【初恋の悪魔】を手短にご紹介|マーヤーのヴェールをはぎ取る!まるで、レ〇ター博士?恋と殺意がわからない?

見てほしい(90点以上)
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おすすめ度:90点(見てほしい)

 初恋の悪魔は2022年夏、日テレ系、毎週土曜夜10時に放送。主演は林遣都さんと仲野太賀さんです。警察署に勤めているが俺たちに捜査権はない!小洒落てこじれたミステリアスコメデイー。

感想

第1話

停職処分中の鹿浜(林遣都)にとって美しい事件と想像を絶する残酷な事件、ミステリアスな事件で、これを解決するために刑事になったのだが、実際はそんな事件は起きない。

鹿浜は近所に住むいかにも犯罪を起こしそうな森園(安田顕)の事を気にしていた。

雪松所長(伊藤英明)は刑事だった馬淵(仲野太賀)の兄・朝陽(毎熊克哉)を殺したのは鹿浜だと睨んでいた。

そんな中、入院している子供・野田君が病室から飛び降りて死亡するが、同室の松本君の証言では野田君は担当する堂島医師に殺されたという。野田君はこの証言後病状が急変してICU(集中治療室)に入る。

しかし、堂島先生はその時間他の病室にいたことが分かっており、警察の判断ではシロ。さらに野田君は花としゃべることができると、意味不明なことウィっていた。尾白課長(瀬戸カトリーヌ)たちの判断で野田君の死亡は病気を苦にしての自殺の方向で進む。

総務課総務係の馬淵は会計課の小鳥(柄本佑)とともに事件の真相を探ろうとするが無理。雪松署長に教えてもらった鹿浜のところに相談に行く。

すると、鹿浜もまた非現実的なステリアスな世界観を馬淵と小鳥に話し出す。鹿浜はこの医者はシリアルキラーだと決めつける。

松本君容体が悪化して、明日、堂島先生が手術することになる。被疑者が証言者を手術する…。殺すこともできると、服部刑事(佐久間由衣)は心配するが、尾白たちは服部を馬鹿にして気にしない。

服部に好意を持つ白鳥は自分たちで事件を解決しようと馬淵を誘い、資料室に行くと野田君は自殺しないと独自に捜査しようとしていた生活安全課の鏑木(松岡茉優)と出会う。

馬淵は鏑木と小鳥を連れて鹿浜に会いに行き、自宅捜査会議が始まる。「マーヤーのヴェールをはぎ取るんだ!」(本質を見抜く)とやる気を出す鹿浜。

馬淵は自殺の線で話をするが、白鳥は堂島医師の殺害を主張する。病院ぐるみの医療ミス隠ぺいの可能性を話すが、鹿浜たちは非現実すぎると否定する。今度は鹿浜が窓から見える別室の少女・島倉栞奈の死が関連していると話す。すると、松本君が野田君を殺害したと言い出すと、馬淵は驚くが、全く同期が分からない。

鏑木は野田君は好きな子が死んで自殺したと鹿浜の意見を変化させるが、鹿浜には好きな子が死んで自殺する考えが理解できない。

4人の議論が進み、堂島は緊急搬送されてきた有名人の患者の手術を優先して、栞奈の手術は途中で放置されていた。本質はこれだと分かるが、野田君が自殺した理由や松本君が堂島医師が殺したと証言したことが理解できない。

白鳥は病院で松本君の手術を心配している服部に事件の真相を書いた紙飛行機を飛ばすの、服部はその紙を口木刑事(味方良介)に渡すと、口木が事件解決の手柄となる。

馬淵は鹿浜が怪しい人だと思うが兄を殺したとは思えない。

鹿浜は鏑木を見るとドキドキしたことで、「自分は鏑木に殺意を覚えているのかもしれない」と馬淵にこぼすが、鹿浜は恋を理解できない。

馬淵は雪松から朝陽を殺した真犯人を見つけろと指示を受けて、再び鹿浜に近づく。と、ここで1話が終わる。

馬淵は鹿浜の力を借りて兄・朝陽を殺した真犯人を探すことになりそう。たぶん、小鳥と鏑木も協力するんだろう。バリバリの刑事じゃなくて、中途半端な警察職員の事件解決は面白そう。

味方良介さんはまたもや、ちょっとズルい役をやっている。これもそろそろ定番になってきたな。

鹿浜の超非現実的な発想も脱線するレクター博士みたいで面白い。この4人と服部刑事の連携も楽しめそうだ。

そして、雪松署長と馬淵、鹿浜と森園、とか面白そうな関連がたくさんあって楽しみです。

全話見終えて

鹿浜(林遣都)の家での自宅捜査会議は「マーヤのベールをはぎ取るんだ」のかけ声とともにどこからか持ってきた事件現場の模型の中に鹿浜、馬淵(仲野太賀)、小鳥(柄本佑)、鏑木(松岡茉優)の4人が入り(あくまでも想像の中)、事件を解決していく。

