クリーン星人の正体はカワモト。
カワモトでは何のことかわからないのですが、食事をするために着ぐるみの頭を取ると、なんと林遣都さん!ここできたのかって感じで私の目はくぎ付け。
三つめは中盤からSTO企画に失恋めしのファンから差出人の名前がないファンレターが送られてきます。1号、2号、3号さんたちはこの送り主は誰だ?と捜査開始!
消去法で考えると、どう考えても花屋の青年(井之脇海)なのだが、最終回でようやくキミマルさんと青年の心が通じ合ったところで、青年は最後に手紙を書いたのは子供のころだと話す。
あれ?じゃあ、ファンレターを送ってきていたのは誰?と最後まで謎のまま。しかし、クリーン星人がファンレターを書いているシーンが最後に出てきて視聴者には送り主がわかるようになっていた。
クリーン星人でもう一つ。クリーン星人(カワモト)は青年の昔の失恋話を聞いて、次の回で、偶然出会ったキミマルさんの青年に対する勘違いの話を聞きます。
二人から聞いた話には共通点があるのですが、カワモトはキミマルさんの話を聞いているときにどこかで聞いたような…、と青年の話を思い出すことができず、スッキリしません。その後しばらくして、青年の話をやっと思い出すと、今度はキミマルの話が思い出せない。
クリーン星人は人間は厄介だと言いながらも、自分の頭の方が厄介のようだ。
さて、勘違いのすれ違いだらけだったキミマルさんと青年がどうなったのかというと、クリーン星人のおかげで、うまく勘違いを解くことができて向き合うことができました。
私の頭では”失恋めし”より”クリーン星人”の方が記憶に残ったようだ。あのめしなんだっけっと、もう一度、全話見直す私がここにいる。
相関図
登場人物
キミマルミキ – 広瀬アリス
キミマルミキ(きみまる・みき)はインストラクター。フリーペーパーに載せる”失恋めし”のための失恋ネタを探す。
1000年続き巫女の家系で、ある日、恋に傷ついた魂を救いなさいとお告げがあった。
青年 – 井之脇海
青年(せいねん)は花屋のアルバイト。
内容
第1話
ネタになる失恋がどこかに転がっていないかと悩むミキ。
彼女は縁結びの神社で、思い詰めた表情の女性(門脇麦)を見かける。ミキが彼女の後をついて行くと、定食屋に入り、さばの味噌煮定食を注文。ミキは、心の中で彼女を“サバ子”と名付けて観察する。サバの味噌煮を前に複雑な表情を見せるサバ子。ミキが話しかけると、サバ子は元カレ・ユウ君とサバの味噌煮の思い出を語り始める。出典:恋愛めし 公式HP
第10話(最終回)
『失恋めし』の本ができあがり、縁結び神社で、ミキの出版記念サイン会が⾏われることになった。緊張と興奮で大忙しのSTO企画のメンバーたち。そこに、花屋の⻘年が花束を持って現れるのだが…。
出典:恋愛めし 公式HP
主な出演者
主な出演者(敬称略)は広瀬アリス、井之脇海、臼田あさ美、村杉蝉乃介、安藤ニコ、若林拓也です。
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