【となりのチカラ】を手短にご紹介|他人の行動が気になる!困った人をちょっとだけ助けるヒーロー!結局、単なるのぞき魔?

おすすめ(80~89点)
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おすすめ度:85点(おすすめ)

 となりのチカラは2022年冬、テレ朝系、毎週木曜夜9時に放送。主演は松本潤さんです。

思いやりと人間愛に溢れたちょっぴり中途半端な男が、孤独に生きる現代人の心を救う…!?社会派ホームコメディ!!

感想

第1話

人生は選択の連続。チカラ(松本潤)は悩み続ける。あの人は小太りなのか、妊娠しているのか?服についた糸くずなのか、模様なのか?隣から悲鳴が聞こえたら気になって仕方がない。

そりゃそうだ。

気になって隣の木次さんの家に行くと玄関を開けた奥さんの達代が風呂に大きな蜘蛛がと話す。

チカラは引くに引けなく蜘蛛と1時間格闘。騒ぎが終わると旦那の学(小澤征悦)が帰ってきて、チカラはどこかで見たことがあるような…。と思いながらも家に帰る。

カレーライスはルーとご飯を混ぜるのか、混ぜないのか?。妻の灯(上戸彩)の愚痴を聞きながら隣の事を考えるチカラ。旦那が帰ってきたときに奥さんと娘さんが身を寄せるようにしていたな…。

次の日の昼、チカラが仕事がしやすい場所を探していると、ちょうどマンションのベランダが見えるカフェ・Mukaino Cafeに入る。それぞれの家の様子がよく見えて気になって仕事どころじゃない。

マンションに帰り、エレベーターで昔犯罪を犯した少年Aと噂される601号室の上条(清水尋也)に会うと、チカラはビビるが挨拶しに行かないと、と後でいってみるが上条は出てこない。

そんな中、昼間からプラプラしている力が怪しいと噂が立っていることを管理人の星(浅野和之)に言われると、その事が気になって仕方がない。

晩御飯を食べていると、隣の旦那が怒っているような声がする。虐待か!?と心配するチカラを灯が止めようとするが、チカラは気になって仕方がない。結局、晩御飯の唐揚げを持って隣の家に行く。

チカラが強引に家に入ると水風呂に服を着た娘の好美がいた。学は適当にごまかすが、そこでチカラは過去に学が好美の誕生日プレゼントを買っていた時に会ったことを思い出す。

チカラは学に「好美ちゃんともうちの家族とも仲良くしてください」と言って帰る。

家に帰ったチカラは服を着たまま水風呂に帰ると、どう考えても遊んでいるとは考えられない、チカラは虐待だと結論付けるが、どうしていいのか分からない。隣だからこそ何かできるような気がする…。

チカラは人の家族の事を心配しても、自分の家族の事はあまり考えない。

次の日、チカラは高太郎の手旗信号からヒントがひらめく。一人でブランコに座る好美に手旗信号で「たすけて」を教えて、自分が昼間にベランダが見えるカフェにいることを伝える。

すると、夕方、ベランダに出てきた好美から手旗信号で「ありがとう」とメッセージをもらってチカラは一安心する。

チカラは優柔不断で無力な男だが困っている人をちょっとだけ助けることができる。

上の階から「助けてー」と聞こえる。力が行ってみると、孫を強盗と指さす清江(風吹ジュン)がいる!?

ごく普通のチカラ。ちょっと他人の事が気になるだけで、困っている人を格好よく助けるヒーローとは言えない。だから、面白いのかもしれない。チカラの周りに住む人たちは問題家族ばかりなのだろうな。

まずは、同じマンションに住む家族の問題を見せてもらいましょう!601号室の上条は本当に少年Aなのかな?清江は痴ほう症?。道尾は何者?チカラがこのマンションに引っ越してきた理由は?まあ、じっくり見ていきましょう。

全話見終えて

何かと小さい問題が発生するマンション。チカラ(松本潤)はすべての問題に首を突っ込みたくなる。しかし、問題をかけ決するほどの力を持たないチカラ。チカラが首を突っ込むことで回りが動いていくれてなんとなく解決に結びつく。もしくは、解決の方に向けて進みだす。もしくは、いったん問題を凍結する。

ということで、スッキリ解決するわけでもないチカラ。気が付けば、自分の家族にも問題が発生!しかし、自分の家族の問題には気づかず、灯(上戸彩)が家出をしてからやっと気づく。でも、なぜ灯が出ていったのか?チカラには分からなかった。

灯はチカラがほかの家族の事ばかり考えて、自分の家族の問題に気が付かないことにいら立って家を出て行っていた。チカラの長女・愛理(鎌田英怜奈)は反抗期で灯のいうことを聞かない。弟の高太郎(大平洋介)は勉強が全然できていない。

灯も家事と仕事で天手古舞(てんてこまい)。力はこのままゴーストライターで甘んじるのか?灯の問題は山積みだった。

最終回前、灯からもらった宿題を解決してなんとか灯が帰ってくると、チカラはマンションの住人の問題に首を突っ込むことをやめることを灯に誓います。

その途端、次から次へとマンションの問題が発生する。何とか、口を出さずに我慢するチカラでしたが、結局、チカラは口を出す。灯もそのことに何も言わず協力します。

最終回で残った問題を次々と解決していくチカラ。一時は信用を無くしていたチカラでしたが、住民たちの問題を解決していきながら徐々に信用も回復していく。

しかし、チカラは問題を解決するのではなく、問題を抱えている人の話を聞くことが自分のできることだと認識する。そして、チカラは青空に向かって自分を残して自殺した父親を許して、いつもの日々が始まる。