しかし、毎回起きる事件を解決していきながら4人の均衡も崩れていく。

馬淵は兄・朝陽(毎熊克哉)の殉職について信じていた雪松署長(伊藤英明)に不信感を募らせていく。そして、いつしか鏑木の事を好きになる。その鏑木は二重人格。本来の鏑木は生理的に鹿浜の事を嫌いなのだが、もう一人の鏑木は鹿浜とうまくやっていく。

いつしか鹿浜は別人格の鏑木を好きになり、しばらく一緒に時を過ごす。小鳥は性格がひん曲がっているせいか、好きな服部刑事(佐久間由衣)を陰ながら支えていく。そのくせ、面と向かって話すと不愛想で服部刑事は小鳥が自分のことを嫌っていると思い込む。

4人の中で馬淵、鏑木、鹿浜の三角関係ができる中、小鳥は3人の協力のもと服部刑事に手柄を上げさせる。

事件を解決していきながら馬淵の兄・朝陽の殉職について、雪松の息子・弓弦(菅生新樹)が厄介な殺人鬼だと分かる。弓弦は12才の時、アウトドアクラブのキャンプで友達4人で遊んでいたが1人の同級生をたまたま?殺してしまう。

弓弦には殺す気はなかったが、父・雪松に相談したところ事故死に見せかけるように指示を受け、その少年の死は事故死として処理された。他の3人の友達はのちにその責任から逃れるために、警察に自首しようとするが弓弦は次々と殺してしまう。

結局、友達を殺すたびに弓弦をかばう雪松なのだが、捜査担当していた雪松にとってはそれは容易なことだった。雪松は弓弦の代わりに次々と犯人をでっちあげ、そのことを知った馬淵の兄・朝陽(毎熊克哉)を殺していた。

この朝陽の死の真相についてはこのドラマにとって重要な要素なのだが、それ以上に重要なのが鹿浜の初恋。鹿浜の初恋相手が鏑木の別人格なのだが、別人格の目的は雪松によって犯人されて逮捕された恩人の淡野リサ(満島ひかり)の冤罪を証明すること。

なので、事件が解決すると鏑木の別人格は現れなくなる。鹿浜にとってはかなりの大ダメージで、鹿浜は前に戻っただけだと自分を言い聞かせる。しかし、鏑木の別人格が別れを告げるために現れると鹿浜はひと時のしあわせに包まれるのだった。

しかし、やっぱり、鏑木の別人格とは別れなければならず、鹿浜の初恋は終わる。そして、馬淵、鏑木、小鳥がやってきて第9回の自宅捜査会議を開いて物語は終わる。

この捜査はたぶん小鳥が服部刑事のために持ってきたネタに違いない。

鹿浜の隣人の森園(安田顕)ですが、元弁護士のミステリー小説家でした。へんてこな行動をしていたのは”小説家あるある”だそうです。

こんな風に個性豊かな人たちが織りなすドラマなのですが、視聴率が苦戦し、放送時のネットの評判でも”いまひとつ”な意見が目立ちました。しかし、私は結構好きでいたね。

個性派ぞろいキャラクターが面白く、鹿浜の初恋が鏑木の別人格で最後は消えてしまうとは…。そんな鹿浜が自分に前に戻っただけと言い聞かせるとこなんて最高です。鹿浜を応援しながら笑ってました。

