【空飛ぶ広報室】を手短にご紹介｜個性あふれる航空幕僚監部広報室（空爆広報室）！東日本大震災被災者に希望を！

しかし、リカは自分でも気が付かないうちに空自よりの目線になっしまい、報道の何たるかの壁にぶち当たります。帝都テレビのニュース番組でゲストが空自を酷評したことをきっかけに帝都テレビと空自との間に溝ができます。

結果、世間での空自の評判が悪くなって、リカの空自の密着取材は中止となります。リカは空井と距離を置いてしまい、空井もリカとの距離感が分からなくなり、2人が会う事はなくなりました。

数か月後、世間の空自への悪評が収まって、リカの空自への取材が再会する矢先に東日本大震災が起こります。地震当日に松島基地にいた空井はリカに”自分は無事である”メールして救助・復興活動を行います。

その後何度かリカと空井はメールでやり取りをしますが、地震から3か月後、空井は志願して松島基地に配属となった事をきっかけにリカにメールの終わりを告げます。

地震から2年後、リカは阿久津チーフ（生瀬勝久）から地震当時や復興の様子を松島基地に取材に行くように言われます。

リカは悩みましたが、久しぶりに会った空幕広報室の人たちに後押しされるように松島基地に行くと、リカは空井と再会します。

久しぶりに再会したリカと空井ですが、つらい経験をしてきた空井は地震当日の様子を涙を流しながら話します。リカも報道の難しさを痛感した当時の事を思い出し泣き崩れます。

取材が終わったリカは空井に駅に送ってもらい別れますが、定年退職して復興活動に協力していた鷺坂がリカが松島に来ている事を聞いて会いに来ました。

リカは鷺坂と震災の被害に会った人たちの話を聞くと、明日行われるブルーインパルスの飛行訓練を街の人たちと見る事を提案します。

翌朝、リカは駅前でビラを配ります。訓練時刻になると松島基地の周辺に人が集まり元気に飛び回るブルーインパルスに手を振ります。

リカは空井と会わずに帰るつもりでしたが、ブルーインパルスが飛ぶ姿を見ると空井への気持ちが高ぶります。基地の中で見ていた空井もリカへの気持ちが高まります。

リカは空井の元へ走り、空井もリカの元へ走ります。2人は出会うと抱き合います。

数か月後、リカと空井は結婚しています。空井は松島基地、リカは帝都テレビで仕事をして離れて暮らしていますが、同じ空の下で2人は繋がっています。