おすすめ度:96点(見てほしい)
タイガー&ドラゴンは2005年春にTBS系で放送。主演は長瀬智也さんと岡田准一さんです。子供の頃に両親を亡くして、笑うことを忘れたヤクザの山崎虎児(長瀬智也)が借金の取り立ての時に偶然見た寄席で落語の面白さを痛感!
虎児は面白い人間になりたいと借金の取り立て相手・林屋亭どん兵衛(西田敏行)に弟子入り!喧嘩腰の暖かい家族の絆に心が打たれます!
感想
落語のドラマですが、本物の落語家さん(春風亭昇太、鶴瓶)も出ているので、ドラマがしっかりとした感じになります。また、西田敏行さんの落語の演技もかなり凄くて、まるで本物。
毎回のテーマには「芝浜(しばはま)」「饅頭怖い(まんじゅうこわい)」「茶の湯(ちゃのゆ)」「権助提灯(ごんすけちょうちん)」「厩火事(うまやかじ)」「明烏(あけがらす)」「猫の皿(ねこのさら)」「出来心(できごころ)」「粗忽長屋(そこつながや9」「品川心中(しながわしんじゅう)」「子は鎹(こはかすがい)」と落語の題目がズラリ。
テーマに沿った物語の展開が現代風落語となって、楽しく落語を理解できました。
このドラマが放送されていたころだったかな、落語ブームの時があった事を思い出します。
虎児(長瀬智也)のヤクザと落語の二足のわらじですが、最終回での締めくくりは凄く良かったです。この展開は2020年に放送された「俺の家の話」に似ています。
「俺の家の話」を見てから「タイガー&ドラゴン」を見ると、なるほどな。キャスティングも似ているし、脚本も宮藤官九郎さんなので納得。
凄く楽しめたドラマです。
「おれの、おれの、おれのはなしをきけ~」のオープニングが頭から離れません。
登場人物
山崎虎児 – 長瀬智也
山崎虎児(やまざき・とらじ)は新宿流星会の一員だが、どん兵衛の落語を見たことからどん兵衛に弟子入り。高座名は林屋亭小虎(はやしやてい・ことら)
ヤクザ口調で高座に上がるこれまでにない落語が、下手なのに個性的で少しずつファンが付く。苦し紛れに出した「タイガー、タイガー、じれっタイガー」が客の心をつかむ持ちネタ。
谷中竜二 – 岡田准一
谷中竜二(たになか・りゅうじ)はどん兵衛の次男。落語のセンスは抜群だが、あることを理由に落語を辞めて裏原宿で洋服店『ドラゴンソーダ』を経営している。
落語と違って服のセンスは全くなく、売り上げはさっぱり。
林屋亭どん兵衛 – 西田敏行
林屋亭どん兵衛(はやしやてい・どんべえ)は竜二が店を開くための資金を大学時代の親友・中谷謙(現、新宿流星会組長)から借りて取り立てに来た虎児と知り合い、ひょんなことから師弟関係になる。
虎児に落語を教える度に虎児から10万円をもらい、その10万円を借金返済に充てる。
メグミ – 伊東美咲
メグミ(めぐみ)は美貌で多くの男性を虜にします。初めはキャバ嬢をしていましたが、本編が始まる前の特別番組でバスガイドに転職していた。
出身は青森で、青森に帰ったり、元夫が東京に来たときは津軽弁をしゃべっている。虎児とも男と女の関係なるが、竜二も狙っている。
リサ – 蒼井優
リサ(りさ)は竜二が経営する『ドラゴンソーダ』でアルバイトをしている。竜二からは「ブス」と言われるなど、散々な扱われ方をしているが、度が過ぎたときは蹴り飛ばすなど反撃もする。
まともな男が寄ってこない。
林屋亭どん太 – 阿部サダヲ
林屋亭どん太(はやしやてい・どんた)はどん兵衛の長男で、テレビのバラエティー番組に「リアクション芸人」として出演しています。抱かれたくないタレントランキングでナンバーワンになっている。
