おすすめ度：85点（おすすめ）
悪女（わる）は2022年春、日テレ系、毎週水曜夜10時に放送。主演は今田美桜さんです。
ワークライフバランスや副業、リモート会議･･･『働き方』が大きな転換期を迎えている今、底抜けに明るいポンコツ新入社員が持ち前の明るさと、小ずるい出世メソッドを武器にして出世の階段を駆け上がる！
内容と感想
第1話
田中麻理鈴（今田美桜）は配属先は備品管理課。部屋はビルの下の方。オウミの姥捨て山にいきなり配属。麻理鈴はやる気満々だが、峰岸（江口のりこ）たち先輩たちは全くやる気なし。
峰岸に言われて、企画開発部に備品を届けに行くと、小野（鈴木伸之）に手足のように扱われる。営業1課に行くと、備品を届けるために大声で叫ぶが、部屋を間違えてしまう。
それでも元気いっぱいで、名前に特徴がある麻理鈴はみんなに覚えられます。それを見ていた仕事に苦戦して名前もなかなか覚えてもらえない大井（志田未来）はギョロっと麻理鈴を見る。
大井は2020年のコロナ入社。入社してすぐオンライン動画で研修を受けただけで、配属後もリモートばかりで仕事の経験もうまく積めずに3年目を迎えていた。
麻理鈴は峰岸に仕事をくれと付きまとうと、このビルの清掃スタッフ全員の顔と名前スケジュールを覚えるように指示を受けます。麻理鈴はビルの中を走り回って清掃員に声をかけまくる。
清掃スタッフの中で山瀬（高橋文哉）と仲良くなる。
麻理鈴は1ヶ月前に落ち込んでいた時に、自分を励ましてくれた人がオウミの社員であると峰岸に話して、その人を探すが見つからない。
麻理鈴は偶然見つけた大井と食事に行く。今、営業1課で大きな徳田家具案件を契約しようとしているがその発端は大井。だが、大井は徳田社長の質問に答えられなかったことを悩んでいた。
調子に乗ってお酒を飲む麻理鈴は他の客と仲良くなって飲み比べ＆早口言葉勝負をすると、酒に強い麻理鈴は勝って、おごってもらう。
徳田家具との契約の日、徳田社長がいきなり撤回を言い出し、会議が中止。何もしない大井に麻理鈴はあきらめないように食い下がるが、大井は怒って部屋を出ていく。
会議室を掃除していた山瀬は徳田社長の趣味は釣りだと麻理鈴に話すと、麻理鈴はいいことを思い出したと走り出す。山瀬は徳田社長がトイレでキャスティングの練習をしていたのを見ていた。
すると、麻理鈴は峰岸に言われて考え直した大井と備品課にあったノベルティーのルアーを持って釣りをしている徳田社長に会いに行く。
大井は自分の思いを徳田社長にぶつけます。この前、しっかり答えられなかった徳田家具の魅力を話す。大井は徳田家具の机と椅子を使って、リモートで仕事をしてた。
徳田社長はネット販売で安物の家具と徳田の家具が写真で並べられるのが嫌だった。すると、麻理鈴は海に飛び込み、大海原に飛び込むことを徳田社長に見せます。
すると徳田社長のオウミのルアーに大物がかかります。
徳田家具との契約は上手くいきます。課長には勝手なことをしたと怒られますが、大井には心地いい。
麻理鈴とあこがれの人との出会いはスカイダイビングだった。その人はスカイダイビングのインストラクターもやっているT・Oさんだった。落ち込んでいた麻理鈴が何もかもうまくいかず、空から飛び降りようとしたときに怖くて躊躇したがそれを後押ししてくれた。
峰岸にそのことを話すと、出世したら好きなことができるT・Oとも会えると麻理鈴に教える。その気になった麻理鈴は峰岸のアドバイスで出世することを目指す。
峰岸は管理職名簿を麻理鈴に渡す。
峰岸は最年少で女性役員になるはずだった人材だった。峰岸は島田専務（小木茂光）に連絡すると、麻理鈴は人事部に異動になる。
これ、あの若い時のジャッキーチェン系のやつだ！おじいさんに修行をつけてもらっていつの間にか強くなっているパターン。麻理鈴の無限の元気も見どころ。T・Oさんとは無事に会えるかな？
T・Oさんの正体も楽しみだな～。
全話見終えて
T・Oさん（向井理）の正体は？と、麻理鈴（今田美桜）があこがれるT・Oさんに少しでも近づこうとする前半。結局は海外事業部の田村収さんとわかるが、同時に田村が峰岸（江口のりこ）と何か企んでいる様子…。
田村と峰岸がやろうとしていたのは、女性管理職の割合を5割にする。通称JK5。JK5とは麻理鈴がつけた名前だが、この名前が普通に使われるようになる。
JK5は理想の会社への道。と考えていたのですが、管理職になりたい女性はそんなにいない。
そして、最終回。
峰岸は強引に女性を管理職にしようとするが、女性社員だけでなく、男性社員からも不満の声が上がり、退職に追い込まれた男性管理職からも週刊誌にJK5の闇を載せられてしまう。