鹿浜だけじゃなく、ひん曲がった性格の小鳥や、馬淵のボケ・ツッコミ。いや各自のお互いのボケ・ツッコミは笑ってばかり。このドラマ良かったんじゃないかな~。

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相関図

登場人物

鹿浜鈴之介 – 林遣都

鹿浜鈴之介(しかはま・すずのすけ)はあるヘマをして停職処分中の刑事。なぜか大きな洋館にひとりで住んでいる。

推理マニアで凶悪犯罪に目がなく、挙動不審で奇異な行動を見せる隣人の森園に目をつけ、嬉々として観察している。

停職中なのに、なぜか悠日、星砂、琉夏たちと刑事課の事件を”推理”することとなり。

馬淵悠日 – 仲野太賀

馬淵悠日(はぶち・はるひ)は総務課の職員。交通安全ポスターの配布から、コピー用紙の補充まで雑務を担当する日陰的な部署に勤める。

自分が負けることで、他人が勝つ人生がある、それが自分のモットーと思っている。

刑事だった優秀な兄を亡くしている。ある時署長の雪松に命じられ、鈴之介に近づくが。

鏑木星砂 – 松岡茉優

鏑木星砂(つみき・せすな)は生活安全課で万引きなどを担当する刑事。

かつては県警捜査一課に所属し、果敢に凶悪事件にも向き合ってきた。

そんなこともあってか服装はいつも同じスカジャンスタイルで、言葉使いも乱暴でぶっきらぼう。しかし、実はそれは本当の彼女の姿ではなく…。

小鳥琉夏 – 柄本佑

小鳥琉夏(ことり・るか)は会計課に勤めており、非常に細かい性格で堅物。

刑事たちの精算にも非常に厳しい。一方で空想癖もあり、よく持論を説くところがあるので署内ではやや敬遠されている。

そんな折、自分の話をいつも真剣にそして親身に聞いてくれる渚に想いを寄せるようになる。

内容

第1話

とある病院に長期入院中の少年・新(柴崎楓雅)が、病院の中庭で遺体となって発見された。飛び降り自殺かと思われたが、新と同室だった入院患者の少年・大希(髙橋來)が事情聴取で、新は担当医師の堂島に殺されたと証言。その後、大希は病状が悪化して危篤状態に陥った。新の死は、医師による殺人の可能性も出てきた。

境川警察署・総務課職員の悠日(仲野太賀)は署長の雪松(伊藤英明)から、ある失敗をして停職処分中の刑事・鈴之介(林遣都)の監視を命じられる。刑事だった悠日の兄は、捜査中の事故で殉職したのだが、雪松は鈴之介がその死に関わっているかもしれないと告げる。思いがけない命令に、戸惑う悠日。

悠日は、鈴之介の家を訪ねることに。鈴之介は大きな洋館に一人で住んでいた。悠日は、署内で行っているアンケート調査と称して鈴之介から話を聞く。過去に起こった世界の猟奇的犯罪について、熱っぽく語る鈴之介。彼は、凶悪犯罪愛好家の推理マニアだった。
そんな折、悠日は会計課の琉夏(柄本佑)から、頼みごとをされる。現在所轄で捜査中の病院での転落死事件の真相を突き止めてほしいというのだ。

細かい性格で刑事たちの精算にも厳しい琉夏は、署内では敬遠されがち。そんな中、刑事課の新人刑事・渚(佐久間由衣)は、いつも琉夏の話を真剣に聞いてくれる。そんな渚に密かに心を寄せる琉夏は、刑事課内でポンコツ扱いされる渚に手柄を立てさせたいと考えたのだった。突拍子もない申し出に、またしても戸惑う悠日。彼は断ろうとするものの、鈴之介のことを思い出す。

悠日は、琉夏を連れて鈴之介の屋敷を訪ねる。事件の概要を聞いた鈴之介は、医師がシリアルキラーである可能性が高いと興味津々。3人は、捜査会議を始めるが…。
悠日と琉夏は独自で捜査するため、捜査資料管理室に侵入。すると、なぜか生活安全課の刑事・星砂(松岡茉優)がいた。悠日と琉夏は、星砂も病院の転落死事件を調べていると思い込み、彼女に協力してほしいと頼む。
かくして、捜査権のない4人が事件解決に乗り出した。少年の転落死は自殺なのか、それとも殺人なのか?事件の裏に隠されていた秘密とは!?そしてこの妙な4人の組み合わせが、思いがけない事態を巻き起こしていく———。

出典:初恋の悪魔 公式HP

第10話(最終回)

父親・雪松(伊藤英明)の犯罪を告発した弓弦(菅生新樹)を鈴之介(林遣都)宅に保護し、雪松のもとへ向かう鈴之介と悠日(仲野太賀)、そしてその留守を預かる星砂(松岡茉優)と琉夏(柄本佑)。

途中、鈴之介と悠日は琉夏からの着信履歴に気付き折り返す。しかし一向につながらない。嫌な予感がした2人は、すぐさま鈴之介宅に引き返す。到着した2人は玄関先に散らばる血痕を見つけ固まる。そのとき、ドアが開き、中にはおにぎりを頬張る弓弦が一人待ち受けていた。

出典:初恋の悪魔 公式HP

主な出演者

主な出演者(敬称略)は林遣都、仲野太賀、松岡茉優、柄本佑、伊藤英明、安田顕、田中裕子、佐久間由衣、味方良介、瀬戸カトリーヌ、萩原みのり、西山潤、毎熊克哉です。

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