小話などしかできないため高座に上がることはない
林屋亭どん吉 – 春風亭昇太
林屋亭どん吉(はやしやてい・どんきち)は脱サラして林屋亭一門に入門し、どん太より先に真打に昇進する。古典落語一筋のスタイル。3人の姉のせいで女性不信となって40才独身。
林屋亭どんつく – 星野源
写真では上から2人目。
林屋亭どんつく(はやしやてい・どんつく)はあまり目立たないが、うるさい家族の中で欠かせない存在となっている。どん太のつまらないギャグに愛そう笑いしたり、どん太に馬鹿にされたどん吉をなだめる役回り。
林屋亭うどん – 浅利陽介
写真では上から3人目。
林屋亭うどん(はやしやてい・うどん)は林屋亭一番の若手。物静かですが、どん兵衛が一門を紹介するときにいつも名前を忘れます。どん兵衛が「名前なんだったけ?」と言って、「うどんです」と答えるのは定番。
組長 – 笑福亭鶴瓶
組長(くみちょう)の本名は中谷謙。今は新宿流星会の組長ですが大学時代、どん兵衛と落研で落語をしていた。その後プロになったときのコンビ名は『中谷中』。どん兵衛の人気に嫉妬してお笑いの世界から足を洗ってヤクザの世界に。
中谷銀次郎 – 塚本高史
中谷銀次郎(なかたに・ぎんじろう)は組長の息子で、将来、新宿流星会を背負うために、虎児の下で舎弟をして勉強中。虎児に憧れている。
内容
第1話
少年時代のある事件をきっかけに、笑いうことを忘れてしまったヤクザの山崎虎児(長瀬智也)は新宿流星会の組長(笑福亭鶴瓶)の融資した400万円を落語家の林屋亭どん兵衛(西田敏行)から取り立てることになります。
しかし、どん兵衛の芸を見て笑いに目覚めた虎児は、落語を1つ習うごとにどん兵衛に10万円の授業料を払い、どん兵衛はその10万円を虎児に返します。
しかし、入門して2ヶ月、虎児は昼は落語家、夜はヤクザとして暮らしていますが、まったく落語を覚えることができません。
一方、竜二(岡田准一)は父のどん兵衛の借りた資金で洋服店「ドラゴンソーダ」を経営をしていますが、あまりのセンスのなさに全く客が来ない。
そんなある日、虎児は組長から最近様子がおかしい息子の銀次郎(塚本高史)、竜二からは喧嘩して出ていった店員のリサ(蒼井優)の調査を依頼されます。
第11話(最終回)
ヤクザと落語家の二足のわらじを履いて、落語界に新風を吹き込み、引っかき回した虎児が銀次郎を人質にとったの目黒ウルフ商会に乗り込み警察に逮捕されました。
あれから3年。
出所した虎児を迎えに来たのはちびT(桐谷健太)だけ。新宿流星会は銀次郎が二代目を引き継ぎ、ウルフ商会の力夫(橋本じゅん)を舎弟として一大勢力を築いていた。
一方、林屋亭では虎児の逮捕劇の影響を受けて世間から冷たい目線で見られ、苦しい状態になっていたが、ここ3年で立ち直り、竜二が真打となり林屋亭どん兵衛の名前を引き継ぐことになっていた。
どん兵衛は隆治の襲名会を成功させるためにも一門の名を汚した虎児を許すわけにはいかない。虎児がこそっり寄席を見に行くとどん兵衛が虎児が名乗っていた虎児の名で口座に上がっていた。
虎児はどこに帰るべきか・・・。
主な出演者
主な出演者(敬称略)は長瀬智也、岡田准一、西田敏行、銀粉蝶、阿部サダヲ、猫背椿、江本花林、椎名明音、春風亭昇太、星野源、浅利陽介、笑福亭鶴瓶、塚本高史、宅間孝行、伊藤修子、伊東美咲、蒼井優、桐谷健太、荒川良々、尾美としのり、半海一晃、松本じゅん、洞口信也、廣石恵一、河本準一(次長課長)です。
出演者の出演作品
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