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相関図

登場人物

中越チカラ – 松本潤

中越チカラ(なかごし・ちから)は妻と二人の子を持つ父親。自称小説家だが、普段はゴーストライターとして著名人のエッセイなどを代筆している。

執筆をする傍ら、家の掃除をしたり買い物に行ったり、それなりに忙しい。いつもニコニコしていて、特技は人の話をいつまででも聞けること。

人のことには敏感だが自分のこと(仕事の締め切りや服装)には鈍感(無頓着)。

困っている人は放っておけないが、いざ手を差し伸べようとすると、あれこれ余計なことを考えて中腰になってしまったり、靴下が左右別になっていたり、ライターだが言葉が出てこず、物事を的確に表現できなかったりする。

とにかく中途半端な点を多く持つ主人公。

中越灯 – 上戸彩

中越灯(なかごし・あかり)はチカラの妻で12歳の娘・愛理と10歳の息子・高太郎の母親。アパレルショップで店長を務めている。

マンションに引っ越してきた途端、何かと住人の問題ごとに首を突っ込もうとするチカラを優しくいさめる日々…。

ゴーストライターとして著名人のエッセイを代筆するばかりのチカラには、自分の小説を書いてほしいという思いが。

優柔不断な夫・チカラとは対照的に明るく快活な女性。

道尾頼子 – 松嶋菜々子

道尾頼子(みちお・よりこ)は中越チカラ一家のお隣に住む女性。

優しく親切だが、どうやら占いにハマっているらしく、日々“今日のラッキーカラー”を全身にまとっている。

内容

第1話

東京のとある郊外に建つマンション。そこに、中越チカラ(松本潤)と妻の灯(上戸彩)、そして娘の愛理(鎌田英怜奈)と息子の高太郎(大平洋介)という1組の家族が移り住んでくる。優柔不断で困っている人を放っておけない性格の夫とテキパキしっかり者の妻に、ちょっぴり大人びた姉と無邪気な弟――そんな一家がやってきたマンションには、とても個性豊かな住人たちが暮らしていた。
さっそくチカラが遭遇したのは、全身を”今日のラッキーカラー”でまとめた隣人・道尾頼子(松嶋菜々子)。階下には複数の男性が出入りする謎の女性(ソニン)の部屋があり、さらには、ワケありそうな管理人の星譲(浅野和之)から「601には連続幼児殺人事件の犯人・少年Aが住んでいる」と聞かされ、いろいろと思いを巡らすチカラに、灯は「ご近所のことに首を突っ込まないように」と諭すのだった…。

 引っ越しから数日経ったある日、隣の部屋から悲鳴が!灯の忠告を思い出し、やや躊躇するチカラだったが、”引っ越しのご挨拶”を口実に、意を決して部屋を訪れてみる!
そこは、エリート会社員の木次学(小澤征悦)と妻・達代(映美くらら)、娘・好美(古川凛)が仲良く暮らす家なのだが…チカラは、知ってはいけない木次家に隠された秘密を覗いてしまい…!?

出典:となりのチカラ 公式HP

第9話(最終回)

マンション内で火事が起きたとの連絡が入り、表に避難した中越チカラ(松本潤)たち。幸いボヤで済むが、管理人の星譲(浅野和之)によると、どうやら火元となった603号室の住人・小日向(藤本隆宏)は自分で火をつけたとのこと…。ここのところマンション内のトラブルメーカーとして名前が挙がっていただけに、道尾頼子(松嶋菜々子)は「理事会を開いて即刻出ていってもらいましょう」と息巻く。
いつもなら真っ先に603号室を訪ねてもおかしくないはずのチカラだったが、これまでいろいろなことに首を突っ込みすぎていたことへの反省から、もう余計なおせっかいはしないと宣言。そんなチカラとは対照的に、今度は灯(上戸彩)が「これ以上トラブルになる前に話をしに行ったほうがいいんじゃないか」「でもいきなり出ていけっていうのは違うし…」と、チカラ顔負けの中腰っぷりを見せ始め…?
小日向への対処法やご近所との付き合い方にチカラが思い悩んでいた矢先、頼子の宣言通り理事会が開催され、半ば無理やりの「全会一致」で退去勧告をすることが決定してしまう! なんとか早まらないよう頼子を説得しようとするチカラだったが、その声は届くことはなく…。
やがて、これまでのボヤや水漏れなどは、すべて小日向が自ら命を絶とうとしていたことが原因だったとわかる。なんとか小日向を救いたいチカラに、ついにある案が! それはチカラ自身の過去とも向き合うこととなるのだが…。
一方、仕事も見つからず在留資格も切れてしまうマリア(ソニン)はベトナムに帰ることを決意。マリアに密かに思いを寄せるものの、ためらってばかりの上条知樹(清水尋也)に、チカラはしっかりと思いを伝えるようアドバイスを…。
そして祖母の清江(風吹ジュン)が施設に入り寂しさを抱える託也(長尾謙杜)、夫の学(小澤征悦)の元を去った達代(映美くらら)らも自らの思いに区切りをつけるときが来て…?

人間関係が希薄になり、みんなが自分の事ばかり考える世の中で、ただただ隣人の平和を願い続けたチカラ。
そのチカラが、たどり着いた衝撃のラストとは…!?そしてその時、一番の隣人、妻・アカリは何を思うのか…?

出典:となりのチカラ 公式HP

主な出演者

主な出演者(敬称略)は松本潤、上戸彩、小澤征悦、映美くらら、古川凛、ソニン、清水尋也、長尾謙杜、鎌田英怜奈、太平洋介、浅野和之、夙川アトム、勝地涼、風吹ジュン、松嶋菜々子です。

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