峰岸は窮地に追い込まれ、説明会を開くことになるが、会見の場で麻理鈴に助けられる。麻理鈴が目指すのは峰岸とは違って、強引ではなく、女性が活躍する自然な道を切り開いていく方法。
麻理鈴は管理職を目指す。峰岸を目指す。と話すと、峰岸も少し考えが変わったようだ。峰岸はJK5推進室に男性を入れることを発表して、現社長・島田の前で次期社長を目指すことを宣言して、会見は丸く収まる。
すべては麻理鈴のおかげ。そして、田村も推進室に入る。田村は麻理鈴が探していたT・Oは小野忠（鈴木伸之）と勘違いして、物語は終わる。
いつの間にか㈱オウミを舞台に働く女性、女性管理職を促すドラマになっていた。管理職は性別で決めるものではない。能力で決めるもの。能力が高すぎる峰岸は底辺が見えなくなっていたのだろう。
女性管理職と言っている間はダメだろうな。でも、今の日本はその程度の認識だろうな。そのうち、管理職はAIに置き換わるかも。
相関図
登場人物
田中麻理鈴 – 今田美桜
田中麻理鈴（たなか・まりりん）は三流大学を四流の成績で卒業し、運よく大手企業に入社した落ちこぼれ新入社員。
大食い＆酒豪でお調子者な上に他人の悪意に対して異常に鈍感で、気づけば彼女のために一役買おうとする気にさせる特技の持ち主。
峰岸雪 – 江口のりこ
峰岸雪（みねぎし・ゆき）は麻理鈴と同じ窓際部署にいる先輩社員。
その過去は謎だが、麻理鈴の可能性に気づき、時に優しく、時に冷たく出世の手助けをする。そして、奮闘する麻理鈴を見ているうち彼女の中で眠っていた野望に再び火がつく…！
T・O – 向井理
T・O（ティー・オー）は麻理鈴が一目惚れした“運命の人”。同じオウミの社員だと言うが、部署も名前もわからず、イニシャルだけが頼みの綱。
内容
第1話
田中麻理鈴（今田美桜）は、超ポジティブだけど少々ポンコツな新社会人。大きな夢を抱いて大手IT企業「オウミ」に就職した彼女は、会社の地下にある「備品管理課」に配属される。
そこは、会社のお荷物社員が集められた“姥捨て山”。麻理鈴は、クールな先輩社員・峰岸（江口のりこ）から「あなたは何も期待されていない」とバッサリ。備品を届けた花形部署の小野忠（鈴木伸之）や他の社員たちからも邪険にされる。しかし、そんな悪意にもまったくメゲないのが、田中麻理鈴！それもそのはず、彼女が一生懸命働きたい理由には、“運命の出会い”が絡んでいたのだ！
麻理鈴は峰岸に「もっと仕事がほしい！」と付きまとう。根負けした峰岸は「ビルの清掃スタッフの顔と名前を覚えなさい」と謎の指示を出し、麻理鈴は言われた通りに、山瀬（高橋文哉）をはじめとする清掃スタッフとコミュニケーションを取るようになる。
一方、営業部で働く若手社員・美加（志田未来）も麻理鈴を疎ましく思う一人。「コロナ年入社組」と呼ばれ会社に馴染めずにいた美加は、入社早々皆に名前を覚えられている麻理鈴のことが気に入らない。
そんな中、美加のピンチにまったく関係ない麻理鈴がしゃしゃり出て――！？
オトナたちの常識をぶっ壊し、こずるく楽しく出世していく…規格外の新入社員・田中麻理鈴の会社員生活が今スタートする！出典：悪女 公式HP
第10話（最終回）
「女性の管理職五割計画」（通称：JK5）が、「オウミ」に不協和音を生んでいる…！初めて峰岸（江口のりこ）に反発した麻理鈴（今田美桜）は、「JK5」から
早速「JK5」に「分室」を作った麻理鈴は、企画開発部で孤立してしまった笹沼（ソニン）や、仕事と育児を巡って離婚の危機に陥ったマミコ（桜井ユキ）の問題を解決しようと奔走し始める。一方、T・Oさん（向井理）が影でリストラを進めていると疑っていた小野と山瀬（高橋文哉）は、彼の目論見を知り…。社長の島田（小木茂光）から「JK5」の打ち切りをチラつかされ、焦る峰岸。一方、麻理鈴は、笹沼やマミコが直面している問題を解決するためには、働く男性が抱えている課題にも向き合う必要があると気付くが、「管理職研修」からは人がどんどん離れていき…。それでもメゲることなく、梨田（石橋静河）や川端（近藤春菜）の協力のもと、社員が匿名で悩みを相談しあえる場所＝「雑談ルーム」をウェブ上に開設した麻理鈴。すると、相手を否定しないというルールが課せられた「雑談ルーム」には、社員たちの様々な本音が集まり始め…。
そんな中、「JK5」を巡って思いがけない事件が発生！峰岸は責任を問われる立場に陥ってしまった。麻理鈴は、峰岸と共に仕事を続けるために、そして「オウミ」の未来のために、最後の賭けに出る！
出典：悪女 公式HP
主な出演者
主な出演者（敬称略）は今田美桜、江口のりこ、鈴木伸之、高橋文哉、向井理、志田未来、荒巻慶彦、石田ひかり、和田雅成、渡辺江里子、石橋静河、近藤春菜です。
